ワイドがらみ複数でおいしかった こんな風に少額で楽しむのがいいかな
吉田隼人が落馬したようだけどケガしていなければいいんだが
「為替ニュースから」
とれんど捕物帳 ドル円は再びトレンド落とす ユーロはショート戦略が適当か
:2012/07/21 (土) 08:35
ドル円は再びトレンドを下に落とした。79円の水準をブレイクしたことで、80円にはしばらく戻らないといった雰囲気。相対的にドル高基調であることや、下値には介入警戒感もあり、下放れの展開までは見られていないが、上値は時間と伴に重くなって来ている。ユーロは下げ継続。週前半は下げ渋る動きも見られていたが、上値は重く、週末にはスペインがトリガーになって売りを加速させている。欧州に対する市場の不信感を再確認といったところ。
一方でユーロキャリーの資金を集めている豪ドルやポンドは何とかトレンドを維持。ただ、ポンドは怪しくなって来ているようにも思われるが。
今週の注目イベントは米企業決算とバーナンキFRB議長の議会証言があった。米企業決算は懸念されていたハイテクの決算が相場全体に明るいムードを漂わ せている。力強いとは言い難いが、事前にかなりネガティブに見積もっていた面もあり、失望的な状況では無いといったところ。来週はアップルの決算発表が予 定されており動向が注目される。次期MAC・OSの発売日発表も噂されているようだ。
さてバーナンキ証言だが、株式を中心に、市場が切望しているQE3のヒントが出るかどうか注目されていたが、概ね前回のFOMCから姿勢に変化は無かっ た印象。「必要なら用意はある」としているが、さほど積極姿勢は感じられない。今夏以降、雇用が緩やかながらも回復して行く可能性もあり、この場面で数少 なくなった武器を使いたくはないだろう。次回8月FOMCでのQE3は無いものと予想する。
せめて超過準備の付利引き下げぐらいはとの希望もあるようだ。それについては可能性はあるかもしれない。ただ、効果はどうだろうか。
ECBが預金ファシリティの金利をゼロに引き下げた。予想外に思い切った行動と思ったが、それを受けての欧州金融機関の行動は、使い勝手のよい当座ファ シリティに資金を移しただけに留まっている。今のところは市中に流れてはいないようだ。日本もそうだが、まだまだ、景気の見通しが弱い中では金融機関もリ スクがとれず、融資には慎重にならざるを得ないだろう。南欧のマイナス成長が続きそうな中で、資金需要も旺盛ではないのかもしれない。
FRBにしても、オペレーション・ツイスト同様に付利引き下げの効果は疑問。少なくとも雇用を刺激する可能性は小さいようにも思われる。なお、9月以降 になると11月の大統領選を控え、選挙戦に影響を与えまいと、FRBは政策変更を躊躇うことから、8月FOMCが当面最後のチャンスとの見方もあるよう だ。ただ、過去の動向を検証すると、意外にそうでもないと言えそうだ。
さて来週だが、引き続き米企業決算と、米GDPが注目。特にアップルが米株を盛り上げてくれることが期待される。米GDPに関しては4-6月の小売売上 高が冴えなかったことからも、個人消費が第1四半期よりも減速し、GDPも前期比年率で+1.4%と第1四半期(+1.9%)よりも鈍化が見込まれてい る。
ただ、米国のイベントに関しては警戒感は小さい。はやり、欧州発の材料に敏感になりそうな雰囲気が強いように思われ、ユーロは引き続き、戻り売りなど ショート戦略が適当か。ドル円は上値は重いが、介入警戒感も高いことから、触らないのが得策と見られる。豪ドルは堅調な展開を期待したい。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)
()は前週
◆ドル円(USD/JPY)
中期 中立から下へトレンド変化
短期 →(↓)
◆ユーロ円(EUR/JPY)
中期 下げトレンド継続
短期 ↓(↓)
◆ポンド円(GBP/JPY)
中期 中立継続
短期 ↓(→)
◆豪ドル円(AUD/JPY)
中期 上げトレンド継続
短期 →(↓)
◆ユーロドル(EUR/USD)
中期 下げトレンド継続
短期 ↓↓(↓↓)
◆ポンドドル(GBP/USD)
中期 中立継続
短期 ↓↓(↓↓)
今週のまとめ7月16日から7月20日の週
:2012/07/21 (土) 08:00
16日からの週は、ドル安傾向がみられた。この週は米国関連のイベントが多く、ドル相場に焦点があてられている。
バーナンキFRB議長が米上下院で2日間にわたり半期議会証言を実施した。市場ではQE3への示唆を期待する向きもあったが、具体的な言及は避けられてい
る。ただ、景気回復と雇用改善促進に一段の行動を取る用意と再度表明されており、次回9月のFOMCに含みを残した。小売売上高や中古住宅販売など一連の
米経済指標が弱かったことや、米地区連銀経済報告(ベージュブック)で景気判断がトーンダウンしたこともドル安材料だった。また、ユーロ相場も不安定だっ
た。スペイン銀支援をめぐる不透明感からドイツ債に逃避買いが強まり、短中期債利回りがマイナスとなる一方、スペイン10年債利回りは再び危険水域である
7%台に乗せる場面があった。ドル安圧力のなか、ユーロドルは1.21台から1.23台で神経質に振幅している。先日のECB理事会での利下げを受けて
ユーロ・キャリー取引の動きもみられた。対ポンドや対豪ドルでの売りが続き、特にユーロ・オージーは連日最安値を更新した。豪ドル/ドルは1.01台から
1.04台まで一本調子で買われた。株式市場ではNY市場の上昇が目立った。追加緩和期待に加えて、今週本格化した米決算発表が好調だったことが下支えと
なっている。各国の株価指数が堅調な中で、日本株は冴えない動きを続けた。ドル円は78円台へと下押しされている。原油相場はドル安に加えて、中東情勢の
緊迫化や需給のひっ迫で大幅高だった。米穀物先物も干ばつの影響でこれまでの最高値を付ける銘柄がでている。今後、商品市況の高騰も気になるポイントとな
りそうだ。週末にはスペイン懸念が再燃しユーロは安値を更新。
(16日)
東京市場は海の日の祝日のため休場。
ロンドン市場で、ユーロは主要通貨に対して下落した。ユーロ円は6月1日以来のレベル、ユーロポンドは2008年11月以来のレベルまで下落。メルケル独
首相は週末、先月のEUサミットでは姿勢を軟化させてはおらず金融支援の債務保証の問題はまだ決定されていないと述べ、また、WSJ紙はドラギECB総裁
が9日のユーロ圏財務相会合で、スペイン銀行の優先(シニア)債保有者に対して負担増を求めたことを報じた。総裁発言に対してECBはコメントを拒否した
が、市場のユーロ懸念は再び強まっている。経済指標では、ユーロ圏の消費者物価指数が前年比で2.4%、前月比で-0.1%と低い水準に留まった。そのほ
か、ドイツ連邦憲法裁判所はESMと財政協定の承認判断を9月12日に公表するとし、ESMの最大の拠出国であるドイツの認証が遅れることとなった。ドル
円は、先週の日銀会合で追加緩和に踏み切らなかったことを背景に売りが継続しており、一時78.91近辺と6月20日以来の水準まで下落し、その後も戻り
は鈍い。
NY市場は、ドル売りが優勢となった。欧州不安は根強く、スペインやイタリア債の利回りは上昇しており、ロンドン時間にはユーロ売りが強まっていたが、こ
の日発表になった米小売売上高や予想以上に弱い内容となったことで、ドルに利益確定売りが強まった。米小売売上高については6月のガソリン店頭価格が下落
していたことで、ガソリンスタンドの販売減は想定されていたものの、6月の米自動車販売が増加していたにもかかわらず、自動車が前月よりも減少していたこ
とはネガティブサプライズとなった。建設資材も弱い。4-6月期の小売売上高は3ヵ月連続の減少となり、個人消費は冴えなかったようだ。市場では明日の
バーナンキFRB議長の議会証言を控えて調整の動きが出ていたとも言える。ユーロドルは1.2175近辺から1.2280近辺まで上昇。ドル円は78円台
に下落している。
(17日)
東京市場は、ドル安・円安が優勢だった。早朝は静かな取引が続いたが、3連休明けの東京株式市場で日経平均がじり高の推移となり、リスク回避ムードはやや
後退している。為替市場では前日NY市場の流れを受けてドル安が優勢になった。そのなかでドル円は78.75-80レベルでサポートされている。ドル安と
同時に各クロス円も上昇、円安の動きも広がった。昨日のNY市場でのドル安の動きの延長線上にあったもよう。さらに、この日発表された7月5日開催の豪中
銀理事会議事録では、米欧景気動向に警戒しつつも、国内景気や中国経済について比較的楽観的な表現が目立った。これが豪ドル買いを誘ったことも、ドル安・
円安の動きを後押しした。豪ドル/ドルは一時1.03台乗せ、豪ドル円は81.30近辺へと買われた。ユーロドルは一時1.23台回復、ユーロ円は97円
台に乗せる場面もあった。FRB議長の議会証言への期待感もあったようだ。
ロンドン市場で、ドル円は堅調に推移した。バーナンキFRB議長の議会証言を前にして買い戻しが入り79円台を回復している。全般的には経済指標で揺さぶ
られながらも方向感に欠ける展開。経済指標では弱い数字が目立った。英消費者物価指数は前年比2.4%と予想2.8%を下回り2009年11月以来の低い
伸び。また、ドイツZEW景況感指数は、予想ほどは悪くなかったが1月以来の低い数字だった。ただ、どちらも発表直後のポンド売りやユーロ売りは限定さ
れ、その後、対ドルで元のレベルを上抜ける場面があった。ユーロドルは一時1.2317近辺と一週間ぶりの水準まで上昇している。バーナンキ議長の追加緩
和発言期待がドル安を誘ったようだ。しかし、値動きは限定され、ロンドン入りのレベルに戻している。
NY市場は、ドルが振幅した。序盤はこの日のバーナンキFRB議長の議会証言を受けてドル買いが強まった。ユーロドルは売りが強まり、一時1.21台に下
落する場面も見られたが、米株や原油が急速に反転したことや、ユーロドルも先週末の安値を攻め切れなかったこともあり、次第にショートカバーが強まる展開
となった。バーナンキ議長の証言では景気回復と雇用改善促進に一段の行動を取る用意と再度表明。ただ、市場の一部で期待されていたQE3のヒントまでは無
く、行動についても具体策に言及していない。概ね6月FOMCとセンチメントに変化は無いものと見られ、QEについてはリスクもあり、容易に使用すべきで
はないとも語っていた。また、雇用に関しては、就業者数の伸び悩みは季節調整と異例の暖冬が影響しているとしている。著しく回復は鈍いと繰り返し言及して
いたが、もう少しこの先の情報を待ちたいといった印象。FOMC内でも意見の対立が鮮明であることも明らかにしており、簡単にQE3実施とは行かない状況
も垣間見られる。ドル円は79円台前半での推移が続いた。ドル高・円高の動きに挟まれた格好で身動きが取れない状況が続いている。カナダが堅調。この日、
カナダ中銀政策委員会が開かれ、政策金利は大方の予想通り1.00%に据え置きとなったが、注目の声明では4月の会合から言及している「現在の相当程度の
刺激策の緩やかな解除が適切となるかもしれない」という出口戦略の可能性に含みを残す文言が残ったことがカナダドルをフォローした。
(18日)
東京市場は、各主要通貨とも小動きだったが後半にやや調整の動きがみられている。昨日はNY市場でのバーナンキFRB議長証言をめぐって相場が大きく振幅
した。相場疲れか、東京市場午前の取引は模様眺め。ユーロドルはNY後半の上昇を受けて1.23近辺での揉み合い。豪ドル/ドルは1.03台前半に高止ま
り。クロス円はドル円と同様にユーロ円97.20-30レベル、豪ドル円81.50付近での揉み合いが続いた。しかし、午後は株式が軟調となり、小幅に円
高・ドル高方向に調整されている。ドル円は79円割れ、ユーロ円は97円割れへと下押し。豪ドル円も81.30近辺へと小安い。ユーロドルは1.2270
台、豪ドル/ドルは1.03近辺と上昇一服。この日は、北朝鮮が日本時間正午に重大報告を行うと発表し、韓国株が下落するなど緊張感が走った。しかし、金
正恩第一書記が元帥に就任、との発表内容で、核関連などのリスク材料とならなかったことで韓国株の下落は一服している。
ロンドン市場では、ユーロとポンドがドルと円に対して下落した。また、ユーロは豪ドルに対して過去最安値を更新している。英中銀は今月4-5日に開催され
た金融政策委員会の議事録を発表、緩和的な内容だったためポンドは急落、ユーロもつられた。その後メルケル独首相が、監督権限強化なしに負担をドイツがさ
らに受け入れることはない、欧州プロジェクトがうまくいくか確信を持てない、と述べるとユーロは一段安となった。欧州債券市場ではドイツやオランダ、フィ
ンランドなどの優等生の国の金利が低下しており、ドイツ2年債入札では初のマイナス利回りとなった。なお、スペイン中銀は、5月の国内銀行の不良債権比率
を発表し、8.95%と1994年4月以来の高水準だった。発表直後に特段反応はなかったが、その後のユーロ売りの一因となった可能性はある。英中銀議事
録では、政策金利0.50%の据え置きは全員一致、資産購入枠の500億ポンド拡大は7対2の決定だったことが判明。また、枠に関しては750億ポンド拡
大も協議されたとし、また、資金流通の結果をみて利下げを検討する可能性もあるとした。なお、枠拡大に反対したのはデール理事とブロードベント委員。ドル
円は79円ちょうどを挟んで上下に小動き、豪ドルはドルと円に対して横ばいに推移した。
NY市場では、ドル買いが一服、ユーロや資源国通貨は買い戻しが優勢となった。依然として欧州不安は根強く、ユーロ圏の将来に確信が持てないとするメルケ
ル独首相の発言が伝わり、ロンドン時間には売り優勢となっていたものの、NY時間に入ると下げ渋っている。ユーロドルは1.22台前半に下落していたが、
1.22台後半まで戻す動き。米企業決算を受けて米株が堅調に推移していることや、積極性までは見られないものの、バーナンキFRB議長が景気サポート姿
勢を継続していることがフォローとなっている。この雰囲気を最も強く受けているのが豪ドル。低金利のユーロで資金調達し、高金利通貨に投資するユーロキャ
リー取引はきょうも優勢で、豪ドルは対ユーロでユーロ発足以来の高値更新が続いている。対ドルでも強い動きを示した。景気に敏感な通貨であることから、景
気の先行きへの悲観的な見方が一服してきているあらわれともいえる。ドル円は軟調な動きで78円台後半に値を落としている。日本時間の22時台に79円台
前半で乱高下する場面が見られたが、一部シンクタンクから、日銀がよりアグレッシブに追加緩和を実施するという可能性を指摘したレポートが出回っており、
話題となっていたようだ。
(19日)
東京市場では、ドル円が売られている。ドル円は仲値通過後に78.70レベルを割り込むとストップ注文やマクロファンドとみられる大口売りが入り値を落と
している。昼過ぎには78.47レベルへと下落、6月5日以来約1カ月半ぶりの安値水準となった。豊田・自工会会長は、為替1ドル80円前後でも極めて厳
しい水準、とコメントしていた。昨日の海外市場と同様に、ドルは売りが優勢。豪ドル/ドルが1.04台手前、NZドル/ドルが0.80台乗せとなった。
ユーロドルも一時1.2295レベルまで小幅に上昇したが、午後には1.2280近辺へと戻している。ドル指数は約2週間ぶりの低水準となった。また、欧
州通貨安・豪ドル高の流れも継続。ユーロ・オージーは1.1820レベルと最安値を更新した。クロス円でも、豪ドル円が81円台後半で底堅く推移する一
方、ユーロ円は96円台半ば、ポンド円は123円割れなどへ下押ししている。昨日のNY株式の上昇を受けて、日経平均も一時100円超高となり、8800
円台を回復する動き。ただ、この日は目立った発言・ニュースに欠けており、フローや思惑での動きが中心だった。
ロンドン市場は、欧州通貨は重いものの、全般にはドル安を維持した。ドル円は78円台半ばと6月上旬以来のドル安水準で横ばい、対豪ドルでは約2ヵ月半ぶ
りの1.04台にドル安が進んでいる。また、対加ドルでも約2ヶ月ぶりのドル安水準。株式が上昇する中で投資家のリスク許容度が増した格好。今週のバーナ
ンキFRB議長の議会証言で、超過準備の付利金利の引き下げ可能性に言及したことがドル安につながっているとの指摘もある。ユーロとポンドは上下動した。
欧州株の上昇とドル安傾向からユーロドルとポンドドルも上昇して始まったが、英6月の小売売上高が予想を下回ったことや、欧州銀行間取引
(EURIBOR)3ヶ月金利が過去最低を更新する中で、ユーロドルとポンドドルは安値を付けた。スペイン債入札では、需要が乏しく落札利回りが前回より
大きく上昇したこともユーロを下押しした。ECBの預金金利の0%設定以来、欧州金利は低下しているが、本日はオーストリア10年債とフランス5年債利回
りが過去最低を更新した。ただし、スペイン議会が緊縮策を協議中のなか、スペイン10年債利回りは再び危険水域とされる7%台に上昇している。ユーロド
ル、ポンドドルは売り一服後、豪ドルでのドル安につられる格好で値を戻している。
NY市場では大きな動きは無かったものの、全般的にドル売りが優勢となった。米新規失業保険申請件数が大きく悪化、中古住宅販売件数も予想を下回るなど米
経済指標は弱かったが、ハイテク企業の決算を受けて米株が底堅く推移したことが欧州通貨や資源国通貨をサポートしている。ユーロドルは序盤に売りが優勢と
なった。ショイブレ独財務相が議会に対して、スペイン支援を承認するよう答弁していた際に、スペインの持続可能な支払い能力が脅かされていると市場から認
識されることで、ユーロ危機が拡大する、と述べたことに市場は神経質に反応したようだ。米株が底堅く推移したことで後半は下げ渋ったが、1.23台は重い
印象。このところ欧州問題に関しては小康状態だが、上記のような神経質な反応を見た限りでは、火種は依然として燻っているようだ。一方で豪ドルは対ドルで
上昇が続いており、きょうは1.04台まで来ている。ECBや英中銀の追加利下げも想定され、各国が政策金利をゼロに近づける動きをとる中、豪ドルはキャ
リー取引による買いが続いている。中国経済のハードランディング懸念も後退し、今週になって本格化している米企業決算も予想ほどネガティブな反応もなく、
景気に敏感な豪ドルは買いを集めているようだ。豪ドル円も底堅い展開が続いており、一時82.00付近まで上昇。ドル円は78.60近辺での一進一退が続
いた。市場の介入警戒感も高まり始めているようだ。
(20日)
東京市場、序盤は円安傾向となったが仲値前後からは円高に転じている。早朝に78.50-60レベルで推移していたドル円は、ゴトウビ(5・10日)の外
貨需要観測などで買われ、一時78.80レベルまで上昇した。クロス円でも円安の動きとなり、ユーロ円96.70近辺、豪ドル円82.10近辺の高値をつ
けている。しかし、仲値公示前後から円買いのフローが持ち込まれて値動きが反転した。ドル円は78.57レベル、ユーロ円96.33レベル、豪ドル円
81.75近辺などの安値をつけている。週末を控えているうえに、ユーロ圏財務相電話会議の結果を見極めたいとのムードも広がっており、実需やこれまでの
ポジション調整などのフローが交錯したようだ。
ロンドン市場でユーロは一段安。スペインとイタリアの10年債利回りは上昇する一方、ドイツ5年債とフランス10年債利回り、欧州銀行間取引金利
(EURIBOR)の指標となる3ヶ月物金利は過去最低を更新しており、ユーロを圧迫している。ユーロは主要通貨に対して売られ、ユーロ円は96.01近
辺と6月1日以来の水準まで下落した。また、ユーロポンドは3年半ぶりの安値水準を下押ししている。EURIBOR3ヶ月物金利は0.451%と
LIBORのドル3ヶ月物金利0.4521%を2008年1月以来で初めて下回っており、ユーロ売り/ドル買いが入りやすかった環境がある。ドイツ連立政
権メンバーから、ユーロ加盟国は合意した改革を履行できなければユーロから離脱すべき、との発言が伝わりユーロの売りを誘ったとの指摘もある。
NY市場はリスク回避の雰囲気が強まり、ドル買いが優勢、ユーロは安値を更新している。スペインのバレンシア州が中央政府に支援要請との報に、市場はスペ
イン懸念を再び強めた。ユーロ圏財務相が最大1000億ユーロのスペイン銀支援を決定したものの、完全に影に隠れている。スペイン債利回りも過去最高水準
に上昇、株や原油も利益確定売りに押される中、ユーロドルはサポートとなっていた1.2220の水準をブレイクし、1.2150付近まで下落している。7
月13日につけた直近安値1.2160水準を下回り、約2年ぶりの安値水準を更新。ユーロ円に至っては95円台前半まで下落し、11年8ヵ月ぶりの水準に
下落した。


