misodo6のブログ -7ページ目

misodo6のブログ

「ゆめ・ひらひら」
散るために咲く花などない。と、
うそぶきつ、ふりむけば
かすみの空に、なみだひらひら
「ゆめ・ひらひら」


misodo6のブログ

これにて

 「千秋楽」につき

総天然色スペシャルで

 ございまするうぅぅ・・!


ーそのとき・・・

ぼくには真っ白な、

そう、じっちゃんの背広みたく

白い仕切り線しか

見えてなかった。


misodo6のブログ

そのじっちゃんのいう

”ぶちかましの極意”。

相手から目を離さず、

歯を食いしばり、

足を踏みしめる・・・。

そうすれば、かならず

「そのとき」が・・くる!」


misodo6のブログ
「!ーきたっ!」


「のこった!」


misodo6のブログ

 
misodo6のブログ


misodo6のブログ

misodo6のブログ
「OK。

あとはいつもどうり、

つぶしちゃいなさい。

ぐっちゃりと!」

「んっ!なんじゃとぉ!」

「わるいな、じいさん。

おたくの孫とじゃあ、

体重で20kgちがうんだ。

けがぁ、するぜぃ。」

「うぬむぅ・・。」

「デブはなぁ!

すもうとるときゃ

”肉体派”って

いわれんだぁ!

つぶせぇ、とめえ!」



「くやしいが、これまでか・・。

ぼん、ようやったぞ。」

「だめだよ、じっちゃん。

うそついちゃあ・・。

じっちゃんの”負けず嫌い”は

このぼくがだれより・・・



「うけついじゃってる

 わけだから・・。

このままじゃ、

おわれないってば!」





「居反り(いぞり)!?」




















遠くで花火の音がした。

境内を這うように吹いていた風も

すっくとたちあがり、

袖元にみずほの産ぶ香を

たずさえて

軽やかにスキップを蹴る。


「ほぉ~ぉ。

お月さんも、知らんうちに

ずいぶんたか~く上がったのぉ。

もう・・

夏が、逝く。」

じっちゃんが、ためいきをつく。

元気だが、もうとうに七十は

こえてきている。


「ごめんなさい。

負けちゃった。しかも反則・・。」

「なーんも!気にすな、ぼん。

”相撲”では勝ったんじゃ。

それより、この取り組み中に

感じたことを

忘れずにおることじゃ。」

「はい、じっちゃん。」

「よろしい。

しかし、よく”居ぞり!なんて

難しい技を知っとったなあ。」

「なに?それ?」

「へ?」

「あれは先週テレビで見た

プロレスの”ブレーンバスター”って

わざなんだけど・・。」

「はあ?ブレーンって、

カール・ゴッチのか?

・・・ぶ・うわっはっは!

そりゃいかんぞ!あっはは

それこそ大反則じゃぁ!

しめこみをした・・

カール・ゴッチてかあ?

ひやーはっは!」




「わあっ!」

花火の方で歓声があがり、

川の上の空が銀色に輝いた。

「”ナイアガラ”か。

おわりだね。あっちも・・。」


”こっち”はとんでもないことに

なってしまっていた。

さいしょにぼくが”反則負け”なんて

したもんだから、あとも全敗!

たよりのカズヤさんも

しんきちにガブられ、

電車道の押し出しで敗れた。


さすがに、みんな帰りは

「大売出し」のトラックは避けて

てんでバラバラに

帰っていったが、

ぼくとじっちゃんはのこっていた。


「じっちゃん!

はらぺこで”シオシオのパー”だ!」

「ちなみにうちは、ばあさんの

片栗粉カレーっつっとったなあ・・

ぼん、何が食いたい?」

「じっちゃんがたまに行く

”きち・・”なんとかってゆう

焼き鳥屋さんに行ってみたい!」

「よーし!いったろ1」

「てつやぁー!」

「へい?」

「馬を引けーい!」

「トラックですってばァ。

でえ?どちらへ?」

「や・き・と・り・や!の

”吉鳥”へむかおうぞ!」

「き、き、吉鳥って、あの?」

「あいよ。」

「これから?」

「馬に問う!鳥か!

ババカレか!こたえよ!」

「鳥デース!ヒヒーン!」


じつは「吉鳥」は鳥料理専門の

高級料亭。

僕は砂だらけの〆込み姿で

花街デビューする。


そうそう、もひとり被害者が・・。



「夏の寓話」

ー「夏の終わりの

    ハッケヨイ!」

  ~おしまい~


#あとがき、として。


 おまたせ、というか・・。

 ようやく千秋楽を迎えました。

 まさか「夏の寓話」が

 年またぎになろうとは・・。

 そんななか、なんども

 アクセスしてくださった

 みなさん、ほんとうに

 感謝致します。


まもなく、新シリーズ


はじまります!