#3
『ふっ・1・2・3・・・』って?おい!
「さて、まようこたああるまい。
”ど”のつくまんなかへ
今投げられる、
いっちゃんはえぇ球、ぷりーず。」
「それっきゃねえわな!」
「さーて、こちら県営球場です!
わがF中が、初の県ナンバーワンまで
あとアウト1つ!っーか
1球となりました!
しかし、2アウトながら満塁、
1打同点、あるいは逆転のピンチ!
なお、この放送はハラ無線の
ご協力でハム無線で
放送部、新館がお送りしてマース!」
どうせ満塁だし、派手にいこか。
グワバっとワインドアップで・・。ん?
バッター4番のわりに・・
息は荒いし、握りも甘い。
ま、今日4-0だかんね、このひと。
「さあ、オオタ!
最後の一球となるかーっ!」
りょうすけは、さっきからある音が
きになっていた・・。
『ふっ、1・2・3』と、まるで四拍子を
正確に刻むような・・・。
バッター?しかも目を閉じて・・。
「!」
待てよ・・リズム・・
「オオタの投球リズムに合わせて
呼吸を変えているのか!」
「や・やっぱり!」
「満塁の走者、いっせいにスタート!」
「呼吸が・・・
タイミングが、合った!」
「うっわ、やっべぇぇー!」









