自分コロナ禍にあってどこの夏祭りも自粛されている。誰のせいというわけではないが、ニホンノ夏の風物詩が一つ少ないと、なんだか夏を乗り切った気がしない。
そんなさなか、地元四街道市では3年ぶりに自粛した状態でふるさと祭りが開催されるときいて大変嬉しく思っていた。手前みそにはなるが、ふるさと祭りは、主に印旛エリア、佐倉市八街市・成田市といった地域においては盛大に開催される祭りの一つだ。3年前まで周辺地域より多くの人が集まって、いくつもの神輿や出店が集まり、大変賑わっていた。
そして、8月20日を迎えた。予定委通りふるさと祭りが開催されていた。あいにく、ぼく自身はこの日、昼も夜も仕事で、その恩恵にはあずかっていないのだけれど、会場となっている四街道中央公園までの道のりは、ぼくの通勤経路ともなっていて、沢山の人の波が公園へ向かっているのを尻目に帰路についた。やっぱりこういった賑わいはよいものだなと思った。
軽く夕食を済ませ、夜の仕事の準備に取りかかっていたところ、突然花火の音が聞こえだした。
「花火だよ!花火だよ!」とはしゃいで妻が息子に声をかけているのが聞こえた。ぼくも居ても立っても居られなくなって、廊下に飛び出した。すると、大きな破裂音とパラパラパラとまおい落ちる花火の音。張り詰めていた心が一気に和らいだ。
2階のベランダから聞こえてきた打ち上げ花火は、3年ぶりの夏を実感するには十分な迫力だった。
例年よりも短縮されてあっという間だったが、4歳の息子はまるですごいショーをみているかのように圧倒されていた。意識して打ち上げ花火をみるのは初めてのことだったと思う。
花火の音を聞きながら、親心として、一人の人間として、このようなニホンノ風物詩が廃れていかないようにと思った。コロナ禍だからといっても、地元の行事が中止にならないでほしいと思った。すべては子ども達のために。
出店で買ったというボタンを押すと明るくなる内輪を、一生懸命ぼくに説明してくれながら、4歳の夏休みは終わろうとしている。来年は、盛大に開催してもらえたら願うばかり。