BSIDE ACM91 AC/DCクランプメーターレビュー
Digital AC DC Current Clamp Meter True RMS Multimeter Resistance Frequency Tester
Bside ACM91 レビュー
カラーは黒・青・グレーの3色から選べる(グレーを選択)
ACM91取説は英語・中国語です。操作は他メーカーの計器とほぼ同じで、電源ONの後
ロータリースイッチを任意の測定モードに合わせ、SELボタンで測定項目を切替えれば
オートレンジなので取説なしでも感覚的に測定できます。
どうしても日本語で説明書が読みたければ取説をスマホで読み込んで翻訳して下さい。
KAIWEETS HT206D (HABOTEST HT206D) と BSIDE ACM91の比較や
レビューの中でも使い方の説明をするので参考になると思います。
内容物 本体・テストリード・熱電対・ACM91取説(manual 中語・英語)・キャリーケース
背面にはベルトクリップ付き クランプにテストリードホルダー付きで本体を持ちながら測定可能
1.72インチの液晶画面 COM/INPUTの色分け
クランプは20ミリ開口
主な機能
6000カウント T-RMS LowZ NCV デュアルディスプレイ
DC AC電流測定(クランプ 最小1mA) μA測定 (テストリード最小0.1μA) AC DC電圧測定
周波数測定 低インピーダンス電圧測定 抵抗 静電容量測定 温度測定
ライブチェック機能(LIVE)クランプ周波数機能
オートレンジ( 6A/60A/100A)データホールド オートパワーオフ バックライト
IEC-61010-1、IEC-61010-2-030、IEC-61010-2-032、IEC-61010-2-033規格に準拠
過電圧保護クラスCAT.Ⅲ 300V、CAT.Ⅱ 600V、汚染度Ⅱ、二重絶縁
CE・FC・RoHS・WEEEマーキング
仕様
6000カウント
DC電流: 6A/ 0.001A ±(3.0% +5) 60A/100A 0.01A/0.1A ±(2.5% +5)
DC電流 :テストリード(μA): 0-200μA 0.1μA ±(0.8% + 5)
AC電流: 6A/60A/100A 0.001A/0.01A/0.1A ±(2.5% + 5)
DC電圧: 6v/60v/600v 0.001v/0.01v/0.1v ±(1.0% + 3)
AC電圧: 6v/60v/600v 0.001v/0.01v/0.1v ±(1.0% + 3)
抵抗: 600/6k/60k/600k/6MΩ 0.1/0.001k/0.01k/0.1k/0.001MΩ ±(1.0% +3)
60MΩ 0.01mΩ ±(1.2% +20)
ブザー: 抵抗値が30Ω 未満でブザー音
低抵抗 Loz: 最大解像度600v 0.1v
静電容量: 600μf/6000μf 0.1μf/1μf ±(4.0% + 3)
周波数:テストリード 60hz/1000hz 0.1hz/1hz ±(1.0% + 5)
周波数:クランプ 60hz/1000hz 0.1hz/1hz ±(1.0% +5)
温度: -20〜500℃/1℃(2.0% + 2)
クランプ開口 20mm 電源: 1.5v 単4(aaa)x 2
サイズ: 179x67mm x 36mm 重量: 137グラム
サンプリング約3回/秒 2.4V以下でローバッテリー表示 バックライトは60秒でオフ
オートパワーオフ31分 (30分で予告ブザー、1分後電源オフ ※取説では20分と表記)
電源ボタンと同時にSEL/ZERO ボタンでオートパワーオフ解除 、エネループ単4使用可能
デュアルディスプレーはAC電流・電圧測定時の周波数表示と温度測定の摂氏・華氏表示に使用
クランプメーターは主に電流を測る為の計器ですが、テスター機能も付いており、DIY用途
であれば多機能テスターとして十分使えます。
※ACM91 6A/60A/100Aオートレンジ、 HT206D 60A/600Aマニュアルレンジとなります。
DC電流測定 (ACM91 VS HT206D)
電源ON後、ロータリースイッチを電流測定モードに合わせてください。
USB電源(5V)からの充電電流測定 +と-の導線を同時につまむのではなく単線にしてつまみます。
ACM91 1mA(0.001A)単位表示 HT206D 10mA(0.01A)単位表示
クランプでのDC電流測定は地球の磁場や計測器自体の磁性によりオフセットのズレが発生する
ので、測定前に SEL/ZEROボタンを押してオフセットをゼロリセットします。
ゼロリセットしてから本体を移動させたり角度を変えれば磁場の影響が変わり数値は変動する。
要するに、計器を測定時と同じ状態の時にゼロリセットを行わなければ正しく測れない。
基本的には、導線をつまみ計器を固定した状態でゼロリセットした後、測定物の電源を投入して
電流測定をするものである。
計器を手持ちで通電中の導線をつまむ場合は、計器を固定しゼロリセット後、
電線側を動かしてクランプし測定するようにする。出来ない場合はゼロリセット後
計器の位置や角度の変動を最小にし磁場の影響を考慮するなど工夫して測定する。
またクランプに導線を通す位置の違いでも数値が変化するので毎回中心付近を通す様にする。
磁場の変動による数値の狂いを少なくする為に測定直前にゼロリセットをこまめに行います。
クランプメーターによるDC電流測定はACM91に限らず、どんな他の高級計器であろうと、
ゼロリセットしてから計器の位置や角度を変えればオフセットのズレが発生します。
計器のクセを理解し、適切なゼロリセットをマスターしなければ、まともな測定は出来ません。
ACM91は6Aレンジ0.001A、HT206Dは60Aレンジ0.01A測定なのでゼロリセットしてから計器
の角度を変えた時、ACM91はゼロリセットしてからの変動が大きいと錯覚してしまうが
HT206Dは分解能が低く、表示されないだけで変動幅の差はありません。
(レンジが違うので当たり前)
ACM91は20mA以下は測定不安定(オートレンジ6A)
HT206Dは250mA以下は測定不能(60Aレンジ)
HT206Dの分解能は0.01Aですが0.25A以下は測定不能(5V電源測定時)なので
実質的な分解能は0.1Aと思ったほうがよい。
HT206Dは最小60Aレンジなので微小電流の測定は不可能です。
測定状態は画像を参照下さい。
白色LEDの消費電流測定 (約7mA・ 印加電圧5V 10mA以下の測定)
計器を固定した状態でゼロリセットしても数mAオフセットが発生するので5mA以下は
どうやっても測定不能。DCクランプで1~10mAまでを測定する事は無理な話である。
とは言ってもHT206Dよりかなり微小な電流の測定が可能
HT206Dで同じ事をしても250mA以下は測定不能なので全く使い物にならない。
※HT206Dは600A/60Aレンジの大電流測定用、微小電流測定は不向き
※ACM91はテストリード使用で0-200μAの測定可能(μAレンジ)
クランプでLEDライトの充電電流測定
安価なUSBテスター(KWS-V20)よりACM91のほうが小電流の高精度測定が可能
測定したLEDライトのリチウムイオン充電池の充電制御は定電流充電600mAで充電開始し、
充電終止電流が70mAである事が確認できた。
USBテスター KWS-MX18Lとの表示の差は常時10mA以内に収まりかなり精密に測定可能
クランプ測定でKWS-MX18Lと常時ほぼ同じ数値を示していて驚いた。(画像を参照下さい)
※安価なUSBテスターでは小電流での誤差が大きくなる。
※HT206Dでは充電開始電流は測定出来たものの約250mA以下まで下ると測定不能
AC電流測定 (ACM91 VS HT206D) 単相100V電源
電源ON後、ロータリースイッチを電流測定モードに合わせSELボタンでACに切り替える
※HT206Dは 0.1A以下(100V 10W)の電流は測定不可能↑↓
AC電流測定はコードを単線にした状態でクランプするだけで測定できます。
DC電流測定とは異なり、ゼロリセットや面倒な操作は不要で、クランプの中心付近に
導線を通すだけで測定できます。
ACM91は0.02~0.01A程度測定可能で家電の待機電流(皮相電力 100V 1W程度)も測定可能
HT206Dは0.1A以下は0表示になり測定不能 (画像を参照下さい) 0表示では使い物にならない
HT206Dは家電の待機電流や10W(0.1A)以下の電流は測定不能となり、
致命的な欠点を有する。
例えばエアコンの送風ファン(10W以下)のみの運転電流を測定しても0表示となる。
HT206Dは最小60Aレンジなので、0表示になっても精度±(2.5%+5)の誤差範囲内で故障では無い、扇風機の弱運転0.25A程度電流が流れるのであればHT206Dでも測定可能である。
家電の待機電流が測れないとなると使用目的が限定され、別途クランプを用意しないといけない
ので、それだけでHT206Dを選ぶ意味が無い。
ACM91であれば2W(0.02A)以上の電流であれば測定可能 (画像を参照下さい)
※HT206Dは60A/600Aレンジの大電流測定用、微小電流測定は不向き
AC電流測定時の周波数表示(デュアルディスプレイ・100V時1.5A以上で表示)
バックライトはHボタン長押しで点灯60秒後オフ、Hボタン短押しでデータホールド
バックライトの明るさは電池残量に比例して暗くなる。
充電池電圧測定 USB給電電圧測定
電源ON後、ロータリースイッチを電圧測定モードに合わせてください。
テストリードにて端子間電圧を測定します。
AC電圧測定(デュアルディスプレイで周波数表示)
ライブチェック・NCV
電源ON後、ロータリースイッチをLIVEモードに合わせてください。
テストリードを充電側の端子に接触させ通電を検知すればブザー音と赤色画面で通知します。
非接触での検知(NCV)はV~Alertボタンを押している間クランプ先端に電線コードを接触させ
通電を検知すればブザー音と赤色画面で通知します。※取説画像を参照ください
非接触での検知(NCV)・テストリードでの検知(LIVE)が可能
導通・抵抗・静電容量測定
電源ON後、ロータリースイッチを抵抗測定モードに合わせてください。
テストリードにて端子間抵抗を測定します。
SELボタンを押し抵抗・ブザー・静電容量の順に切り替わります。
抵抗値が30Ω未満でブザー
静電容量・周波数は測定レンジが狭いので注意
ブザー音がうるさいので分解してブザーにテープを貼って音量を下げました。
※側を外すには見えているネジと隠しネジ全て外してください。
温度測定
電源ON後、ロータリースイッチを温度測定モードに合わせてください。
内部センサーにて本体の温度表示 熱電対接続で対象物の測定可能
温度測定レンジにすれば熱電対接続無しでも本体温度(室温)表示される。
デュアルディスプレイにて摂氏・華氏表示
※HT206Dは内部センサーが無く熱電対を接続しなければ温度測定できません。
LowZ・μA測定
低インピーダンス電圧測定・μA測定 (テストリード最小0.1μA)
電源ON後、ロータリースイッチを各モードに合わせてください。
テストリードにて測定します。※取説画像を参照ください
所感
ACM91は、高級機種と比較して静電容量・周波数は測定レンジが狭く、
ダイオード測定モード・LPFが無い。
デュアルディスプレイなのにクランプして測定中に電圧・電流が同時に測れない
電源ボタンにクセがあり慣れが必要で、ディスプレイカバーに少々歪みがある。
それでも6000カウント T-RMS LowZ NCV と基本的な機能は備え、分解能が高く、
AC DC電流は0.001Aから表示して1mA台は無効として10mA台から十分に有効な精度があり、
DC電流測定中は何度でもSEL/ZEROボタンでリセット可能でオフセットを少なく追い込める。
(1度しかリセットできない機種と比べると連続して何度でもリセット出来るのはありがたい)
またディスプレイの視野角が意外と広く、テストリードホルダーなど便利に使える。
直流電流が測定できるクランプメーターとして安価でありDMMとしても高機能である。
HT206Dと比較した感想では、クランプでの交流・直流電流測定目的であれば
ACM91をおすすめする。
ACM91は適切なゼロリセットと測定方法をマスターすれば10mA以上の測定において
1mA単位の精度で測定可能(DC電流測定の画像を参照ください)
HT206Dは安価でDC電流が測れ、初めてDCクランプメーターを購入する様な方は安いだけの
理由で絶賛するかも知れません。
私も最初は1A~10A程度の電流を測定し、安物でもちゃんと?測定できるじゃん、
すげえ、やるなぁと感動したが、使っていくと測定レンジがACM91より1桁大きく、
微小電流(AC/DC共)はまともに測れない事がすぐに解った。
HT206Dを個人的に使用した結果、AC100Vで0.1A以下では電流が流れているのに係らず電流値が0を表示し測定不能となる。(AC電流測定の画像を参照ください)
DC5Vで250mA以下だとゼロリセットしても電流値が変動して何を測定してるのか解らなくなる。(DC電流測定の画像を参照ください)
あまりに酷い症状なので故障を疑い、販売者に確認したところ、HT206Dは最小60Aレンジなので、0表示になっても仕様の誤差範囲内に収まっておりで故障では無い、微小なAC電流を測定
したいなら4A~600AレンジのAC電流専用モデル(HT206A)を検討下さいと回答を得た。
最小60Aレンジだからと言う回答にヤラレタわと納得せざるを得なく落胆し、こんなの買った私がバカだったと反省し、返品しませんでした。
60Aレンジで微小電流を測定しようなんて間違いであり、 600Aレンジはまず使わない。
ACM91でも全てが測れる訳ではありませんが、mA単位で表示され高分解能である。
逆にAC100Vで0.1A DC5Vで0.25A以下の電流は測定せず、100A以上600A未満の大電流を測定
するならHT206Dが適している。
測定器は、測定する電流値のレンジに適した計器を選ぶ事が重要で、
DIY使用であり、自動車の発電電流や充電・消費電流、ソーラーパネルの電流等の測定なら
ACM91の方が断然使いやすい。(ACM91は 6A/60A/100A オートレンジ)
値段だけで安物AC DCクランプメーターを選べばKAIWEETS HT206Dとなるでしょう。
しかし、最小レンジが60A 最大レンジが600Aである事を理解して買わないと後々、
もっと小電流が測定できればいいのに・・・使えないゴミだな・・・なんだこれ・・・
マジゴミじゃん・・・こんなものいらねぇ・・・と高確率で後悔することになる。
一般住宅用電源の主幹ブレーカー容量がせいぜい60Aなのに最大600Aレンジの測定器が
必要かどうか考えれば解ると思う。値段が安いという理由でHT206Dを選ぶのは
まさに安物買いの銭失いであり、ACM91との価格差は悪い意味で実感できる。
最小レンジが6AのACM91、60AのHT206Dでは測定範囲の次元が違う。
こんなに安価でDC電流がクランプで測れてコスパ最高・感動!HT206Dすごい・・・
と思ったのは一瞬だけで、すぐに値段が安いから仕方ない、あきらめるか・・・となる。
また、HT206Dのバックライトは10秒程で消えてしまい短かすぎるし
NCV/ホールドボタンがトリガーの対辺上にあり、トリガーを引くと意図せず
親指でボタンを押してしまう、これは完全にボタン配置ミスだと思う。
便利そうに思えたLEDライトは明るさが不十分で位置が悪く、照らしてもほぼ影になり、
実用性ゼロで使う事はまず無い、何これ?飾りか?こんなギミックいらねえよ・・・
と悪い所ばかり目立ってくる。
安価で値段なりに作りも安く性能は今1つ以下で非常に残念である。
HT206Dは初めてDCクランプメーターを購入し何を測定しているのか?何が良いのか
悪いのか?解らない人、値段だけで決める人以外の購入はおすすめしません。
ゴミ性能です。
ただHT206Dのテストリードだけはコードが少し長いが良い物でした。
自動車の充電電流ぐらいならおおまかに測定できますが、細かい電装機器の電流測定を
するのならHT206Dではかなり厳しく、使い物になりません。
自動車のメンテでHT206D使ってる人って何を測ってるんですかね?測った気分になってる
だけですかね?電流測定以外のテスターとして使うなら同価格帯のDMM買った方が
はるかに使い勝手よく幸せになれます。
クランプ以外のテスター機能はDIYレベルで使用する分では両方ともに問題無し。
クランプメーターは3台ありますが、ACM91を主に運用し、HT206Dは予備保管し
今後使用することはまず無いと思います。
ACM91は、自動車のバッテリー充電電流や消費電流・電圧測定、抵抗値・導通・温度測定
ソーラーパネルのメンテナンスで直流電流を測りたい、
家電の待機電流・消費電流を測りたい、国産テスターを買うのは高額なのでもったいない
という人におすすめです。
サイズ:179mm×67mm×36mm 実測重量159グラム 胴体幅は45ミリ程度
背面のベルトクリップやサイドにあるテストリードホルダーは地味に便利である。
UNI-T UT210E PROとほぼ同じサイズです。
HT206Dよりスリムで扱いやすい。





































