令和7年4月28日(月)

俺の本棚~面白いッ書 第740回

 

PGAはペアマッチ戦、久常・金谷組と大西・星野組。 ・・・久常涼・金谷拓実が予選通過した。 ・・・惜しかった、最終日に3オーバーと崩れて18位(39千$)に終わった。 一時は優勝争いをしていたので残念だった。

LPGAはメジャー戦で日本人は13人。 ・・・西郷真央が1打差の2位で予選通過、続いて、竹田麗央、山下美夢有、古江彩華、岩井ツイン、畑岡奈紗、吉田優利、渋野日向子、勝みなみ、西村優菜の合計11人である。 笹生、馬場が予選落ちした。 ・・・やった! 西郷真央が優勝(120万$)。 5人のプレーオフとなったが、最初のホールでバーデイで勝ち上がった。 30位(49千$)に岩井千怜・古江・山下、40位吉田以下、7人は下位に沈んだ。

 

欧州ツアーは中国で中島、桂川以下4人。 ・・・中島敬太、桂川勇人が選通過した。 ・・・中島11位(37千$)、桂川20位(26千$)だった。

 

 

日本男子は新設の試合(本戦前のプロアマ戦を10日間行う、希望する300組に一枠100万円のチケットを購入してもらい、更に、オークション方式で同行するプロを指名する。 ・・・石川遼が500万円で落札されたという。 石川は10日間の内、7日間・126ホールを回ったらしい。 この収入を全額、本戦の賞金総額とし、優勝は4,000万円)で、女子プロも2人参加。 主旨を理解したプロ選手は、ぜひ、自分を指名してほしいと、エントリー希望者が多いそうだ。 随分、画期的な方法であるが、これによって男子ゴルフの人気が上昇してくれればイイ。 そもそもは、倉本と石川が人気回復策を相談した事が発端である。 彼らの相談を受けた発案者の前澤氏に拍手を贈ろう。 ・・・33才・小西貴紀が初優勝!(4,000万円) 天晴れ! 100人中、賞金は60位まで。 女子プロ二人が89位、91位だったのも頼もしい。 道産子は片岡尚之が15位(330万円)だった。 

 

麻雀は途中でO橋さんの奥さんが救急車で運ばれた、と緊急連絡が入り、半荘3回で中止になった。 それまでの収支はゼロだったので、飲食代金と場代を払わずに済んだ。 ・・・Oさんから、単行本2冊と文庫本1冊を借用。 池井戸潤「BT’63」と伏尾美紀「最悪の相棒」及び、大沢在昌「死角形の遺産」(単行本は1986年)である。

 

東野圭吾「マスカレード・ゲーム」(単行本は2022年)と、伏尾美紀「最悪の相棒」(新刊単行本)は、犯罪被害者を扱った2冊だった。 「マスカレード・ゲーム」は、過去に殺人を犯しながら死刑にならずに、社会復帰した3人が次々と殺された。 それぞれの遺族の犯行を疑うが誰もがアリバイが明確だった。 しかし、あることから発覚したのは、これらの三人がホテル・コルテシア東京に同じ日に宿泊するというのだ。 だから、新田警部は、→当該者はアリバイを確立して、残った二人が凶行に及ぶという相互殺人計画を疑った。 ここで、又もや管理官からホテルへの潜入捜査を指示されて、藤木総支配人にお願いし、三度、承諾されたのは、過去の、新田やホテルの山岸尚美(今はアメリカのホテル・コルテシア勤務)の活躍が信頼された上での事であった。 ホテルマンとしての立場、即ち、犯人と確定するまではホテルのお客様として扱う事を確約させられたのであった。 ・・・東野らしい、思いもよらない結末で満足した。

 

「最悪の相棒」は、姉を殺された少年、その少年のせいで警察官だった父が死んだと思い込んでいる少女、この二人が刑事になって、被害者支援班で相棒となった。(それが題名の由来である)  

それぞれが抱える忘れられない過去、一緒に捜査する矛盾、被害者遺族と向き合う姿勢、等々が混然とする中で、事件の解決が進んでいく。 

(ここまで、1,600字超え)

 

令和7年(2025)4月28日(月)