頑張って

揃えた一張羅で

参戦したライブで。

 

わたしは

目撃する。

 

ロリータファッションに

身を包んだご令嬢。

ゴシックスタイルの紳士に

凛とした着物の女性。

 

そこは思い思いの

装いをした様々な

個性のるつぼであった。

 

もちろん

一般的な服装をした人も多かったし

会社帰りだろうか

という雰囲気の人もいたが、

間近でそういった格好の

しかも集団で見るのは初めてで。

 

彼らの姿が

アリプロジェクトの

ライブに来たんだという

高揚感を煽ってくれていた。

 

そして

湧いた気持ちに

気付かされる。

 

いいなあ。

あと十年若かったらなあ。

 

………。

 

着たがってる。

わたし

着たがってる。

 

ファッションの

ファすら

興味持たなかった、

避けてきた

この、わたしが?!

 

すごい振り幅だが、

 

ひらひらで

ふりふりで

ふわふわで

 

今まで

全く縁のない

それらを

 

わたしは

存外

好きらしい。

 

というのを

だんだん

自覚していくことになる。

 

そして

それは

思わぬ方向で

わたしは

叶えるのだった。