8月23日(火)の退社日
この日が最後でした。
22日にも会社に行きました。
この日じゃないと会えない人がいたので。
Rさんには会わなかった。
23日、Rさんにも会いたくて
配達時間に合わせて行きました。
ロッカー室に着くと
ちょうどRさんに会えたんです。
気まずそうな顔をしていました。
それもそのはずです。
伝えられたところで、どう接すればいいのか
わからない。
これから配達に行くのに何も話せない。
周りに人もいるし…。
配達に行く姿、見送ることができました。
何時に戻ってこれるのかわからない。
でも、ちゃんと会えました。
社員証と鍵を返却する時間は
決めていませんでした。
17時までに総務に来るようにと
言われただけです。
15時に社内で待ち合わせをしていました。
入った当初から、仲良くしてくれた人。
その人を待っていたり、
部長に最後の挨拶をしたり
なんやかんややっていたら
Rさんが戻ってきていました。
挨拶まわりをしている間に
やっぱり連絡先を渡そうと決意して
いつも手帳に入れてある
メッセージカードに番号を書いて
持ち歩いていたんです。
「Rさん、コレ。
いらなかったら捨てて下さい。」
「はい」
メッセージカードを胸ポケットに入れて
休憩室に行ったRさん。
社員証と鍵を返却して、
夜間でお世話になった方々にも挨拶。
最後の最後
もう一度Rさんのところに行って
「返却してきたので
おしまいになりました。」
「うん、お疲れさま。
いつ手術するか決まった？」
〜〜〜〜〜〜〜〜
少しだけ話しができました。
連絡先に関しては、何も触れないし
小さな手紙に関しても何も言わない。
でも、ちゃんと受け取ってくれたんです。
いつもと変わらない笑顔も
見せてくれました。
後悔しているのは
Rさんの写真を撮れなかったこと。
階段のところで振り返ったら
もしかしたら
見送ってくれていたかもしれない。
そうしたら、写真も撮れていたかしら。
そう思うと後悔してしまいます。
今度会えるとしたら、配達中かな。
配達エリアは把握しているので
すれ違うことはできます。
Rさんからの連絡はありません。
マスクをしていない私の顔を
彼は知らないのだから仕方ないと思います。
これでRさんとのことはおしまいです
寂しいけれど
不思議と泣いてはいないんです。
でも、彼の気持ちが知りたくて
ココナラでお世話になっている
micoさんに鑑定してもらいました。
それはまた次回。