朝一で外水道からの水汲みをした。
お風呂にはまだ半分近く残っていたので、
前日よりは少しだけで終わりにした。
雑炊の鍋も、外水道で洗い、
じゃがいもも 外でしゃがんで洗った。
江戸時代の長家の井戸端のようだと思った。
家の中では、炊飯器が3日ぶりに湯気をたてていた。
IHが使えるようになり、楽に、じゃがいもと白菜のたくさん入った味噌汁を作った。
瓶詰めの鮭フレーク、はちみつ梅干し、
福島名物イカにんじん、炊きたてのご飯が、
何よりのご馳走だった。
電気が来て、母は実家のコタツやヒーターのスイッチを心配して、叔母(母の妹)を呼んだが、ガソリンスタンド付近で大渋滞で来られず。
私はガソリンが少なくて心配なので、タクシーを頼んだ。
往復タクシーで、スイッチを切りに行き、
往復タクシーで、スイッチを切りに行き、
宅配の牛乳や、病院の目薬などを持ち帰って来た。
お煎餅やハッサクや、パウンドケーキ2種類も、持ち帰って来たので食料が増えた。
お煎餅やハッサクや、パウンドケーキ2種類も、持ち帰って来たので食料が増えた。
夜は、買い置きの塩ホッケを焼き、
白菜と油揚げの味噌汁。
15日火曜日
一度停電で溶けて、固まったまま凍ってしまった、ヨコミゾの冷凍餃子と、発酵して酸っぱくなったキムチを、中華スープにした。
大根とツナのサラダも。
原発爆発したので怖くて、この日は給水にも行かず、買い物も行くだけ無駄かと思い、家にいた。
テレビが見られるだけでも、ありがたいし、携帯もいくらでも充電できる幸せを実感。
灯油が少ないので、停電のときのように、ダウンを着たまま生活して、節約。
日本じゅうのことを考えて、照明も最小限にしている。
長男や長女のところは、不自由な思いをして、計画停電に協力しているのだから、無駄使いは出来ないと思う。
今までが、無造作に無駄使いしすぎだったと、しみじみ思った。
16日水曜日
今日は朝 外水道も出ない。
インスタントのワカメスープ、
缶詰めのマグロステーキ、炊きたてご飯。
昼は、3個だけ残っていた、豆餅を焼き、
袋入りの餡をつけたのと、
3個だけ残っていた卵を、
2センチの水でレンジ容器で茹でて、
1個ずつ。
残った2センチのお湯でオシボリを作り、
残った2センチのお湯でオシボリを作り、
顔や手足を拭いたら、サッパリした。
もう5日もお風呂に入っていない。
午後、原発は怖いけど、給水に出掛けた。
最初の頃は、畑の水不足に使うような、
軽トラにタンクを積んだような給水で、
ペットボトルなどに入れるには、
桃の里マラソンの時に使っている、
麦茶入れクーラーポットを並べて給水していたのだけど。
今日、行ってみると
ちゃんとした蛇口が、たくさん並んでいて、
量も制限されなくなっていた。
もっと容器を持って行けば良かった。
ドラッグストアは大行列で諦めた。
ガソリンも灯油もなかったが、
ATMが動いていて助かった。
ホームセンターで、
マスク、ラップ、デオドラントスプレー、手のアルコール消毒、下着用シート、マウスウォッシュ、キシリトールガムなどを買った。
ダメもとで、コンビニにも寄ってみたけど、
見事になーんにもない。
買えたものは、
のど飴、ぷっちょ、チョコウエハース、じゃがりこ、カルピスアイス。
ふざけて冗談言って、笑っているけど…
実は毎日、朝、昼、晩、
母と娘に何を食べさせたらいいのか、
頭を悩ませる。
この状況がいつまで続くのかと、
途方に暮れる…
もっともっともっと、
大変なつらい目にあった人は、たくさんいるのだから、こんな悩みは贅沢かも知れないけど。。。
ふと思う。
風とともに去りぬ
スカーレット オハラ
憎い恋敵のメラニーのお産を助け、
ふと思う。
風とともに去りぬ
スカーレット オハラ
憎い恋敵のメラニーのお産を助け、
頼りないピティパット叔母を抱えて、
砲火の中を逃げるシーン
母を亡くし、子供のようになった父と、
母を亡くし、子供のようになった父と、
甘えん坊や我が儘なだけの妹たちと違い、
タラを守るため1人道を切り開くスカーレット
私も前を向いて、進まなければ。
私も前を向いて、進まなければ。