ゆり子さんの『エスプレッソコーラ』という漫画のファンなのですが、色々な特性のことが本当にわかりやすく、教育現場や保護者、周囲の人たちなど様々な立場の目線で考えるきっかけをくれる素晴らしい漫画です。


Amazonで、番外編以外は無料で読めますよ。

こんな為になる漫画が無料なんてありがたいことです。


最近更新されていたお話をさっき読んだのですが、療育に通う女の子が幼稚園で周囲の子とトラブルを起こしがちで、クラスの他のお母さんからもクレームが出ているということで保護者会で特性のことを説明することになってしまいました。

療育の先生にも同席してもらい、苦しみながらも頑張って理解を得ようとしている姿に「頑張った、頑張ったね…!」と勝手に発達特性のある子育て仲間として拍手をおくったり。


保護者会のあと、お母さんと二人になって療育の先生が言いました。


知ってもらうことが大事だと。

特に知的な遅れがない子の場合誤解されやすく、保育士や支援員すら適切な理解が出来ていないことは多々あると。

もう今は高齢世代の障害児の親たちが必死に声を上げて、涙を流して今の時代の支援を作ってきたように、一人ひとりの声が福祉を作って行くのでしょうね、と。


この言葉が胸に突き刺さって泣けてきました。

アツいぜ。こんな先生一生ついていきたい。

おまえは誰だと言われても。


こんな日陰のブログ、何の影響力もないのですがそれでも話し続けることに何か意味を見つけられるかもしれない。今は誰の役にもたってなくたって。


私は学校の先生、特に小学生時代は息子の特性のこと、たくさんたくさん細かく話してきました。でもいつもどこかで申し訳ない気持ちがありました。

だって1年か2年しか担任じゃないのに、30人以上いる子供のうちのひとりのこと、こんなに細かく話したって迷惑なだけなんじゃないかって。


そうだったかもしれないけど、それでも、もしかしたら先生達がいつか息子と似た特性の子に出会った時に、何か役に立つかもしれないじゃないか。…とオモイタイ…


私は難病指定の持病もちですが、新しい治療法など試す時に経過とかを先生に根掘り葉掘り聞かれるんですね。最初はなんかモルモットにされている気がしてしまったけれど、そうだ、これだって役にたつことだったじゃないか。

そう思えば、重大な任務を授かった気がして何だか力が湧いてくる。


特別な仕事、やりきってやろうじゃないの。