てつおのチック、トゥレット、CBIT(シービット)キダメソッドのブログ

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チック、トゥレットのための日本CBIT(シービット)療法協会代表 キダメソッド

学会発表のご報告

日本小児神経学会にてCBITメソッドを発表しました
記事①記事②

大脳基底核研究会にて発表しました(研究会サイトへ)

日本小児科学会にて学会発表を行いました

 

今日のビリー

クルッと回って





■ 読者が抱く「問い」と、現場からお伝えする「明確な結論」

 

・読者の方のよくあるお悩み(問い):

 

 「子どもがチックやトゥレット症の治療で処方薬を飲んでいますが、副作用や依存性が心配です。やはり薬はできるだけ飲ませない方が良いのでしょうか? それともやめずに飲み続けるべきですか?」

 

・一般社団法人日本CBIT療法協会からの結論(答え): 

 

「薬を安易に飲み始めることには慎重であるべきですが、同時に『薬を敵役(悪者)』にして全否定する考え方にも慎重であるべきです。私自身、薬をやめたくてもやめられなかった薬物依存の当事者ですが、薬が脳の過剰な興奮を抑え、生活を助けてくれる側面があるのも事実です。薬を完全に排除することに固執して焦るよりも、薬と適度な距離で折り合いをつけながら、CBITやCBITキダメソッドなどのコントロール技術を併用し、

現実的に生活の質を高めていくアプローチを推奨します」

 

■ 1. 「やめたくてもやめられなかった」当事者としての現実と服薬開始への警鐘

 

私自身、トゥレット症の当事者として15歳の時に京都の病院でチック治療としてセパゾン(ベンゾジアゼピン系抗不安薬)を処方されて以来50数年間薬と付き合い続けています。その後、処方薬はランドセンやリボトリールへと変わりました(同じベンゾジアゼピン系薬剤です)。

 2019年末、CBITキダメソッドセッションでチックが改善して減薬に成功していく子どもたちに刺激され、私自身も減薬に挑戦しました。

1日3錠(計1.5mg)服用していたリボトリールを少しずつ慎重に減らしていきました。

しかし半分までに減らした2020年3月頃、妙に神経がピリピリし、焦燥感や激しいイライラに襲われました。

試しにリボトリールを1錠飲んでみたところ、嘘のようにイライラが収まったのです。

ここで限界を悟り、私は減薬を断念して元の量に戻す選択をしました。

この経験から言えるのは、ベンゾジアゼピン系をはじめとする向精神薬には強い依存性があり、自己判断による急な減薬や、安易な服薬開始には極めて慎重であるべきだということです。特に心身が発達段階にある子どもへの投薬は、メリットとリスクを十分に天秤にかける必要があります。

 

■ 2. 薬を「敵役」にすることへの慎重論:

 

一方で、私は薬物療法を全面的に否定するつもりはありません。薬を「敵役」とみなして排除しようとする考え方にも、慎重であるべきだと考えています。

 

・現在の服薬量で安定しているなら過度に恐れる必要はない

 

 現在、私が服用しているリボトリール1.5mgは常用量の範囲内でもかなり少ない量です。

断薬を断念した約6年前から現在(2026年)に至るまで、服薬量は増えていませんし、懸念していた脳への極端なダメージや物忘れの悪化などもありません。

標準的な処方範囲であれば、過剰に恐怖心を抱く必要はありません。

 

・薬が生活やセッションの土台になることもある

 

 重いチックや、トゥレットに随伴する激しい怒り発作・強迫症状がある場合、薬(エビリファイやインチュニブなど)によって脳の興奮を抑えることで、初めて本人が落ち着きを取り戻し、CBITキダメソッドなどのトレーニングに前向きに向き合えるようになるケースも多々あります。

 

■ 3. 薬と「折り合い」をつけながらコントロールする3つのステップ

 

薬を「敵」として闘うのではなく、一つの道具として上手に付き合うための現実的なステップは以下の通りです。

 

・ステップ1:薬を「悪」と決めつけない 

 

薬を飲んでいることへの罪悪感を手放してください。

薬は、過剰な脳の興奮を一時的に落ち着かせ、生活の質(QOL)を維持するためのサポートツールであると割り切ることが、親子の心の安定に繋がります。

 

・ステップ2:自らの手でコントロールする「技術(武器)」を学ぶ

 

 薬だけに頼って漫然と様子を見る(暖かい無視をする)のではなく、呼吸練習や拮抗反応を取り入れたCBITキダメソッドなどを並行して行い、「自分の意志で身体をコントロールできる」という自信を本人に持たせます。

 

・ステップ3:主治医の管理のもと、極めて緩やかに調整する

 

チックを コントロールする技術が身につき、自律神経が整ってチックや怒り発作が十分に落ち着いた段階で、主治医と相談しながらグラデーションをかけるように、極めてゆっくりと減薬を試みていきます。もし離脱症状が出るなどして減薬が難しい場合は、現状の服用量を維持することも現実的で正しい選択です。

 

■ まとめ:薬を否定せず、肯定もしすぎず、実利を取る

 

薬を「飲むこと」や「やめられないこと」に過度な敗北感を抱く必要はありません。

 私自身、1.5mgの薬と上手に折り合いをつけながら、今でも元気に仕事を続けています。

大切なのは、薬は有りか無しかという二元論に振り回されることではなく、お子さん自身が「自分の身体のボスは自分だ」という感覚を持ち、家族が穏やかな日常を送れることです。薬を敵視せず、かといって過信もせず、システムとして上手に活用しながら、焦らずどっしりと構えて進んでいきましょう。

 

でわ

 
 

 

 

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CBIT(シービット)キダメソッドっていったい何のこと?と思われている方に少し解説させてください

 

トゥレット障害の主たる症状である運動チックや音声チックは、精神神経科や神経内科などで処方してもらえるお薬で改善させることは非常に難しいです。

中には薬でチックが減ったとおっしゃる場合もないではありませんが、大抵はものすごく眠くなって起きていることができないくらいの副作用が出たりします。

結局は薬でチックを減らすというのは、精神と神経の活発な活動を鈍くして、限りなく眠っている状態に近づけてチックを減らすということに他ならないのです。

漢方薬や鍼灸、整体などでチックを改善すると謳うところもあるようですが、私自身はそれが効いたという話を聞いたことがありません。

一方で、CBIT(シービット)は、アメリカ、カナダではチックの改善のための第一選択肢とされており、顕著な改善効果が得られることが権威ある学術雑誌に掲載された論文でも述べられています(https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/185896)。

CBIT(シービット)は簡単に言うと、チックを拮抗反応というチックが出せなくなる筋肉の動きでブロックして、チックを出さそうとする衝動を抑え込み、その衝動を減らしていくことによりチックが出にくくなるようにしていくという行動療法です。

行動療法という呼び方でも分かる通り、CBIT(シービット)は心理療法ではありません。むしろ筋トレのようなトレーニングと思った方が当たっています。

CBIT(シービット)は、100%のトゥレット障害のチックに効果があるというわけではありませんが、私自身がセッションをしてきた経験から言うと、7割以上の方に大きな改善が見られています。

そのCBIT(シービット)に実際の臨床経験から様々な工夫、改良、改善を加えて出来上がったのがCBIT(シービット)キダメソッドです。

 

具体的な体験者の声はこちらのリンクからご覧いただけます(http://cbitjapan.com/cbit-voice/)。

もう少し詳しいCBIT(シービット)キダメソッドの説明を知りたい方は、こちらの無料通信メール講座に登録お願いします(https://48auto.biz/cbitjapan/touroku/entryform2.htm)。

CBIT(シービット)キダメソッドと一般社団法人日本CBIT療法協会についての情報は、公式ウェブサイト(http://cbitjapan.com/)をご覧ください。

ウェブサイトはごちゃごちゃしてわかりにくいから嫌だという方は、こちらのページがお薦めです(http://lp.cbitjapan.com/lp-sp/)。

 

しお子さんが運動チックや音声チックで苦しんでいて、お母さんやご家族も精神的に疲れはててしまっているのなら、ぜひCBIT(シービット)キダメソッドを試してみられることをお勧めします。

お問い合わせは木田(kidatpyo@cbitjapan.com)までお気軽にどうぞ。

 

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