静岡県三島市が民間企業などに設置の依頼をしているAED(自動体外式除細動器)。この設置を巡り、三島市が企業などへの定期的な器具の点検などを十分に行っていない状態にあることが、ミエルカイの調べでわかった。関係者からは「万が一の時に動かないことがあったら、何の意味もない」と警鐘を鳴らす声が出ている。
三島市は『あんしんAEDステーション』を西暦2007年から重篤な傷病者が発生した場合に備えて、救命目的に設置を進めた。市によると現在では公共機関、民間企業、コンビニエンスストアの約120か所に設置されているという。
施設への設置について、市が定めた認定要件を満たす必要がある。この要件を満たすと、市が認定して標識を交付する手順にある。
AEDは機械そのものが高額であることに加えて、内部に搭載されているバッテリーは概ね2年から4年程度、また人体に付けるパットは2年程度しか持たないため定期的な保守点検が必要となる。別の関係者によれば「市内で認定されたAEDの中には耐用年数を超えて動かないものもある」と指摘する。
ミエルカイではこの問題を重視。三島市に対して「あんしんAEDステーション」の管理状況に問い合わせをした。所管をしている、健康づくり課は「設置をしてもらっている事業者の厚意でこの制度は成立してはいる。市は年に1度の調査をしている。調査によって使えないことが判明した場合は交付の取消等の対応をして、体制整備に取り組んでいる」と回答があった。
「(市は)調査をしているとしているが、少なくとも自分のところには一度も市の調査はありません」(前記関係者)
ミエルカイではAEDの管理体制について情報公開請求をしてみることにした。(続く・masagon)


