「依存症」専門の精神科医・松本俊彦さんインタビュー【前編】──「薬物を手放すために必要なのは、刑罰ではなく治療と支援です」【GQ VOICE】
GQに2023/6/21に掲載された記事です。
松本俊彦さんは、依存症を専門とする精神科医。
自殺予防や依存症治療に携わってきた半生をつづった『誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論』(みすず書房、2021)は、昨年日本エッセイスト・クラブ賞を受賞しました。
依存症というと、いまだに覚醒剤などの違法薬物やアルコールなどが想起されがちですが、この数年、実情は変わりつつあります。
多くの依存症者は、快楽への欲求ではなく、仕事や学校、家庭内での生きづらさやこころの問題を自力で乗り越えようとした結果、依存症に陥っている様です。
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