今年の4月から幼稚園年少組に登園し始めた4歳息子。ちょうど6ヶ月が過ぎた。
 日に日に成長が早くなっているような気がする。親はゆっくりと成長を楽しむ余裕がない。入園式の写真がすっかり懐かしく、デジタルなのにセピア色に変色しているかのよう。
 4月は集団生活になじめるかの心配。5月は急性胃腸炎。6月は水泳の習い事の開始。7月に学習塾を体験しまだ気が乗らない様子。夏休みは毎日のようにプールや庭でプールごっこや水鉄砲。8月は3泊の名古屋旅行で思う存分。9月は毎週のようにアンデルセン公園。といった具合。こうして書いてみると、毎日いろんなことがあるものだなと実感する。水鉄砲で走り回るときは父は息子に負けることはない。蝉の声が遠く聞こえた4歳と45歳の夏は暑かった。
 集団生活にうまくなじんでるんだかそうでないのか、今市はっきりしない。妻が「お友達と遊んだ?」と尋ねると、いつも「一人」と答える。心配になった妻が幼稚園の先生に尋ねてみると「しっかりみんなと一緒に遊んでいますので心配ないですよ」とのこと。ママに心配されたいのかな。自分から目立とうとするタイプではない。幼稚園は一クラス30名のクラス。一歩引き気味で輪に溶け込んでいるらしい。一人っ子なので外で仲間を作ってほしいけれど、もう少し大きくなって共通の趣味ができないことには始まらないらしい。
 思い通りに行かないと怒ったり泣いたりはほとんどなくなった。「どうしたらいいの?」「何をしたらいいの?」と親に尋ねるようになってきた。語彙力だけは並の4歳以上なのかなと思う。9月の気持ちのいい夜に「半分のお月様!空に浮いてるよ!」と言ったときには息子の感性に驚いた。そして、父が見えないのを認知しつつあり、作ったパズルを積極的に触らせようとする。ぼくは触ってもパズルはわからないのだが。ぼくが箸を落としたりすると拾ってくれるようにもなった。このまま育ってくれたらいいな。
 幼稚園からよく風邪をもらってくる。その風邪は妻よりも父がもらう。ぼくが子煩悩ですとは宣言できない。たぶん寝ているときに真っ正面から移されている。5月も、7月も、そして9月も。これはまずい、さすがにまずい。油断はしていないはずなのに、ふと気を抜いたときにウイルスがくぐり抜けてくる。集団生活になって風邪をもらったときの対処の仕方が確立できていない。これからの季節はさらに要注意だ。
 昨晩、息子が「パパ!パパ!ママとはぐれちゃったよぉ、あーちゃんとパパ迷子だよ、動物園で動物になっちゃうよ!」と寝言を言っていた。寝言で。そのとき、ぼくはそっと息子の手を握った。すやすやと聞こえる寝息を確かめて。