番外編/喜寿 池袋駅77年の歩み(昭和55年・1980年) | 記念切符あれこれ

記念切符あれこれ

亡き父が集めていた記念切符、実家からもらい受けたものの、箱に入ったまま納戸にしまい込み10数年、あまりにも雑多に入っているので、少し整理をしようと思い立ち、それならブログに写真を貼ったら一覧代わりにになっていいかも・・・と思い、少しずつ記録することにしました。

旧字の「七」3つの文字が出てこないので、「喜寿」で。

5つ折りのちらしで、さりげなく3枚ありました・・・。
「国鉄池袋駅」と写真にはありますが、実はどこにも製作した会社が書いてありません。
発行年もありませんが、明治36年に池袋駅が誕生して77年ということなので、
「昭和55年」だろうと。
開くと5ページにわたって「池袋のあらまし」「池袋駅付近の名所案内」
「池袋のまつりガイド」「池袋のシンボル」と読み物が続きます。
写真は明治時代から昭和30年までの池袋駅がセピア色で掲載されていて、
右のグラフは「数字で見る池袋駅」と称し、乗車人員の年代推移と全国ベスト10(池袋は2位)、
交通機関別の乗車人員は円グラフで分かりやすく記載されています。
交通機関別で国鉄が35%になっていますが、今は乗り入れだらけでワケわからない気が
するのですけど、どうなんでしょう?
最後の3ページで衝撃だったのは・・・広告!
日本勧業各丸証券は名称変更になっているし、山一證券は無くなってますよね。
左の車両は明治末期頃の山手線と現在の山手線、それに池袋駅構内の雑踏・・・!
明治時代は1両編成だったとは・・・今の時代で言ったら、どこのローカル線なんだか。
そして、「現在の山手線」と言われても、全身黄緑の車体は今となっては哀愁が漂います。
鉄道の移り変わりと世の中の移り変わりを合わせて見られるこの池袋のあゆみのチラシ、
出所はわかりませんが、記念切符と一緒に保管しておきます。