俺の本棚~面白いッ書 第816回

令和8年7月13日

道新の川柳がイイ。 「年金日、滞在短し、渋沢氏」 ・・・家内と思わず爆笑である。 トンチが効いて、アタマのイイ旭川人に、100点満点をあげよう。

 

大相撲名古屋場所が始まった。 相変わらず、初日から西の花道席に、鶏肉問屋の大女将と、東花道席には、高級クラブのママ風が和服姿で、その隣にはヤクザの親分風?の男が顔を見せている(彼らコンビの正体は知らない・・・) この二組は恐らく15日間の皆勤賞だろう。 初日の向こう正面、行司の真後ろに、丁髷を結った(・・・あれは絶対カツラじゃない)、口髭と裃姿の客がいる。 まるで信長のようだ。 名古屋場所にはいつも大村崑が姿を見せるが、この信長には敵わないだろうなァ。 彼はこれから信長姿で何回出てくるんだろう?

今場所は見どころ満載である。 まず、先場所優勝の関脇・若隆景の手術しての休場、休場明けの大の里・豊将龍の両横綱はどれだけの星を残せるか、大関・霧島が13勝以上の優勝で横綱を奪い取れるか、カド番大関の琴桜は勝ち越せるか、大関陥落した安青錦が10勝して大関復活なるか? ・・・初日、負けたのは大の里のみ。 正に小波乱の幕開けである。

我が同い年の石川・小松市出身のMから応援を頼まれた、幕下21枚目・可貴の最も近い本場所である。 恐らく応援団が大挙して押し寄せているかと思うが、早い時間のテレビでは、中々、目に出来ない。 また、愛知県出身の前頭・藤凌駕への声援が凄い。 ・・・ご当所力士として二人は勝ったし、我が一山本も・・・。 有望力士の早期の出世を期待しよう。

 

床屋を代えてから3年になる。 元会社の一回り後輩のH君もここの客である事を聞いていたが、今回、初めて同じ時間に出会った。 吃驚した。 遠く、郊外のあいの里に自宅があるらしいが、今日は奥さんと車で出てきたらしい。 それぞれの用件を済ませて一緒に帰るという。 →俺は元会社の三つのグループと、年数回の呑み会をやっている、と告げると、とても羨ましがっていた。 短い会話しか出来なかったが、→お互い、元気ですよネ、それが一番!と締めくくった。

 

町内会のカラオケ会の三つ年上のY女から、カラオケ居酒屋「K」に誘われた。 →この間、Kが安くて吃驚した、私が奢るから、と言う。 呑み進み、唄って盛り上がってきた時に、→もう一軒、スナックに行こう、そこは私が持つから。 だから、こことスナックに行くタクシー代はアンタが払って・・・、と突然の申し出である。 内心、何だ!と、怒りを覚えながらもハッキリ断った。 →ここは私が払ってもイイですよ、でも、スナックは行かないから・・・。 そんな問答中に、同じカラオケ会のⅠ女とS女が入ってきた。 ここで同席した事のある彼女らと呑んだ方がよっぽどイイ。 ここの支払いを済ませてタクシーで帰るY女を見送ってから、3人で楽しくやり直した。 二人は、Y女の申し出に呆れていた。 S女から、亡くなった我が弟の、子をもうけながらも籍を入れなかった二度目の嫁について、生々しい話が聞けた。 この歳になって、多くの人に接していると、ホントに知らない話が舞い込んで来るナ、と思う。

 

苗字、日富(ひなた)、小丹枝(こにし)、富所(とどころ)、白新田(しらにった)、幻長(げんちょう)、本前(もとまえ)、井殿(いどの)・・・ イヤハヤ、読めないのが多く、読みにくい名前ばかりである。 

 

PGAは日本人二人。 ・・・金谷拓美(道産子・吉本ここねと結婚)が予選通過。 平田が予選落ち。

・・・金谷は15位に終った。

 

LPGAはフランスでメジャー戦。 日本人は15人。 ・・・岩井明、西郷、山下、渋野、原、笹生、勝、桑木、古江、佐久間の10人が予選通過。 岩井千、吉田、高橋、西村、竹田の5人が予選落ち。

・・・岩井明3位(606千$)、山下美有夢・西郷真央4位タイ(385千ドル)、渋野日向子16位以下、7人は下位に沈んだ。

 

欧州ツアーはスコットランドで日本人4人。 ・・・中島敬太、桂川有人(道産子・小祝さくらと結婚)が予選通過。 星野、金子が予選落ち。 ・・・中島3位タイ(378千€)、桂川61位(20千€)だった。 中島、惜しかった。

 

日本女子は札幌で。 道産子はアマチュア2人含む11人。 ・・・阿部未悠、宮澤美咲、政田夢乃の3人が予選通過した。 小祝、内田、他8人が予選落ち。 ・・・何と! 29才・永井花奈が9年振りのツアー2勝目(1,800万円)! 天晴れ! 今季は2位が3回だったので、その内、くるかナ?と思っていただけに立派なモンだ。 惜しくも地元の阿部が2位(880万円)、宮澤20位、政田36位だった。 

 

 

中山七里「こちら空港警察」(単行本は2023年)

・・・成田空港警察署に新しく赴任してきた仁志村署長の、誰もが予期せぬ手段と強引さで、隠れた犯罪者を炙り出して行く、痛快な5話である。

 

「第一話」

アメリカからのツアーを装った40人の違法薬物の運び屋を根こそぎ逮捕した。 一網打尽である。 薬物犯罪組織に雇われた40人は、所謂、ホワイト・トラッシュ(貧乏白人)であり、一生に一度行けるかどうかの日本旅行を餌に安い報酬に飛びついた連中だった。 仁志村署長は、その情報の出所について、→署長が代わって組織が一新されたら、こんな事は当たり前に防ぎます、と傲慢な態度で言ってのけた。 ・・・そして、視聴者に好評な芸人が覚醒剤密輸の疑いで、仁志村署長の一団が彼を取り込んでいた。 芸人は満座の前で見栄を切る。 →ここで私を裸にしても何も出てきませんよ、それでも裸にするんですか?と、声を張り上げる。 仁志村署長は少しも慌てずに、彼の大きな二つのスーツケースを開けさせた。 しかし、鑑識も麻薬犬も異常が発見できない。 勝ち誇った芸人は、→満座の前で裸にして、恥を掻かせた、どう責任を取ってくれるんですか?と、大きな声で見物客にも訴えた。  署長は少しも騒がずに、→その安いウイスキーを開栓して下さい、好きなウイスキーを買い貯めたにも拘わらず、安物ばっかりですね、後生大事に・・・、と吐き捨てた。 途端に芸人は蒼白になった。 →アルコール類に混ぜられて閉栓されて、CTでも麻薬探知犬でも検知できませんが、この通り試薬で検出出来ます、と冷酷な署長だった。 テレビニュースは午前の大量逮捕と、午後からの芸人逮捕で、仁志村署長の株はうなぎ登りだった。

 

「第2話」

イギリス行きが離陸してから30分後、イキナリ、→引き返してくれ!と叫ぶ男が機内にいた。 →命が掛かっている、引き返さなければ飛行機に仕掛けた爆弾を爆破させる、成田に引き返して仕掛けた貨物室から出せば何とか助かる、此の儘だと全員死ぬぞ! 乗客が悲鳴を挙げた。 しかし、隣席の男客が、→この野郎、嘘に決まっている、引き返すな、俺だって重要な用件がロンドンで待っている、と突っかかって来た。 騒動を伝え聞いた機長は、ATB(エア・ターン・バック)を決めて機内アナウンスで告げた。 →機内で問題が発生しました、これより成田空港に引き返します。 嘘に決まっている!と叫んだ男は、CAに向かって文句タラタラだったが、機長の判断には誰も逆らえない。 ・・・成田に引き返して全員が降りると、仁志村署長が大勢の部下と待ち構えていた。 爆弾を仕掛けたとは、テロ的な重犯罪である。 警察の聴取で、爆弾を仕掛けた男は、搭乗直前にペットホテルに預けた家族同様のチワワが、肺気腫で命が危ういとスマホで知って、嘘の爆弾話で引き返そうとしたのだった。 この損害賠償金は巨額である。 しかし、二年前に妻と娘を事故で失った男は、今回の一週間のロンドン出張中に、残った、たった一人?の家族のペットの万一の喪失に我を忘れて、気を狂わせていたのだった。

・・・引き返すな! 嘘に決まっている、と激高していた男は、貿易商だった。 仁志村署長はこの男にある疑惑を持っていたが、証拠が固まらない儘、出発されてしまった、とホゾを噛んでいたが、幸いに飛行機が引き返して来た。 じっくり、彼の持ち込んだ荷物を調べられる。 見つけた! 彼の荷物は輸出禁制品の潜水艦用の防振部品だった。 →あなたは数度、イギリスを訪れている、スパイ容疑が掛かっています、このアトは警視庁公安部に引き渡します、と冷酷に告げ、引き渡した。 いみじくも同じ機内に於いて、二つの重大事件が解決し、仁志村署長の功績は高まるばかりだった。

(以下、第3、4、5話がある)     

 

 

毎回購入する1本100円(・・・今は、まだ170円)のトウキビは糖度は15度位だろうか? テレビで数回、目にしている、岩木山山麓の「獄(ダケ)キビ」は糖度20度だという。 北海道にも同じ位のピュアホワイトとか言うのがあるが、高価すぎて手が出ない。 いつか、口にすることがあるのだろうか?と、思いながら今季4回目の、今日も3本(一回目は1本、2、3回目は3本)を喰らっている。 この程度の糖度でもトウキビが好きだから、贅沢は言わない。

(ここまで、3,700字超え)

 

令和8年(2026)7月13日(月)