脳内ノート -2ページ目

脳内ノート

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今じゃない時。
ここじゃない場所。

そこには感情を表に出せない女の子がいました。
嬉しくてもうまく喜べない。
楽しくてもうまく笑えない。
悲しくても涙は落なくて、怒りは遥彼方に。

不器用な感情を出すに出せないそんな毎日。
そんな女の子がいくつの時だったか突然に言われてしまったのです。

「何考えてるのか分かんなくて怖い。」

女の子だって自分の考えを、想いをあなたに伝えたいのです。
でも女の子の感情は表に出た途端、崩れて無くなってしまいます。
怖いと言われてしまった女の子はとても悲しみました。でも、涙は零れません。


それから女の子は一生懸命喜びました。笑いました。泣きました。怒りました。
精一杯、自分の感情を表しました。
これなら、怖がられない。そう思いました。


でも女の子はまた、感情を閉じ込めるようになりました。
どこかの誰かの心無い一言によって。

「なんかさ、嘘臭いんだよね。笑顔も、泣き方も、怒り方も。気持ち悪いよ。」

感情を精一杯表現したら、うまくいくと思ったのに。
もう、悲しまなくて済むと思ったのに。

女の子はとても、とても、悲しみました。
でも、その瞳に涙はありませんでした。






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君を初めて見たのは夏の暑い日だった。
遠目で見ただけなのに僕は思わず足を止めた。
君があまりにも美しすぎて。

この世の奇跡。
地上に舞い降りた天使。
そんな陳腐な言葉では言い表せなかった。

遠くから見てるだけで息が詰まりそうだった。
時が止まったかのように動けなかった。
近付くことも離れることも出来なかった。
どれほどの時間が経ったのだろう。
夏の暑さにやられたようにただ、佇んでいた。
ゆっくり近付き話し掛けた。
君はほんの数メートル先で佇んでいた僕に気付いていたようで、笑顔で僕と話してくれた。
その美しい声に僕の思考は止まってしまった。
何を話したかも思い出せない。
ただ、緊張してまともな受け答えなんて出来ていなかったと思う。
それくらい君は美しかったんだ。

それから幾度か会いもしたが僕の君への名前を付け難いこの気持ちは治まることはなかった。
微かな接点を大切に、大切に守り続けてた。
それが僕にできる唯一のことだったから。

あの日から月日も経ち君はどんどん僕の手の届かない処へ行くけれど、僕はいつまでも君への気持ちを変えることなく生きていく。
君を想い続けて生きていく。




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おはよう。

今日はポニーテールなんだね。
よく似合ってるよ。
今日はやたらと大荷物だね、大丈夫かい?

不規則に揺れるポニーテールから君の香りがする。
まだ残暑が厳しい。少しの汗の匂いも混ざってる。
そしてワイシャツが少し湿ってるね。
ちゃんと下に着ているようだ。さすがは君だね。
純潔な君はブラジャーなんて透けさせてるような下品な女とは違うんだ。
もう少し後ろに下がればきっと君のスカートの中が見える。
でもね、僕はそんな無粋なことはしないよ。
なにより紳士的じゃないしね。
僕はいつか君の隣に並ぶ男だ。それに相応しい行動を心掛けないとね。

教室での君は静かだね。誰と話すわけでもない。
それでいいんだよ。君は高尚な存在で居るべきだからね。



さぁ、学校が終わった。
帰路につく君を見守らなきゃ。
無事にうちに帰れるかな?
後ろには気を付けるんだよ。
誰かに連れ拐われたりしないようにね。



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