息子がよく聴いている不思議な曲。
なんだか闇が見え隠れしていて、母としては「大丈夫か?」と思ってしまうのだけど。
まてよ?
私は思春期、SCREAMING MAD GEORGE&PSYCHOSISとか部屋で爆音上映してたよな。
それで母に心配されたっけ。
その後、「スクリーミング・マッド・ジョージさんは特殊メイクの神様で、お母さんの好きなエルム街の悪夢とか他にも色々な映画の特殊メイクしてるよ」と言ったら興味を持ち出していたけれど。
私は母のことを、すごく心配性で面倒くさいと思っていたのですが、母になってみてわかった。
こんな娘、心配するわそりゃ。
母ちゃんごめん。
近年は実家に帰ると、化粧品の話で盛り上がる。母は加齢によりまつ毛があまり生えなくなってそれが悩みだと言うので、一重でもグイッと上がるビューラーとマスカラ2種使いでくるりんまつ毛にしてあげた。嬉しそうで、私も嬉しい。
昔よりも、色々な話が出来るようになって、母と娘というよりも、対等な女同士のような。
母は、私を守らなければという「母としての自分」に縛られなくなり、私はそのことにより「良い娘でいたい」というプライドを捨てられた。
生まれてから、色んな価値観をどんどん重ね着していく時代は過ぎて、これからは1枚ずつ脱いでいく。
そして身軽になって、宇宙に帰りたいな。