炉開きがありました。 | みその会のブログ

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茶道裏千家 みその会のゆかいな日々 

最近、世の中秋になるとハロウィンというより、仮装行列を楽しむ季節になってますよね。
終わったとたん街はクリスマス。早くも気分は年末年始。せわしない時期に突入ですね。
お茶ではこの時期冬支度。風炉から炉になります。その最初に行うのが「炉開き」。
同時に新茶の壺を開けるときでもあり、「口切りの茶事」を行うこともあります。



待ち合いには今年の干支羊。




お床は達磨大師。封切り前の茶壺。



達磨と言えば不識。




風炉先屏風は松の絵に見えますが刺繍になっています。




まずは炭手前。大きなひさごを切ったものを炭斗(すみとり)に使っています。



この後、炭は火で真っ赤になります。



お香を入れる香合。貝ですね。本物の。
開けてみると。。。。





中には干支の羊。今年の名残です。


さて、いよいよお楽しみの点心です。




この炉開きの点心には必ず
栗、柿、小豆を入れます。
栗は八寸にも登場しました。

いつも、彩り良く。
旬の物を美味しくいただける喜び。
ありがとうございます。



椀物も二種のしんじょが入った豪華もの。




頂いているところ。お話ししながら。




八寸と共に、お酒もいただきました。
亭主は先生です。





そして、いつもの亥の子餅。





中は胡麻の入った餡たっぷり。

その後一度中立といって、待ち合いに退席します。

その間に中の仕度を整えます。

後入りは、お床も変わっています。


お軸が花に。茶壺は開けられ
朱の紐も最初と結び方が違います。
わかりますか?これが難しいのです。



椿と柿の葉。




水指は臼の形。茶を挽く臼の様にも見えますが、臼を回す部分が見当たりません。
餅をつく臼でしょうか。



濃茶点前までは先生が。



お茶碗。見た目と違って軽いのです。
陶器ではなく、漆器なので。
紙や木の上から何重にも塗られているのです。分かりにくいかな。



お茶入。




最後は薄茶点前

三種の干菓子が、紅葉の鮮やかな盆に。





タバコ盆。実際は誰も吸いませんけどね。



薄茶だけは、正客と末客がお茶を立てます。

季節を、今を、充分堪能させて頂きました。

ゆき