松田吉嗣三島市議が自身の経営する食品会社が三島市と取引関係にあり、地方自治法の議員の兼業禁止規定に抵触するとされている問題で、大房正治三島市議会議長はミエルカイの取材に「兼業禁止規定には該当しない」と回答した。

大房議長によると、松田市議から聞き取りをしたという。同市議が代表を務める会社「松田商事株式会社」(以下・松田商事)の平成29年度の決算書も確認。他の自治体での判例を元に、松田商事全体の売上に対し三島市との取引が少額であることを理由に兼業禁止条項に該当しないとした。松田市議が市議会選出により、三島市監査委員を務めていることについて言及はなかった。

また、兼業禁止条項について、三島市議会会派代表者会議を通じて議員に対して注意喚起を行なったとしている。各会派と会派代表者は以下の通り。緑水会(松田吉嗣)、新政会(杉澤正人)、新未来21(川原章寛)、公明(鈴木文子)、改革みしま(土屋利絵)、日本共産党議員団(服部正平)。

三島市議会は、11月定例会は11月25日から始まる。  (masagon)