「為替ニュース」から
とれんど捕物帳 基本的な流れに変化は無いか
:2012/07/14 (土) 08:27
週末に若干動きが見られたが、今週は概ね前週までの流れを引き継いだ格好となってる。欧州不安は払拭されず、ネ ガティブ材料探しで、ユーロは相変わらず下値模索を続ている。一方でドルは逃避買いを集め堅調。株、債券市場を中心にQE3への期待感が依然として根強い が、今週発表になったFOMC議事録からは、QE3への積極性は感じ取れなかった。米雇用統計前のFOMCの議事録であることから、参考価値としては薄いとの意見もあるようだが、今週伝わっていた米地区連銀総裁の発言からすれば、さほ ど変化は無いように思われる。QE2と比較して明らかにQE3のハードルは高いようだ。幸か不幸か、欧州不安が米長期金利を引き下げており、米10年債利 回りは1.5%を下回って来ている。ある意味、量的緩和の目的は十分達成されている状態。
来週はバーナンキ議長の議会証言が予定されており、最注目となるだろうが、変化は無い可能性が高いように思える。もう少しデータを待ちたいといったところと予想する。
今週は特に話も無いので、市場外で賑わしているLIBOR(ライボー)不正操作問題について若干振れてみる。2008年から2009年の金融危機時に英 バークレイズをはじめ複数の大手銀行が、取引有利になるよう不正操作していた問題だが、英金融当局がそれを先導していたのではとの憶測も流れている。
LIBORと言っても、恐らく一般の方にはなじみが薄いだろう。銀行間では翌日物から1年物以内までで、毎日資金を活発に融通し合っており、短期金融市 場が形成されている。中央銀行のオペも多くはそこを通して実施され、短期金利が形成されて行く。その中でLIBORというのは各金融機関が各通貨、1ヵ月 物、3ヵ月物など各タームの出し手の金利を英銀行協会(BBA)に報告。BBAはそれを元にその日の基準金利を発表。
同様のものに東京はTIBOR(タイボー)、ユーロ圏はEURIBOR(ユリボー)などがあるが、その中でもLIBORは歴史も長く、各通貨に渡ってい ることから、短期ローンや金融商品の指標金利、そして、デリバティブ取引の清算値として広く世界的に使用されており、最も重要な指標金利の一つになってい る。最近は短期の金利スワップであるOISなども使用されているようだが、まだまだ指標としての影響は大きい。
一時期、短期金利の世界に身を置いていた者からすれば、これを侵すのは、聖域に土足で踏み込むようなもので、顧客に対しての完全な背信行為と考えるが、 背に腹はかえられないという、一部の金融界に根強くある発想で、やってしまったのかもしれない。以前から噂されていた問題ではあるが。
さて来週だが、バーナンキ議長の議会証言以外は取り立てて重要イベントは無さそうだ。証言の見通しについては上記の通り。米企業決算が本格化して来る が、今週はハイテクの不調を金融がカバーした格好。ただ、さほど期待した内容は出ないと見られる。週末に見られたような買戻しも若干期待したいが、自律反 発の域は出ず、上値は重い展開を予想する。ドル円は79円台での振幅が続いたが、基本的にはそのレベル感に変化は無いものと予想する。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)
(()は前週
◆ドル円(USD/JPY)
中期 中立継続
短期 ↓(→)
◆ユーロ円(EUR/JPY)
中期 下げトレンド継続
短期 ↓(↓)
◆ポンド円(GBP/JPY)
中期 中立継続
短期 →(↓↓)
◆豪ドル円(AUD/JPY)
中期 上げトレンド継続
短期 ↓(→)
◆ユーロドル(EUR/USD)
中期 下げトレンド継続
短期 ↓↓(↓↓)
◆ポンドドル(GBP/USD)
中期 下から中立へトレンド変化
短期 ↓↓(↓↓)
今週のまとめ7月9日から7月13日の週
:2012/07/14 (土) 08:00
9日からの週は、ユーロ主導でドル高・円高圧力が続いた。週初に開催された欧州財務相会合ではスペインの財政赤字
削減の期限の1年先送りが合意された。しかし、ドイツ最高裁でのESMに関する違憲かどうかの判断が長引くことが予想されており、支援体制の早期発動に不
透明感が広がった。また、各国で追加緩和の動きが広がるなか、米FOMC議事録では追加緩和に対する意見が対立していることが判明し、市場の期待ムードを
削いだ。日銀金融政策決定会合でも追加緩和は見送られている。このところ強い経済指標が相次いでいた豪州でも雇用指標が下振れしている。中国GDPの伸び
は3年ぶりの低水準に鈍化した。一連の流れを受けてユーロドルは2年ぶり安値水準へと軟化している。ドル円は80円台が重く、79円台で振幅。ドル買い優
勢になかで、クロス円の上値も圧迫され続けた。株安の動きも続き、世界的に株式市場から債券市場へと資金が流出していた。
(9日)
東京市場では、ユーロは巻き返しの動きから小幅反発。朝方は先週末の流れを引き継いで売りが先行、ユーロドルは1.2230近辺、ユーロ円は97.49近
辺まで下落したが、その後はともに買い戻されている。目立った材料はなく、ショートカバーの買いが入っている。ドル円は、投げ売りから一時79.43近辺
まで下落したが、弱い機械受注や予想より低い経常黒字を受けてじりじり買い戻され、下に往って来いの展開となった。アジア株や東京株式は下落しているが為
替相場への影響は特に聞かれなかった。中国は6月の消費者物価指数を発表、前年比2.2%と予想2.3%を下回り2010年1月以来の低い伸び。豪ドルに
は売りが入る場面もあったが、値動きは限定された。
ロンドン市場では、ユーロ圏財務相会合控えユーロの下げは一服しているが、上値は限定的。序盤はユーロ売りが先行した。スペイン債が売られ、10年債利回
りは危険水域である7%台に再び乗せた。30年債利回りはユーロ導入来の高水準を記録している。市場にはスペイン銀行支援の実施がなかなか進まない苛立ち
もあったもよう。欧州株もやや売りが先行しての取引。円買いが優勢となり、リスク動向に敏感な豪ドルが売られる動きも目立った。ユーロドルは1.2770
近辺まで下落後、1.2316レベルまで反発したが、上値はそこまで。ユーロ円も98円台に乗せきれず、97円台後半でもみ合っている。円相場は全般にリ
スク回避ムードから円買いが優勢に。豪ドル円が81円台を割り込んで80.80台へと軟化したほか、ポンド円も123円台半ばから前半へと水準を下げてい
る。ドル円は79円台後半から半ばへと押し戻されている。
NY市場は、ユーロのショートカバーが優勢となった。特に買い戻しの強い材料は無かったが、ドラギECB総裁が議会証言で追加利下げなど、もう一段の景気
支援策に含みを残していることや、この日からのユーロ圏財務相会合に向けての調整の動きが出ていたものと思われる。先週の急ピッチな下落による値ごろ感か
ら、短期筋の買戻しが入ったようだ。ユーロドルは1.23台前半まで上昇し、ユーロ円は98.00付近まで戻している。ただし、ユーロ圏財務相会合では目
新しい材料は出ないといったネガティブな見方も強く、また、ESMもまだ発足できていないことなど不透明感は根強い。ドル円は79円台半ばでの振幅が続い
た。先週末の米雇用統計は、予想は下回ったもののFRBが即座にQE3を実施しなければならないほどの弱さでもないとの見方も。
(10日)
東京市場は、やや円高傾向となった。5・10日(ごとうび)だが需給に大きな偏りはなく、輸出企業の円買い注文がドル円の79円台後半に控えており圧迫し
た。ただ、値動き自体は乏しい展開となっている。中国は6月の貿易収支を発表、輸出が予想以上に伸びる半面、輸入は鈍化しており、中国成長懸念から豪ドル
には売りが入った。ユーロ圏財務相会合は東京時間の午前に終え、スペインの銀行支援策は合意され今月20日までに最終承認される見通しとなった。また、ス
ペインの赤字是正期限を2014年まで1年延長することが決まった。救済基金による国債買い入れ問題については進展なく、銀行への直接的な資本注入に関し
ては技術的な議論を9月にスタートさせるとした。特に目立った反応はなかった。
ロンドン市場では、欧州株が反発、スペイン債の利回りが7%割れとなるなどリスク回避の動きは一服している。ドイツ連邦憲法裁判所はESMの違憲訴訟につ
いて第1回目の口頭審理を行なっている。そのなかで、ESMに関するドイツ議会での承認は尊重されるべき、とコメント。市場にはドイツのESMに関する柔
軟な運用への期待感が広がった面も。序盤はやや軟調だった欧州株が上昇に転じた。また、英鉱工業生産など生産関連指標が予想を上回る伸びを示したことが好
感された面もあったようだ。ドル円は一時79.20近辺まで下落したが、欧州株が上げに転じると79.40台へと反発。クロス円も下げが一服。ユーロドル
は1.2280レベルまで下げたあとは、一気にショートカバーが入り1.2330台まで戻す場面があった。ただ、その後は1.23近辺での推移となってい
る。欧州通貨以上の反発力をみせたのが資源国通貨だった。豪ドル円は80円台後半から81円台を回復、カナダ円も77円台半ばから78円台乗せへと買わ
れ、それぞれこの日の高値を付けている。
NY市場では、きょうもユーロ売りが続きユーロドルは年初来安値を更新している。ユーロ圏財務相会合でスペインへの支援が合意されたものの特にポジティブ
な反応は見られない。ドイツ連邦憲法裁判所がESMの違憲訴訟について第1回目の口頭審理を行なっていた。ESMに関するドイツ議会での承認は尊重される
べきとのコメントも出ており安心感も出ていたが、最終的な判決には2~3ヵ月間必要との見解も出ており、延期されているESMの発足が更に遅れるのではと
の懸念も。ユーロドルは一時1.2235近辺まで下落し年初来安値を更新。2年ぶりの安値水準に下落した。1.22台前半に10億ユーロ規模の大量買い
オーダーも観測され下げ止まったものの、上値の重い展開となった。ユーロ円も97円台前半まで下落し、5週間ぶりの安値水準に到達した。ドル円は79円台
半ばでの振幅が続いた。ロンドン時間に一時79.20近辺まで下落していた。79.20から下は6月下旬にサポートされてた水準でもあり、この時は準政府
系の買いなども観測されていた。
(11日)
東京市場は、朝方円買いの動きがみられたが継続性はなかった。ドル円は一時79.20台まで下落。昨日2年ぶりの安値を付けたユーロドルの戻りが鈍かった
こともあり、ユーロ円はドル円の下げに連れて安値をトライ。1年ぶりの安値を付け97円10銭割れまで値を落とす場面などが見られた。ただ、その後は値を
戻す展開となっている。今日、明日と日銀金融政策決定会合が行われている中で、新水準を試すだけの勢いに欠けた。
ロンドン市場では、欧州株が下げ止まっており、昨日までのリスク回避ムードは一服している。スペイン債も底堅く推移しており、10年債利回りは6.6%
台。為替市場ではドル買いの動きが一巡し、リスク動向に敏感な豪ドルなどが堅調。中国株が6ヶ月ぶり安値からようやく反発したこともムードを改善したよう
だ。この日は欧州の主要経済指標の発表に欠けており、特段の悪材料もなかった。また、NY市場での米FOMC議事録発表を控えていることも、これまでのド
ル買いに調整を促したもよう。ユーロドルは一時1.2297レベル、ユーロ円は97.47レベルと本日これまでの高値を付けた。しかし、ユーロは対ポンド
で軟調なほか、対豪ドルでは連日最安値を記録。豪ドル円は一時81.50近辺、豪ドル/ドルは1.0280レベルまで高値を伸ばした。ドル円は一時
79.22レベルまで水準を下げている。
NY市場は、ドル買いの動きが広がった。この日発表になったFOMC議事録を受けた反応。数名のFOMCメンバーは一段の刺激策が必要になると指摘してい
るものの、多くは景気の失速や下振れリスク拡大の場合に必要と条件を付しているメンバーが多く、今回の議事録からは積極的なQE3のヒントは見出せなかっ
た。議事録発表後からユーロドルは売りが強まり一時1.2215付近まで下落し安値を更新した。ただ、その後は1.22台は維持された。アジア系中銀など
の大口の買いオーダーも観測され、やや下げ過ぎ感も出ていることから短期筋の買戻しも入っていたもよう。一方、円相場は前半に突如円売りが強まった。特段
材料はなく、マクロ系ファンドなどからのまとまった円売りが観測されている。ロンドンフィキシングに絡んだ実需との噂も流れていた。ただ、ドル円は80円
台には乗せられず、上値の重さを確認した面も。
(12日)
東京市場では、ドル円が上下動した。日銀は金融政策決定会合で金融政策を全員一致で据え置き、その他結果が報じられるとドル円は一時79.96近辺まで急
伸する場面があった。日銀は強力な金融緩和を推進していくと従来と同じく強い姿勢を示し、短期国債とCPの買入れ下限金利0.1%を撤廃するとしたことが
買われた一因のようだ。ただ、ニュースのヘッドラインで、短期国債買入れ5兆円増額と流れたことから急いで買った向きがあるとの指摘がある。資産買入等の
基金の総額70兆円に増減はなく、短期国債買入れを5兆円増額した変わりに固定金利オペを5兆円減額している。市場では、固定金利オペに札割れが起きてお
り、単なるテクニカルな手段との声がある。ドル円は高値を付けると、急速に伸び悩み、その後は下落に転じた。東京株式市場では、日経平均株価が円安を受け
て一時下げ渋ったが、その後は前日比で100円超の下落となっている。金利は低下しており、5、10年債利回りは約9年ぶりの低水準。ブラジル中銀が政策
金利を8回連続で引き下げ年率8%と過去最低レベルに落とし、韓国中銀は予想外の利下げを行い年率3%とした。また、豪州は6月の雇用統計を発表し、雇用
者数は予想外の減少となり豪ドルは急落、その後も軟調に推移している。欧州問題が足をひっぱり世界的な景気不安が重くのしかかり、アジア株は下落してい
る。
ロンドン市場では、リスク回避ムードが広がり、ドル買い・円買いが強まっている。東京・アジア市場での流れを引き継いだ格好。ユーロドルは1.21台後半
へと下落、2年ぶり安値水準となった。ユーロ円は96.50近辺と6月1日以来の安値へと下押しした。欧州株が売られ、スペイン債やイタリア債の利回りが
再び上昇するなかで、リスク動向に敏感な豪ドルも下落、豪ドル円は80円台前半、豪ドル/ドルは1.01台前半へと安値を広げた。6月の豪雇用統計の落ち
込みが引き続き重石となった面も。ECB月報では、経済の下振れリスクが顕在化した、ユーロ圏の経済成長は引き続き弱い、との現状認識が示された。ギリ
シャの4月失業率は22.5%と過去最悪を記録した。一方、イタリア短期証券入札では前回よりも利回りが低下していた。5月のユーロ圏鉱工業生産は前月
比+0.6%と持ち直したが、前年比は-2.8%と引き続き低迷した。日銀が決定会合で追加緩和を見送ったことでロンドン市場でもドル円は売られている。
日銀の白川総裁は会合後の会見で、札割れ対策は金融緩和強化を着実に行なうため、と今回の措置を説明している。また、当座預金の付利引き下げは考えていな
いと明言しており、これが一段の円高の動きを誘ったとの見方もあった。ドル円は一時79.24レベルまで安値を広げた。その後は79.30近辺で膠着して
いる。
NY市場では、ドルへの逃避買いの流れが続いている。この日発表になった米新規失業保険申請件数は大幅な改善を見せたものの、世界的な景気減速への懸念が
蔓延した。ユーロドルやポンドドルは下げ渋る動きも見せたものの、短期的なショートカバーの範囲で上値は重い。米新規失業保険申請件数に関しては、例年の
自動車工場の定期メンテナンスに伴う一時閉鎖が予想以上に少なく、それを見込んだ発表元の米労働省による季節調整が過度に影響し、今回の結果は実態を反映
していないとの指摘も多く出ていた。ドル円は79円台前半での推移が続いている。資源国通貨も売りが強まっている。豪ドル円は80円台は維持していたが、
21日線を下回るかどうかが焦点に。
(13日)
東京市場では、豪ドルが堅調だった。注目された中国GDPは前年比7.6%と約3年ぶりの低成長となったが、市場ではほぼ予想通りとの受け止め方。同時に
発表された固定資産投資は前年比で20.4%と予想20.0%を上回り、鉄鋼などの需要増の期待から豪ドルには売っていた向きの買い戻しが入った。アジア
株の堅調な推移も下支えに。ドル円は前日欧米市場での下落を受けて79円台前半で動意に乏しく小動き。朝方、格付け会社ムーディーズはイタリア格付けを
「A3」から2段階引き下げ「Baa2」とし、見通しをネガティブに据え置いた。ユーロには売りが入ったものの、下値は限定された。その後、中国経済指標
を受けた豪ドル買いにつれユーロも買われ、ユーロはドルと円に対して底堅く推移した。
ロンドン市場では、欧州株が堅調に推移し過度のリスク回避は後退している。中国GDPの伸び鈍化が想定内に留まったことで安堵感が広がった。豪ドルは小幅
に高値を伸ばしている。一方、ユーロの上値は引き続き重い。東京早朝にムーディーズがイタリアの格下げを発表した。イタリア10年債利回りは序盤に再び
6%台に乗せている。イタリア3年債入札では利回りが前回より低下、目標上限額が順調に発行され、債券売りはやや一服している。ユーロドルは1.22付
近、ユーロ円は96円台後半での揉み合いに終始している。ただ、ユーロは対豪ドルで1.19台に下落、対ポンドでは3年半ぶり安値となるなど売り圧力は根
強い。ドル円は79.20-30レベルと直近の安値水準で膠着。JPモルガンは決算で取引失敗による巨額損失額の拡大を発表したが、相場への影響は限定的
だった。
NY市場はリスク回避の雰囲気が一服し、ユーロや資源国通貨は大きく買い戻されている。中国GDPが予想範囲内に収まり、ハードランディングへの懸念が緩
んだことや、この日発表になった米金融機関の決算も予想ほど悪化しなかったことで、市場全体がリスク回避ムードが一服した。JPモルガンの決算はCIO部
門の巨額損失が44億ドルにのぼったものの、通常業務の収益は堅調で、損失をカバーできる範囲に留まったことで、健闘したとの評価だったようだ。米株が大
きく反発する中、ドルの逃避買いも一服している。
外為オプションで遊んでみたが、これはハマると面白いし、パターンをしっかり頭に入れてやる分には確率改善望めるかも。10分間というところがミソかな。「レンジ外」というのも要注意。公営競馬より遙かに「公正」だしね。クリック証券もそこのところしっかり計算されているんだろうし、じっくり取り組みたい。
二日連続指標で波乱、横横時間が長いからおかしいと思うとこれだから。
ユーロド ルの年初来安値を更新。
しかし経済指標なんてものは「口実」に過ぎないからね、HFの仕掛けだろでないとユーロの下落分からん。
為替ニュースから
今週のまとめ7月2日から7月6日の週
:2012/07/07 (土) 08:00
2日からの週は、ECB理事会と米雇用統計が注目された。前週はEU首脳会議を受けてユーロが急伸したが、週明け
からユーロの上値が押さえられる展開だった。フィンランドとオランダがESM経由での国債買い入れに反対姿勢を示しており、首脳会議の合意実施に市場は懐
疑的になった。そのような中で市場の期待はECB理事会に向けられた。理事会では政策金利を0.25%引き下げ0.75%に、中銀預金金利もゼロ金利へと
引き下げられた。しかし、ドラギECB総裁の会見では、景気見通しが引き下げられたうえ、市場が期待していた国債購入への前向きな姿勢や、追加長期資金供
給オペに関する示唆はなかった。ユーロは失望から大きく売られ先週末の上昇を消した。英中銀も予想通り資産買入れ枠を500億ポンド増額した。
また、今週は週末の米雇用統計を控えて米経済指標にも関心が高まった。ISM景況指数が弱い一方で、ADP雇用統計が改善するなどまちまちの結果となって
いる。注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が8万人増となり、予想(10万人増)を下回ったことから、発表後はリスク回避が強まり、ユーロド
ルは年初来安値を更新している。
堅調さが目立ったのが豪ドルだった。豪経済指標には強い結果が相次だことが背景。特にユーロに対して大きく買われ、ユーロ導入来の最高値を記録する動きと
なった。ドル円は底堅く推移も、80円台では売りが優勢。来週の日銀の追加緩和への期待が下支えとなっている。この週は中国も利下げを発表しており、世界
の株式市場は金融緩和期待を背景に概ね堅調に推移したものの、米雇用統計を受けて利益確定の動きも見られた。
(2日)
東京市場では、円買い・ドル買いの動きが優勢だった。先週末はEU首脳会議での合意を受けてユーロドルが急伸、リスク選好ムードが強まっていた。週明けオ
セアニア市場ではユーロ円が101円台から取引を開始。日経平均も97円高の9103円でのスタート。日銀短観は大企業製造業DIが-1と前回-4から改
善するなど各項目で改善傾向がみられた。しかし、次第に円買い・ドル買いの動きが優勢になっている。先週末の大幅上昇に利益確定の動きがみられたほか、週
末の中国製造業PMIが前回から低下したことで中国の成長鈍化の不透明感が高まった面も。また、日銀短観が強かったことが、かえって来週の日銀金融政策決
定会合での追加緩和期待を後退させた、との指摘もあった。6月中国HSBC製造業PMI改定値は48.2と5月48.4から低下。ユーロ円は101円台を
維持できず100円台半ばへ、
ユーロドルは1.26台後半から前半へと下落。豪ドル相場も上値を抑えられている。ドル円は79.90台が重く、79.60近辺へと軟化。なお、昼過ぎに小沢民主元代表が離党届を提出との一報が流れたが、株式市場や円相場の反応は限定的だった。
ロンドン市場は、発言や経済指標で上下動した。欧州株が堅調なことから株価に敏感な豪ドルやNZドルに買いが入り、豪ドル/ドルは5月初旬以来の水準まで
上昇した。ユーロドルは、予想と速報値を下回るフランス製造業PMI確報値や、逆にそれぞれ上回ったドイツ製造業PMI確報値で小幅の上下動。フィンラン
ド政府が、同国とオランダ政府はESMによる債券買い入れを認めない方針を明らかにしたことでユーロは売られた。オランダ財務省報道官も、ESMによる債
券購入は好ましくないとの基本姿勢は変わらないと語った。ユーロ円の下落につれてドル円も79.46近辺と本日これまでの安値を付けた。ユーロドルはその
まま一段安に推移しており、ドル円は79円台後半に値を戻している。スペイン債とイタリア債は先週金曜日に続き買われ、利回りは低下している。英国6月の
製造業PMIは48.6と予想の46.5、前月の45.9をともに上回った。発表直後はポンド買いが入ったものの続かず、すぐに下落した。今週の英中銀に
よる金融政策委員会では国債買い入れ枠の増額が見込まれており、ポンドは弱含んだ。
NY市場では、この日発表されたISM製造業景気指数が予想外に弱く、判断の分岐点である50も下回ったことから、先行きへの不安感が強まった。円相場は
ドル円が牽引する格好で円高の動きが優勢となっている。ドル円は80円台をトライする動きも見られていたものの、売りも厚く抵抗感が強い中、一旦見切り売
りが強まったようだ。一時79.35付近まで一気に下落した。後半になって下げ渋る動きも見られ、本日は79.40付近に来ていた21日線の水準は維持。
ユーロ円も99円台に下落したものの、100円付近まで戻す動きとなった。ユーロドルは1.25台後半での振幅に終始した。全般的には週末にかけての
ECB理事会や米雇用統計待ちの雰囲気は強く、週央に独立記念日の祝日も入ることから、積極的な動きまでは見られていない。
(3日)
東京市場では、円安の動きが優勢になった。朝方はやや円高の動きがみられた。前日海外市場で再び欧州懸念が広がったことや米経済指標が弱かったことでリス
ク選好ムードに陰りがみられた。しかし、日経平均は上昇、3連休明けの香港株も1%超の上昇で始まった。米欧の不安材料が、むしろ各国中銀による追加緩和
期待を広げる格好となっているもよう。さらに、6月の中国非製造業PMIが56.7と5月55.2から上昇したことや、5月の豪住宅建設許可が前月
比+27.3%と予想+5.0%をはるかに上回り、4月の-8.7%からジャンプアップしたことも好感されている。ドル円は79.40近辺から79.80
近辺に、ユーロ円は朝方の100円割れ水準から100.60近辺へと上昇した。豪ドル円は81.30近辺から82円近辺へと買われて、それぞれ海外市場で
の円買いの動きを帳消しにした。豪中銀声明では、追加緩和の含みは手控えられたが豪ドルに大きな反応はみられなかった。
ロンドン市場は、揉み合いだった。ドル円は79.80を挟んで膠着、ユーロドルは1.25台後半、ユーロ円は100.35-60レベルで推移した。欧州株
は堅調、スペインとイタリア長期金利は低下、NY原油先物は前日比2%超高となっているが、為替相場への影響はほとんどみられず。明後日のECB理事会を
前に、明日は米市場が休場となる中で東京市場から引き続き取引は手控えられている。EUのファンロンパイ大統領とバローゾ欧州委員長は欧州議会で証言し、
先日のEUサミットは出来ることを実行に移すという強い意志を示したと評価した。またスペインのデギンドス経済相は、財政赤字削減目標の達成に向け追加的
な措置を講じる意向を示した。その他アイルランド政府は、5日に3ヶ月物証券の入札を実施すると発表、2010年9月以来初の市場復帰となる。
NY市場では、リスク選好の動きか優勢となり、欧州通貨や資源国通過は買いが優勢となった。明日の米独立記念日を前に、株や債券市場も短縮取引となる中、
為替市場も模様眺め気分が強かったが、米製造業受注が強い内容となったことを材料に買い戻しが強まった格好。特にユーロの買戻しが顕著で、ユーロドルは一
時1.2625付近まで上昇、ユーロ円も100.80近辺まで上昇した。ドル円は80円を試す動きも見られたが、米雇用統計を控えていることから、上値抵
抗も強く、80円手前での値動きに終始している。ダウ平均は72ドル高で取引を終えた。
(4日)
東京市場では、円買いと豪ドル買いの綱引きになった。円買いの動きは仲値前からみられ、輸出の売り注文や証券会社などが欧州債償還に関連した取引を持ち込
んだとの観測が流れた。仲値後も円買いが継続、ドル円は79.60割れ、ユーロ円100.20近辺へと下押しされた。一方、豪ドルは強い動き。豪小売売上
高が予想を上回ったことを受けて、豪ドル円は一時82.20レベル、豪ドル/ドルは1.0320近辺まで上昇、ともに先日高値を更新して約2カ月ぶりの豪
ドル高水準となった。その後、昼にかけてはドル円は79.80近辺、ユーロ円は100.50近辺へと買い戻されている。逆に豪ドル/ドルは1.0280台
まで反落。6月のHSBC中国サービスPMIは52.3と5月の54.7から低下した。
ロンドン市場では、ポンドが値を崩した。英金融大手バークレイズのLIBORでの不正操作問題が尾を引いており、ポンド売りの材料となった。同問題では、
バークレイズの会長とCEOが辞任する事態となっているが、英中銀のタッカー副総裁にも疑惑の目が向けられている。また、英6月の非製造業PMIは予想以
上に低かったこともポンドの悪材料。ポンドの下落につれてユーロも軟調に推移。ドイツ政府は5年債の入札を実施、目標上限調達40億ユーロのところ90億
ユーロの応札があり、旺盛な需要がみられた。依然として、市場は安全資産を求めていることが明らかになった。取引終盤にポンドドルは1.55台後半、ユー
ロドルは1.25手前まで下落した。ポンド円は124円台前半、ユーロ円は100円割れとなった。
NY市場は米独立記念日のため休場。
(5日)
東京市場は、往来相場だった。序盤は円売りが優勢だった。ドル円は80円台に乗せると一時80.10近辺まで上昇。ユーロ円は100.30台、豪ドル円は
82.30近辺まで上昇する動きがみられた。円売り注文が入りやすいゴトウビ(5・10日)だったことや、ECB理事会を控えて目先のストップ注文を執行
する動きがみられた。しかし、仲値後の買いが一巡すると円売りの動きは弱まっている。午後にはドル円は79.80割れ、ユーロ円99.90近辺へ反落。豪
ドル円82円割れへと軟化、5月の豪貿易赤字が予想より縮小したにもかかわらず売られた。白川日銀総裁は支店長会議の冒頭あいさつで、景気は緩やかに持ち
直しつつある、との認識を示した。さくらリポートも各地域の景気判断が上昇。来週の日銀追加緩和期待が後退した。
ロンドン市場は、中国の突然の利下げを受けてやや荒れた。序盤は、ポジション調整主導で円買いとユーロやポンド売りが先行。スペインとフランスの中長期債
入札があり、落札利回りが前回を上回ると流通市場で両10年債利回りは上昇、ユーロドルは1.25を一時割り込んだ。ドイツ製造業受注は予想を上回りユー
ロ買いが入る場面もあったが、戻りは限定された。その後、英中銀は政策金利の0.5%維持と資産購入枠の500億ポンドの拡大を市場の大方の予想通り決定
した。また、英中銀発表とほぼ同時に中国人民銀行は利下げを発表した。両報道を受けてポンドやユーロ、豪ドルは一時急騰したが、ユーロとポンドはすぐに戻
し、ドルと円に対して本日の安値を更新。ただ、それぞれ発表前のレベルに戻し、豪ドルは堅調を維持している。
NY市場では、ECB理事会を受けユーロ売りが急速に強まった。政策金利は予想通り0.25%引き下げ、預金ファシリティの金利をゼロに設定した。ゼロ金
利までは実施しないだろうと見られていただけにやや驚きもあったが、効果に対する疑問や、ドラギ総裁も景気下振れリスクを強調していたことから、ネガティ
ブな反応が見られている。0.25%の利下げ幅に対する失望感もあったのかもしれない。ユーロドルは1.25台から急速に下落した。先週の安値も下回り、
サポートされていた1.24をブレイク、完全に下に投げ出された格好となっており、6月1日安値1.2285を再び目指しそうな気配となっている。先週末
の上昇でショートポジションが調整されていたこともあり、一気に新規の売りを呼び込んだものと思われる。一方、ドル円はこの日発表になった米ADP雇用指
標が堅調だったことから一時80円台を回復したが、ISM非製造業景気指数が弱かったこともあり、維持できなかった。明日の米雇用統計の予想を上方修正す
る動きも見られたが、結果を確認したいといったところのようだ。序盤大幅安となったダウ平均は一時プラス圏になったが、終盤に再び売られて47ドル安で引
けている。
(6日)
東京市場は、米雇用統計を控えて静かな取引となった。ドル円は79.90近辺から一時80.02レベルまで水準を上げたが、再び元の水準に戻している。仲
値にかけてやや円売りが入ったが、80円台では輸出などの売り注文に上値を押さえられたもよう。海外勢が来週の日銀追加緩和を期待して円売りを仕掛けたと
の観測があった。また、昨日大幅安になったユーロ相場は、ユーロ円が99円近辺、ユーロドルが1.2380-90レベルでこう着。欧州市場待ちになってい
る。この日は目立った経済指標の発表はなく、昨日の中国利下げがアジア株に与える影響が期待されていた。しかし、アジア株は概ね軟調に推移、豪ドルは上値
が抑えられた。豪ドル円は一時82円割れ。
ロンドン市場は方向感に欠けた。今晩の米雇用統計を前にポジション調整が主体のなか、様子見ムードが広がっている。ドル円には買いが入る場面があったが、
値動きは限定された。ラガルドIMF専務理事の、日本の円売り介入は他国と協議した場合に正当化されると発言したことが伝わり、円売りを誘った。
NY市場はこの日発表になった米雇用統計が予想を下回ったことで、市場全体にリスク回避の雰囲気が強まり、円相場は円高の動き、ドル相場はドル高の動きが強まって、ユーロやポンドは大きく下落している。ユーロドルは一時年初来安値を更新する場面も見られた。





