2023年5月に中学3年の子が突然の体調不良になりました。

起立性調節障害(OD)と診断されています。


病院で処方して貰ったリスペリドンでチックが治まり一安心したものの、子供に抗精神薬を飲ませ続けることに不安を感じ、他に方法はないかとチックについて色々調べ始めました。


するとCBITという治療法の存在を知りました。

でも、当時日本ではあまり知られていない療法で(今もかな?)、私も初めて耳にする言葉でしたし、その是非を判断するにも情報がとても少ない状態でした。


見つけたのは、一般社団法人日本CBIT療法協会です。

この協会のホームページや体験談を読むに、とても良さそうではあるけれど、疑り深い私は、架空の体験者の架空のエピソードをいいように体験談として掲載しているだけかもしれない...

と素直には信じることが出来ません。

料金も躊躇する額でした汗


当時、海外在住の方のブログでお子さんのチックがCBITで治ったというのを見つけました。

日本では知られていないCBITですが、海外ではチックの療法として病院で普通に受けられる治療のようでした。


思いきってやってみよう!!

コロナ元年に政府から給付された国民1人10万円も絶妙なタイミングで背中を押してくれました。

日本CBIT療法協会の木田さんにお世話になりました。


日本CBIT療法協会 


代表 木田さんのブログ 


服薬でチックが治まっていたので木田さんに相談すると、治まった状態でもセッション可能との事でした。

でも治まった状態だと効いているのかどうか分かりづらそうだなと思ったので、服薬を辞めて、セッションに備えてわざとチックをもとに戻しました。

セッションをする時には運動チックも音声チックも出ている状態でした。


チックは指摘しないでそっとしておく方がよいとよく見聞きしますが、CBITをやるには本人がチックを認識して向き合わないといけません。

うちの場合は、本人が既にチックを認識し強く悩んでいたのでその辺は問題ありませんでした。

今思うと反抗期に入る前でちょうどよいタイミングだった気がします。

反抗期に入ると親の言うことは聞かないでしょうし、毎週毎週何回もセッションするのを嫌がりそうです。

うちの子は自分で自分のチックに悩み、どうにかしたいという気持ちが強いタイミングだった為、セッションや練習も積極的に取り組み効果が出たのかなはてなマークと思っています。


全8回あるセッションの前半の数回目で既にチックは無くなりました。

チックのある子は癇癪持ちの子が多いそうですが、うちの子は癇癪はなくどんな時も平均して穏やかな性格です。

それがCBITが早く効いてチックが早々に治まった要因かもしれないと当時木田さんに言われました。


セッションは今出ているチックの一つ一つの特長を把握して、それぞれに適した

拮抗反応を木田さんの指示通りにやっていく感じで行われます。

コツを掴むと、このチックにはこんな拮抗反応が良さそうだなと子供自身が自分で分かるようになったりもしました。

当時はうちの子は教わった呼吸法を使って学校でも人知れずチックを止めていると話していました。

どんな治療も効果のでる人、でない人といるんだろうと思いますが、我が家の場合は、CBIT 、思いきってチャレンジして良かったと思っています。


木田さんのサイトによるとCBIT が全てのトゥレットに効果がある訳ではないが、木田さんの元では7割以上の方に効果が表れているそうです。

その中でも、うちの子のように完全にチックが消えてチックフリーになるのは全体の2割程のようです。