こんにちは、misolaです

前回の記事の逆で、今度は「合唱をやっている人が声楽の独唱をやるメリット」について考えていきます。
私が考えるメリットは次のようなものです。
・「自分がこの曲をどう歌いたいか」を考える楽しさがある。
・自分がイメージしたものを表現する楽しさがある。
・自分の声に向き合う楽しさがある。
うわ・・・。
ここまで書き出してみて、みごとに「自分」と「楽しさ」がキーワードになってることにビックリ。狙ったわけじゃないのに。
それだけ、独唱は「自分がどうしたいのか」に向き合い、それを表現する楽しさがある、ということなのかもしれません。
もちろん、思い通りにできずに苦しくなることもいっぱいあります。
でも、それ以上に、「ここはこういう風に歌おう」「こうやったら伝わるかな?」と考えることはとても楽しい作業です。

これは合唱では味わえない、「とても自由な音楽作り」です。
もちろん、楽譜に色んな指示が書いてあるし、先生から「こういう風に」とダメ出しされることもあるし、作曲家や時代によって慣例の歌い方もあります。
でも、それらを踏まえた上で、「自分がどう感じて、何を表現するか」は、自分にまかされています。
楽譜に書かれた色々な情報のうち、どれをどの程度やるかは、自分のさじ加減しだい。歌詞のどの言葉を強調するかも自分しだい。
なんだか、わくわくしませんか?

合唱をやっている方は、年に1回の単発レッスンでもいいので独唱もやってみてほしいです。合唱団のボイトレの先生に単発の個人レッスンをしてもらえるといいかもしれませんね。
「自分はどう表現したいのか」という視点を持つことは、合唱で歌う時に良い影響がある、と私は思います。
合唱の場合、音楽作りは指揮者にゆだねられますが、完全に指揮者まかせではなく、まずは自分が考える表現で歌ってみて、それを指揮者のイメージとすり合わせていく…これも楽しい作業です♫
(ここに時間をかけたいので、音取り練習はできるだけ早く終わらせたいんですけどねえ。。。いやはや。)
声楽レッスンというと、「発声の良し悪し」や、「高音が出るかどうか」に目が向きがちです。
でも、独唱ならではの楽しみは、
「音楽を、歌詞を、どう表現するかが自分にゆだねられていることにある」と思っています。
