三島市職員が、住民異動届を上司の許可なく無断で運用していた問題で、ミエルカイは複数回の情報公開請求をした。三島市は、同市人事課課長(以下・人事課長)が存在を明らかにしていた市民課管理職と交わしていたメール等の書類について、開示書類として提示されることはなかった。人事課長は「開示請求窓口である広聴文書課からは、対象文書に関する問い合わせはなかった」と説明した。ミエルカイからの開示請求は、市民課だけを対象にせず「三島市全庁内において保有している文書」として三島市役所内全ての部署を対象にしている。

 広聴文書課が今回の開示文書対象を市民課だけと限定して、人事課をはじめ他の部署にも問い合わせをしていない場合、開示方法そのものの妥当性を問う声も浮上しそうだ。

 

人事課長との一問一答は以下の通り

 

市民課係長(以下・係長)からの相談やメールを所有していながら、情報公開請求に対しての対象文書提供供依頼は、情報公開担当である広聴文書課や市民課からは来なかったのか。

「来なかった」

 

ミエルカイは、今回の開示請求は市民課だけを対象にしているわけではなく、三島市役所全体を対象にしている。それなのに問い合わせすらないのか。しかも市民課長は人事課長が対象文書を所持しているのを知っているはずだが。

「自分の持っている文書を提供してくれとの話は無い」

 

市民課長は人事課長も対象文書を所持していることを知っていながら、開示文書として出す出さないを自分で判断したということか。

「相談も連絡も来ていないので市民課長の意図はわからない」

(masagon)