てつおのチック、トゥレット、CBIT(シービット)キダメソッドのブログ

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チック、トゥレットのための日本CBIT(シービット)療法協会代表 キダメソッド

CBITキダメソッドセッションを体験した埼玉県の小2男子君のお母さんから感想文をいただきました。

 

◉CBIT療法キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

 

一年生の夏休みから首振りチックが出始めました。

夏休み中に引っ越すことが決まっていたのでストレスからくる一過性のものかなと思い様子を見ていましたが、その後も白目、鼻を膨らませるなど形を変えて様々なチックが常に出ていました。

 

◉今回CBIT療法キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

 

まず小児科に相談しましたが、チックが出始めてまだ一年も経ってないので様子見でと言われ、漢方も処方されましたが特に変わることはありませんでした。

一年生の三学期から首振りに加え、お腹がビクつく腹筋チックと音声チックが出始めました。

高音のチックが2秒に1回は出ているような状況に私が耐えきれず精神的に参ってしまい、縋る思いで木田先生に連絡しました。

また息子は腹筋チックでお腹が痛くなるのが辛かったようで、CBITを早く受けたいと待ち望んでいました。

セッションまで1ヶ月あったので、親子で先生のブログを参考に呼吸法の練習をすると悩みの種だった音声チックと腹筋チックは消失していきました。

 

 

◉お子さんがCBIT療法キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

 

セッション中盤では瞬きチックが酷くなり、呼吸練習の回数を増やして丸一日しっかり取り組んだところ次の日から激減し、親子でCBITキダメソッドの効果を実感できました。

それまではなぜ僕にはチックがあるのかと悲観的だった息子も、CBITキダメソッドを積極的にやるようになり、新たなチックが出ても今まで色んなチックを止めてきたから大丈夫と自信を持てるようになりました。

また息子は些細なことですぐ泣き、泣けば思い通りになると泣き落としにかかっている事を先生に指摘され、泣くこと禁止の宿題を出されました。

泣き虫は気質だから仕方ないと思っていましたが、思った以上に普段から泣いていたことに改めて私も気づき、今後は泣くことに頼らないように感情もコントロールしてほしいと思っています。

 

 

◉CBIT療法キダメソッドを受けた感想を教えてください

 

毎日チックのことで頭がいっぱいでしたが、今では精神的な余裕が生まれました。

けれどもセッションの宿題はとても大変でした。

息子も遊びたい気持ちや疲れて気分が乗らないときがあり、親としてもどかしさもありましたが、ご褒美の目標達成のためセッション後半では積極的に宿題をするようになりました。

先は長いですがこれからも呼吸法はずっと続けてチックと上手く付き合っていきたいと思います。

 

 

◉CBIT療法キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

 

チックに悩む全ての方に。

 

 

◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの親御さん達にお伝えしたいことなどあればご自由にお書きください

 

息子のチックが治ることなく増悪した時は不安でチックのことが頭から離れなくなり食事も喉を通りませんでした。

小学二年生ということもあり、CBITはまだ効果がないかもしれないと思いセッションを申し込むのも勇気がいりましたが、真面目に取り組めば衝動はしっかり下がることがわかり今では本当にCBITキダメソッドを受けてよかったと思っています。

この先ピークがあったとしても親子で頑張って乗り越えていきたいと思います。

 

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 (括弧内はお母さんによる評価です)


 

木田のコメント

 

埼玉県の小2男子君です。

小2なのでちょっと難しいかな、理解できるかなという懸念はありましたが、実際にセッションで会ってみるととても賢そうで大人びていて、え、本当に小2?と思うような子でした。

セッションの中でも宿題の呼吸練習もとても熱心で、宿題は大抵100%こなしてくれていました。

お母さんが私のブログを読み込んでくださっていたようで、ブログの呼吸練習をやることで、症状の重かった音声チックと腹筋チックはセッション開始時には消失していたようです。

 

セッション開始時のチックの総量を10とした時の、セッション2回目以降のチックの量のお母さんによる評価は以下です。

 

10→6、3、5、4、3、2、1

 

途中、5が3に上がっているところがありますが、これは瞬きチックと鼻の穴を広げるチックが出現したためです。

どちらのチックも呼吸練習と拮抗反応を入れることを強化することですぐに減っていきました。

 

小学2年生はオリジナルのCBITでは年齢下限より下ということになっていますが、CBITキダメソッドは呼吸法も取り入れているため、幼いために拮抗反応を入れられないでもチックが減っていく効果が高いため、お子さんのチックに対する自覚や困り度などを考慮しながら基本的には受け入れることにしています。

埼玉県の小2男子君はとてもうまくいった例になります。

中には小2ではまだちょっと早かったね、というお子さんもおられることも確かです。

 

小2男子君は東大医学部に行く!と宣言していました(^^)

どこまで本気かは分かりませんが、どこかで本気になってくれて実現したら私的にはとても嬉しいです。

 

でわ。

 

 

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CBIT(シービット)キダメソッドっていったい何のこと?と思われている方に少し解説させてください

 

トゥレット障害の主たる症状である運動チックや音声チックは、精神神経科や神経内科などで処方してもらえるお薬で改善させることは非常に難しいです。

中には薬でチックが減ったとおっしゃる場合もないではありませんが、大抵はものすごく眠くなって起きていることができないくらいの副作用が出たりします。

結局は薬でチックを減らすというのは、精神と神経の活発な活動を鈍くして、限りなく眠っている状態に近づけてチックを減らすということに他ならないのです。

漢方薬や鍼灸、整体などでチックを改善すると謳うところもあるようですが、私自身はそれが効いたという話を聞いたことがありません。

一方で、CBIT(シービット)は、アメリカ、カナダではチックの改善のための第一選択肢とされており、顕著な改善効果が得られることが権威ある学術雑誌に掲載された論文でも述べられています(https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/185896)。

CBIT(シービット)は簡単に言うと、チックを拮抗反応というチックが出せなくなる筋肉の動きでブロックして、チックを出さそうとする衝動を抑え込み、その衝動を減らしていくことによりチックが出にくくなるようにしていくという行動療法です。

行動療法という呼び方でも分かる通り、CBIT(シービット)は心理療法ではありません。むしろ筋トレのようなトレーニングと思った方が当たっています。

CBIT(シービット)は、100%のトゥレット障害のチックに効果があるというわけではありませんが、私自身がセッションをしてきた経験から言うと、7割以上の方に大きな改善が見られています。

そのCBIT(シービット)に実際の臨床経験から様々な工夫、改良、改善を加えて出来上がったのがCBIT(シービット)キダメソッドです。

 

具体的な体験者の声はこちらのリンクからご覧いただけます(http://cbitjapan.com/cbit-voice/)。

もう少し詳しいCBIT(シービット)キダメソッドの説明を知りたい方は、こちらの無料通信メール講座に登録お願いします(https://48auto.biz/cbitjapan/touroku/entryform2.htm)。

CBIT(シービット)キダメソッドと一般社団法人日本CBIT療法協会についての情報は、公式ウェブサイト(http://cbitjapan.com/)をご覧ください。

ウェブサイトはごちゃごちゃしてわかりにくいから嫌だという方は、こちらのページがお薦めです(http://lp.cbitjapan.com/lp-sp/)。

 

 

もしお子さんが運動チックや音声チックで苦しんでいて、お母さんやご家族も精神的に疲れはててしまっているのなら、ぜひCBIT(シービット)キダメソッドを試してみられることをお勧めします。

お問い合わせは木田(kidatpyo@cbitjapan.com)までお気軽にどうぞ。

 

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