令和7年9月1日(月)

俺の本棚~面白いッ書 第761回

LPGAは、山下・古江が7位タイ(91千$)、岩井・姉と畑岡が13位タイ(66千$)、以下、竹田20位と5人は下位に沈んだ。

 

日本男子は、27才・小齊平優和が初優勝。 道産子・片岡は25位、植竹31だった。

女子は31才・鈴木愛が21勝目。 30勝の永久シードを目指してこれから貪欲に優勝を目指す、と決意を述べていた。 道産子の阿部未悠が4位(430万円)、内田30位、政田53位だった。

 

 

楡周平「飛賭(とばく)」(Oさんから借用の新刊)

・・・驚いた、楡周平らしからぬ、鳩レースを賭博にした物語である。 鳩が飛ぶ、だから「飛賭」という題名にしたのだろう。

巨額飛び交う違法ギャンブル。 元締めのマフィヤが闇ビジネスを拡大させる。 鳩レースは麻薬である。 帰還した鳩の順位だけでは無く、マフィヤ同志の面子を賭けた桁外れのニギリがデカイ。 のめり込んで、縄張りや、全財産の全てを失う危機感、満載である。 だから、必死に勝ち続けるしかない。 ・・・普通は数百キロ離れた所で放鳩して帰着順で優勝が決まるが、途中で天敵に襲われて命を落とす危機もある。 しかし、台湾の鳩レースは、洋上数百キロで放鳩する過酷なレースで、途中の休翼する所が無く、力尽きる鳩が続出し、帰着数は1%という。

・・・こんなウラ情報を膨大に集めてストーリーを練る。 作家とは、呆れるほどの優れた頭脳と創造性を兼ね備えた、バケモノだと、心から尊敬する次第である。

 

 

堂場瞬一「ニュースが消える日」(Oさんから借用の新刊)

大手全国紙の整理記者を辞め、実家の印刷所が発行する「地方紙」の編集長になった男の物語。 地方都市には事件は少なく、刺激に乏しい紙面になっている。 そんな中、若き市長が自宅前で何者かに襲撃された。 この市長はSNSで地方市長の政策に付いて、結構、攻撃的な批判を発信していた。 そして又もや、高速道路で当て逃げされた。 犯人は、何故、市長の動向を知っているのか? もしかして、テロなのか? この編集長には、情報収集の武器としての、人手も拡散力も速報性もない。 しかし、この事件の深層を誰よりも深く、正確に報道してやる、と決心するのだった。 (作者は元・新聞記者だった、という事を、今回初めて知った)

 

 

茨城県知事選挙中であるが、現知事のパワハラで13人もの自殺者が出ている事は、一部、週刊誌で若干報じられただけで、後追い記事が続いていない。 どんな圧力が掛かっているのか、または、先の週刊誌情報がガセだったのか? アト二人の新人が立候補しているが、もしかして兵庫県知事のように再当選となるのか? 茨城県民の意識や、如何に? 

・・・伊東市長の学歴問題も騒々しい。 あの女市長は完全にアウトと思うが、不信任案決議された後はどうなるのか? 議会解散して、まさか、再当選するとは思われないが、さて?

・・・兵庫県知事も騒動が一向に治まらない。 延々と続く政治不信、二度目の不信任案が出ない議会が不思議。 いつか、司直の手による裁きがあるのだろうか? これだけ長い県政混乱は、信じられない次第である。

(ここまで1,300地超え)

 

令和7年(2025)9月1日(月)