リフレクションをシンプルに問う | 三嶋浩二Official Blog

三嶋浩二Official Blog

三嶋浩二のOfficialブログ。
 
 ~社会をより豊かに~


最近よく質問されたり、相談されたりするので、ふりかえり(リフレクション)についてです。

参考として東京大学の中原先生のHPを貼っておきます。
NAKAHARA-LAB.NET

ユトレヒト大学のコルトハーヘン先生による8つの問い

これを頭に叩き込んでおけば

ふりかえり の時に助けになってくれます。

自分は何をしていたのか?
自分は何を考えていたのか?
自分はどんな感情をもっていたのか?
自分は何をしたいのか?

相手は何をしていたのか?
相手は何を考えていたのか?
相手はどんな感情をもっていたのか?
相手は何をしたいのか?


とてもシンプル

行動
思考
感情
望み

この8つの問いの組み合わせでほぼ足ります。

例えば、

感想を聞いた時に

「行動」しか出て来なかったら
「その時どう思ったか」と「思考」や「感情」をさらに尋ねればよい

「感情」しか出て来なかったら
「何をした時にそう感じたか」と「行動」をさらに尋ねればよい

「思考」しか出て来なかったら
「なぜそう考えたか」とさらに尋ねればよい

「望み」しか出て来なかったら
「他者」や「集団」に対し「この人はこう望んでいるけど、どう思うか」を尋ねればよい

「行動」には、使った感覚も含めればOK。



特にドラマケーションで大事にしたいのは、行動と感情の部分


どんな行動、感覚の時に自身がどんな感情を持つか

あとは
8つの問いを使って出たものが「何」であるかを自身が意味付けできればよい。



この問いは、別にワークショップ特有のものではありませんね。

仕事でも十分使えます。

私が小売り業の店舗管理をしていた時、従業員に対して、「思考」と「行動」を自身で認識する方法で育成業務をしていました。

今思えば、この8つの問い+ケーススタディーでした。

リスクが少なく汎用性の高いオペレーションは、問うことと様々なケースの提示により皆の答えがほぼ同じになるわけですが、個人個人で出した答えなので、やらされてるという感情よりも、自身が発見したという自信から元気に仕事をしてくれました。

このように仕事でも使える「8つの問い」そして、ドラマケーションの「ファシリテーション」は、多くの場面で生かせるものです。

以上、8つの問いを簡単に紹介しました。