昔の知恵もお茶事の中に | みその会のブログ

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茶道裏千家 みその会のゆかいな日々 

今年も暑い夏ですね~。
オマケにマスクなんかしてるから尚更。まさか夏にするとはね~。
お祭りもイベントも行楽も大分我慢してますがそれなりに前向きに楽しんでます☺
さて、8月の初め正午の茶事が開催されました。
待合の色紙
今回のテーマはなんでしょう?


全天候型


マスク着用
お軸は

 海に寄せる祝い  入江侍従長
昭和天皇に仕えた方ですね。
遠すぎて見えませんね💦

まずは懐石料理

お向こうの皿は蛤の形です。


椀の彩りも良いです。


皆さんが取ったあとなのでバランス💦。


お向こうの皿に盛り付け


綺麗に頂きました。

吸い上げは木地


本来は千鳥の盃なんですが
感染対策で省略です。

にごり酒

続きまして初炭手前



香合はホタテ

本物の貝です。光ってる✨


主菓子岩波?でしたっけ?太市さん。
波を表す白線がまた涼しげ。

お菓子を頂いたら中立ち。


今日はガラスの物が沢山。
よく見えないかもしれませんが
釣りをしてます。棗。


お花はびくに入ってますね。
炭斗もびく


お棚は蛤卓。
テーマはわかって来ましたね。

お濃茶ですが
本来、いわゆる「回し飲み」のような作法です。
こちらも感染対策で「各服点」

各々の茶碗で頂きます。
昔からあるお点前だそうです。
大昔のお点前が、こんな時に役にたつなんて
想像もしていなかったでしょうが。

次はお薄です。

うちわの菓子器。
夏らしい~。


ガラスの茶碗で。
お茶は熱いですよ。


頂くと、可愛いかにの親子がこんにちは。


こちらはお薄メインのお茶碗  波 久宝


最後に拝見
水指はルネラリックでガラスです。
分かりますか?
蓋置きはサザエ  紫交趾
色が鮮やかですね。


最後に珍しい姿の茶杓
節の部分に穴が空いてます。
 磯千鳥 大亀和尚

遠出は出来ないけれど
海をテーマに夏の風景を感じる事が出来ました。

ただでさえ準備は大変なのに
このご時世の事をよく考えて
ご用意くださった先生に感謝ですね。

残り少ない夏を少しでも満喫しましょう。

ゆき