ゲート処理 | みそみそライフ

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プラモデルを作っていて最初の難関になるのがゲート処理。

ニッパーで2度切りしたり、デザインナイフで削ったり、はたまた白化しにくいと言われる超高級ニッパーを使ったり、色んな方法がありますが、どんなに丁寧に処理しても白化してしまうときは白化してしまうものです。


塗装環境が整っている人は塗装してしまえば済む話なのですが、なかなか環境を整えられない!無塗装で仕上げたい!という方に向け、私なりの方法を紹介したいと思います。


ポイントとしては白化とはプラスチックのある部分に無理な負荷がかかり、プラスチックの組織密度が変わってしまうことにより起こる現象なのでいかにパーツに負荷をかけないか?組織密度が変わったときいかに修復するか?がポイントになってきます。


まずニッパーでパーツを切り出す際、白化して欲しくない形状部分から優先的に切り出します。(形状部分を最後に切り落とすと、どうしてもそこにパーツの自重がかかり白化しやすくなります。)

次にニッパーでパーツの2度切りをしますが、ここで残りのゲート全てを切り落とさず0.5mm~1mmほど残しておきます。

そしてその面を金属ヤスリ(模型用推奨)で削りパーツの面とゲートの面の段差をある程度ならしておきます。

ここで白化が見られる場合、流し込み用プラモデル接着剤を白化部分に点付けして1日程度乾燥させます。(このとき接着剤は大量に付けないこと。白化を目立たなくできてもプラスチック自体が変色してしまいます。)

すると接着剤が白化した部分を溶解し変化した組織密度が均一になり白化が目立たなくなっています。

あとは接着剤が付いて盛り上がった部分を削ります。このときまだ白化が残っているようでしたらまた同じように接着剤をつけてください。

そして残りのゲートを紙ヤスリ等で削っていきますがこのとき、

・水研ぎにすること。

・紙ヤスリには、プラ板等必ず当て木を使うこと。(仕上げ面が歪みます。)

・曲面にはスポンジヤスリを推奨。

この点をポイントに削っていきましょう。

おおよそ400番の番手から削っていき、200~500番手づつ番手を細かくしていって、2000番手まで磨けば他の面と見分けがつかないくらいきれいに仕上がります。


大変手間のかかる作業ですが、ゲート面がほとんど目立たない仕上がりにしたい!という方はぜひ試して見てください!