クリス・バーディック 著
夏目大 訳
阪急コミュニケーションズ 刊
2014年6月 発売
328ページ
副題から、スピリチュアル方面の本かと思ったのですが、違いました。
科学ジャーナリストである著者が、脳が作る仮説の力について、
例を挙げて科学的に書いて下さっています。
プラシーボやノーシーボ、プレッシャーやステレオタイプ、
文化・社会の影響など、良い意味でも悪い意味でも仮説を立て、
それに合う事実を探し、行動も影響され、
自己成就してしまいがちだという私達の脳。
プラシーボや、ポジティブ思考的なもので、
実際に脳内物質に変化がある例も挙げながら、
同時にその危うさや不確実性、普遍的ではない事にも触れています。
心身に病を患ってる人にポジティブ思考の押し付けは、
害になる例もありますからね。
人間の心には大きな力があるけれど、まだまだ
わからないところだらけ。
今のところ自在に制御できる訳でもなく、
心の持ちようで全てが可能になる訳でもない。
でも、無意識に先入観や期待(仮説)を抱いてないか、
自分の心の状態を省みる事は大切だという著者に共感します。
信じた方が良い事は取り入れ、
悪い思い込みは覆す…難しいですけどね。
人間が意識できる範囲より、
外の世界も人間の内面もずっと広く深いはず。
それは、傲慢な万能感とは別のものだと思っています。
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