三島市職員が同市住民異動届(以下・変更書式)の書式を管理職の許可なく運用していた問題で、ミエルカイは、三島市企画戦略部人事課課長(以下・人事課長)に取材。人事課長からは「お粗末」「起案用紙を付ける」などの発言が飛び出した。同課長については、市民課管理職への取材で名前が浮上していた。

 

 人事課長への一問一答は以下の通り。

 

2019年12月24日決裁の三島市住民異動届の変更文書が、簡易決裁として書式に印鑑を押しただけの一枚だけで決裁が行われたことを知っているか。

「市民課から相談があったので、もちろん知っている」

 

どう思ったか。

「正直、これ一枚で決裁されたのかと思うと随分お粗末だと思った」

 

人事課長の部署で同じように書式の変更があるときはどのようにするか。

「起案用紙を用い、最低でも新旧の書式を付けてどこがどう変わったかを明記し、

変更と理由と変更に至った経緯を記載する」

 

今回の市民課作成の書式では、何が問題と考えるか。

「今のスタッフが全員いなくなった時、なぜこの書式変更が行われたのか検証ができなくなる。

職員内でも市民からの問い合わせがあっても回答することができない」

 

職務として書類を作成するにあたって、必要なことは端的に言うと何か。

「将来に渡って、誰が見てもわかるような書類を残すことだと思う」

(masagon)