前回の更新から早二ヶ月。
その間に長めの春休みと長男の入学式、次男の入園式があり、
新しい環境に慣れるまでのスケジュール管理やら半日保育やらで
近年まれにみる多忙さで目が回っておりました。
おまけにその間、私自身が福祉と療育、心理学の勉強を少しずつしてみて
自分の人生を見つめなおすことをしていました。
何もこんな忙しい時期にじゃなくてもよかったんだけど、
いろいろと事情がありました。
お陰様で長男も次男も元気に通ってくれているので一安心。
私も思うところがたくさんあるので少しずつ更新していこうと思います。
よろしくお願いいたします。
義務教育9年間を締めくくる卒業式は
人数が多いということもあってか、涙なみだの式でもなく
誠に淡々と終わりました。
小学校の卒業式では呼びかけがあったり歌があったり
様々な演出で「泣かせてやる!」と気合いの入ったものでしたが
中学校の卒業式は秩序があり粛々と全員が動いていることにも
それなりの成長をしたことにも感慨深いものではありました。
卒業式後に花道を通り、校門を出ると
みんな名残惜しそうにたむろっていて、写真を撮ったり先生にお礼を言ったり。
さてこの「自主的な」思い出作りの時間を長男はどう過ごすのか。
事前に部活の顧問の先生二人に書いた手紙を渡しに行っている間に
なんだか「陸上部最後に集まろーぜー」的な雰囲気になり
みんなで円になり自然と一人ずつがお礼、お別れの言葉を言っていくことになっていました。
個人競技だからあんまり結束もないそっけない部だなと思っていたけど
みんな思ったよりしっかりやっているんだね。
長男もその輪の中に当たり前に入っていて笑顔で写真に加わっています。
今年は部活のお別れ会もないのかーと思っていたら
「この日とこの日空けておいて」と言われたみたいで、ちゃんと一員なんだね。
口下手な長男はニコニコしているだけだけど、
一緒に長距離をやっていた女子にお礼を言って話していたら
「本当に速くなりましたよね、長男くん」と言ってくれました。
それは辛い練習を一緒に頑張ってきた仲間だからこそ言える言葉。
三年間一緒に走ってきたからわかること。
そんな仲間がいたんだね。
帰ってきてからクラスメイトからの寄せ書き(たぶん強制)を見せてもらうと
長男、まじめでえらいよな
おもしろかったよ
高校行っても頑張ろうな
陸上一緒に頑張ったね
ネガティブなことは書かないルールになっていたんだろうけど
やっぱり嬉しい(私が)。
長男の言葉では伝わらない中学校生活の知りたかった部分が
最後にだいぶわかったような気がしました。
次の日は高校の入学説明会。
同時に長男はプレイスメントテスト&心電図検査。
クラス分けになるだろうから一応勉強していくようにと備えていたけど
「全部マークシートだったよ」と気が抜けた様子。
入学が決まってからも、「本当に高校でやっていけるんだろうか」という
私自身の不安な気持ちが少なからずあったのも事実でした。
でも入学希望者のための学校説明会を聞いて、いいなと思っていた高校が
入学予定者のための入学説明会を聞いて、「やっぱりこの高校で間違っていなかった」と
改めて思うことになりました。
まずもともと重視していた基礎学力向上のための習熟度別クラス制に加えて
今年度からますますそれから一歩先を行くための
「苦手を把握する」システムがとられるということ。
発達障害でも常識になってきたけれど、「できることとできないことを把握して」
「その境界線を見極めてできないことをできるように支援する」
そんな今までの特別支援教育を受けてきた身でも聞いたことがなかったことが
学校の口から保護者全員に向けて伝えていることに感動しました。
特別なことではなく、全員に必要なこと。
できない子ほど大事にしていくこと。
その学校の姿勢、理念がしっかり見えてくる説明会でした。
そして説明会後の個別の相談でも教務主任の先生に
今までの支援級在籍のこと、障害の経緯、具体的にできないことをまとめて
おおざっぱにお伝えしました。
先生はフムフムと聞いていて、(「障害」という単語で構える学校も多いのに)
「できないことがあるのは大丈夫です。じゃあ得意なことはありますか?」
と逆に質問してきました。
漢字検定や学校のボランティアのこと、陸上のことをざっと伝えると笑顔で
「それなら全然問題ありません。苦手なことがあるのは当たり前です。
できることを伸ばしていければ、自信が付けられるんです。大丈夫ですよ」と
しっかりと答えてくれました。
今までずっと学校と話していてもかみ合わないな、と思っていたのが
ようやくここにきて「私の言っていることが通じている」と思えました。
長い春休みが始まりましたが、気負うことなく焦ることなく
ありのままの長男の高校生活の準備に向き合っていこうと思うことができました。
人数が多いということもあってか、涙なみだの式でもなく
誠に淡々と終わりました。
小学校の卒業式では呼びかけがあったり歌があったり
様々な演出で「泣かせてやる!」と気合いの入ったものでしたが
中学校の卒業式は秩序があり粛々と全員が動いていることにも
それなりの成長をしたことにも感慨深いものではありました。
卒業式後に花道を通り、校門を出ると
みんな名残惜しそうにたむろっていて、写真を撮ったり先生にお礼を言ったり。
さてこの「自主的な」思い出作りの時間を長男はどう過ごすのか。
事前に部活の顧問の先生二人に書いた手紙を渡しに行っている間に
なんだか「陸上部最後に集まろーぜー」的な雰囲気になり
みんなで円になり自然と一人ずつがお礼、お別れの言葉を言っていくことになっていました。
個人競技だからあんまり結束もないそっけない部だなと思っていたけど
みんな思ったよりしっかりやっているんだね。
長男もその輪の中に当たり前に入っていて笑顔で写真に加わっています。
今年は部活のお別れ会もないのかーと思っていたら
「この日とこの日空けておいて」と言われたみたいで、ちゃんと一員なんだね。
口下手な長男はニコニコしているだけだけど、
一緒に長距離をやっていた女子にお礼を言って話していたら
「本当に速くなりましたよね、長男くん」と言ってくれました。
それは辛い練習を一緒に頑張ってきた仲間だからこそ言える言葉。
三年間一緒に走ってきたからわかること。
そんな仲間がいたんだね。
帰ってきてからクラスメイトからの寄せ書き(たぶん強制)を見せてもらうと
長男、まじめでえらいよな
おもしろかったよ
高校行っても頑張ろうな
陸上一緒に頑張ったね
ネガティブなことは書かないルールになっていたんだろうけど
やっぱり嬉しい(私が)。
長男の言葉では伝わらない中学校生活の知りたかった部分が
最後にだいぶわかったような気がしました。
次の日は高校の入学説明会。
同時に長男はプレイスメントテスト&心電図検査。
クラス分けになるだろうから一応勉強していくようにと備えていたけど
「全部マークシートだったよ」と気が抜けた様子。
入学が決まってからも、「本当に高校でやっていけるんだろうか」という
私自身の不安な気持ちが少なからずあったのも事実でした。
でも入学希望者のための学校説明会を聞いて、いいなと思っていた高校が
入学予定者のための入学説明会を聞いて、「やっぱりこの高校で間違っていなかった」と
改めて思うことになりました。
まずもともと重視していた基礎学力向上のための習熟度別クラス制に加えて
今年度からますますそれから一歩先を行くための
「苦手を把握する」システムがとられるということ。
発達障害でも常識になってきたけれど、「できることとできないことを把握して」
「その境界線を見極めてできないことをできるように支援する」
そんな今までの特別支援教育を受けてきた身でも聞いたことがなかったことが
学校の口から保護者全員に向けて伝えていることに感動しました。
特別なことではなく、全員に必要なこと。
できない子ほど大事にしていくこと。
その学校の姿勢、理念がしっかり見えてくる説明会でした。
そして説明会後の個別の相談でも教務主任の先生に
今までの支援級在籍のこと、障害の経緯、具体的にできないことをまとめて
おおざっぱにお伝えしました。
先生はフムフムと聞いていて、(「障害」という単語で構える学校も多いのに)
「できないことがあるのは大丈夫です。じゃあ得意なことはありますか?」
と逆に質問してきました。
漢字検定や学校のボランティアのこと、陸上のことをざっと伝えると笑顔で
「それなら全然問題ありません。苦手なことがあるのは当たり前です。
できることを伸ばしていければ、自信が付けられるんです。大丈夫ですよ」と
しっかりと答えてくれました。
今までずっと学校と話していてもかみ合わないな、と思っていたのが
ようやくここにきて「私の言っていることが通じている」と思えました。
長い春休みが始まりましたが、気負うことなく焦ることなく
ありのままの長男の高校生活の準備に向き合っていこうと思うことができました。
長男が行くことになった高校は
発達障害の「は」の字も標榜していないのに
やたらときめ細かい、いかにも意識しているようなナチュラルサポートが満載。
英数国は基礎学力向上のための習熟度別、少人数学習
豊富な体験学習やそのための丁寧な事前事後学習
書き込みやすい独自の読書ノートやドリル
先生が工夫して作るパワーポイントや視覚教材多数
学校説明会でも何度か
コミュニケーションが苦手な生徒たちが多いこと
体力がなかったり、運動能力が低い生徒が多いこと
なかなか自己有能感を積み上げる経験が乏しかった生徒が多いこと
いじめられた経験がある生徒が少なくないこと
をほのめかすような、そしてそのことを踏まえて配慮をする学校経営を強調していました。
本当のゆとり教育とは何か、
学習、教科の本質とは何か、
そんなことが大事にされているなぁと行く度に思いました。
障害があるなしにかかわらず、不登校や学習不振児に配慮した環境で
カリキュラムや行事、進路指導なども徹底している印象が強く、
個別な配慮というよりも全体的に明るく過ごしやすいイメージです。
できること、できないことよりも
やりたい気持ちを精いっぱい応援するという価値観。
やたらと活発な鉄道研究部を中心に
最初はどれかの部活動に必ず参加してもらうという姿勢。
長男がここで高校生活を送っているイメージが初めてできました。
特別支援学校とずいぶん迷ったのだけれど
本当は高校になってからではなく
小学校も中学校もこんな環境を与えられてあげられれば。
こんな選択肢があれば。
そしてそれを実現しようと思う大人たちが増えてくればいいのになあと思いました。
発達障害の「は」の字も標榜していないのに
やたらときめ細かい、いかにも意識しているようなナチュラルサポートが満載。
英数国は基礎学力向上のための習熟度別、少人数学習
豊富な体験学習やそのための丁寧な事前事後学習
書き込みやすい独自の読書ノートやドリル
先生が工夫して作るパワーポイントや視覚教材多数
学校説明会でも何度か
コミュニケーションが苦手な生徒たちが多いこと
体力がなかったり、運動能力が低い生徒が多いこと
なかなか自己有能感を積み上げる経験が乏しかった生徒が多いこと
いじめられた経験がある生徒が少なくないこと
をほのめかすような、そしてそのことを踏まえて配慮をする学校経営を強調していました。
本当のゆとり教育とは何か、
学習、教科の本質とは何か、
そんなことが大事にされているなぁと行く度に思いました。
障害があるなしにかかわらず、不登校や学習不振児に配慮した環境で
カリキュラムや行事、進路指導なども徹底している印象が強く、
個別な配慮というよりも全体的に明るく過ごしやすいイメージです。
できること、できないことよりも
やりたい気持ちを精いっぱい応援するという価値観。
やたらと活発な鉄道研究部を中心に
最初はどれかの部活動に必ず参加してもらうという姿勢。
長男がここで高校生活を送っているイメージが初めてできました。
特別支援学校とずいぶん迷ったのだけれど
本当は高校になってからではなく
小学校も中学校もこんな環境を与えられてあげられれば。
こんな選択肢があれば。
そしてそれを実現しようと思う大人たちが増えてくればいいのになあと思いました。