俺の本棚~面白いッ書 第654回

令和5年12月27日

我がコラムの感想の3番目は中古車会社のK社長からの固定電話だった。 仕事が忙しくてつい遅くなった、と言いながら、流石、オーさん素晴らしい、と賞賛してくれた。 4番目は元会社の後輩N氏から携帯にメール、ブログで培われた流石の力量で気持よく読ませて頂きました、ついては札幌市の文芸誌に応募されてはどうですか?と薦められた。 5番目は旦那が高齢になって閉院した歯医者の奥さんだった旧姓・Iからで、→落ち着いた喫茶店でゆっくり読ませて貰います、楽しみです、と嬉しいメールがあった。 市内のIさんと、So・Siや旧姓SとKや、Ⅰ町と近郊のⅠ・T・Sは携帯メールでやり合っていたのにさっぱり音沙汰がない。 本州のA・T・K・R・Ⅰさん達は、もう賀状が3年も音信不通だしななァ、と諦めの気持ちが湧いてくる。 私製の名刺を入れて置けば携帯もメールアドレスも分かっただろうに、と反省するばかりである。 その内、葉書か手紙でも来るのかなァ、と淡い気持ちで待つとしよう。

 

麻雀は-1だった。 4人の飲食代と卓代が丁度20,000だったから、実質+4である。 来月も代打ちを頼まれたのでOKした。 そのJ・Oさんは年末に坐骨神経痛の手術だという。 麻雀を打てるようになるのはいつになるのかナ? Oさんから新刊2冊借用、伊岡瞬「清算」、今野敏「遠火」である。 U内科から単行本3冊、買ってある文庫本が1冊、締めて6冊の正月用がある。 これで充分だろう。  麻雀のアト、先約していた床屋のMマスターとカラオケ居酒屋Kで合流。 今度は割り勘で楽しんだ。 相変わらず、数曲のリクエストは80才越えながら艶めかしい声だった。 コラムの封筒をOさんにもMさんにも手渡ししたが、果て、どんな感想が来るのやら? 

 

ぶ厚い「Q」660ページはやっと読み終えたがここにUPする気力はない。 PR帯には、→賞賛の声、続々、Qの放つ輝きを目撃せよ!とあるが、Qとは侑九(タスク)のキュウであり、ロクとは義姉の陸深(むつみ)、同じく義姉のハチとは亜八(アヤ)の事である。 それぞれが母親が違っている富豪の父親の子供だった。 この物語の何がこんなに賞賛されるのか、イマイチ、理解出来ない。 読了後の興奮は一切ない。 渾身で書かれた作者には気の毒だが、とても2,200円+税を払ってまでも買う気が無い。 貸してくれたOさんに感謝して置こう。

 

誉田哲也「マリスアングル」(Oさんから借用の単行本)

題名は、悪意を持って角度を付けて慰安婦問題を国際問題に捏造した・・・意味らしい。

捜査一課の死神(上司や部下が殉職)と揶揄されている、姫川玲子シリーズ第10作である。

監禁目的に改装された民家で男性死体が発見された。 現場には何の証拠も残されていなかった。 指紋もきれいさっぱりと拭い取られていた。 数日前、その近くで交通事故があり、病院に担ぎ込まれた男は意識不明で身元が判らないままである。 死体も交通事故の被害者も、正体不明なので警視庁捜査一課殺人班の11係主任・姫川班はその身元の捜査から始まった。 ・・・先に交通事故の被害者が判明した。 何と、2ヶ月間行方不明だった朝暘新聞社長の御曹司だったが、意識が回復しないままなので、その事件の概要が判らない。 この新聞社は、慰安婦問題を取り上げて、世界的な問題にまで拡げた張本人である。 ・・・10回書いてダメなら100回、100回書いてダメなら1,000回。 それだけ繰り返してりゃ、嘘だっていつかは真実になるんだ、真実なんてものに何の価値がある、角度にこそ力があるんだ、と率先して嘯いていたのがこの御曹司だった。 死体の身元も判明した。 監禁されていたのはこの御曹司で、殺されたのは監禁していた側の男だった。 慰安婦問題が大騒ぎになって、犠牲になった駐日韓国人の存在があった。 その一派が引き起こした監禁事件であったが、その間の様子は全て録画されていて、誰が殺人を犯したのか、録画は強烈な証拠となった。 (小説では朝暘新聞社となっていたが、恐らく朝○新聞社の事であろう。 事実無根の慰安婦問題、という見方が相当数にのぼった事実も確かにあったしナ、結構な読み応えだったが、色々入り組んでいて、纏めるのには根気がいる。 これで勘弁してもらおう)

 

今年の図書館から借用は47回(75冊だった)、前年比+8回である。 人気が高くて予約順位の低い本には手を出さず、借りやすい予約順位の髙いものばかりだったので、つい、回数が増えたのだろう。 購入した本は48冊、Oさんから18冊、U内科から17冊、合計158冊であった。 3年ほど前の181冊には届かないが、それでも4日に一冊の勘定である。 読書熱は衰えていない、と自覚して置こう。

 

北海道エルピーガス協会のH会長が急死された。 まだ71才の若さなのに驚いた。 副会長が数人いるから協会では混乱はしないと思うが、企業の方は社長の急死で大混乱だと思う。 現役時代に見知っていたので衷心からご冥福を祈ろう。

 

ボクシングの井上尚弥の2階級・4団体統一王者のK・O戦が、テレビ放送されなかった。 翌朝、新聞で勝利を知ってから、安心しながら、相手がダウンした4回と、K・Oした10回をネットで観戦した。 テレビ放送が無いのは何故か? 女子プロゴルフと併せ、主宰者側の悪意を感じる。 嫌らしい!

 

今年はこれで終ります。 皆さま、お元気で良いお年をお迎え下さい。 我がコラムをご覧頂き、誠にありがとうございました。

 

(ここ迄、2,300字超え)

 

令和5年(223年)12月27日(水)