初めて観たガゼットさんのライブの感想メモ発掘。 | WASTE PAPERS

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気が向いたら書きなぐる、無駄にクドアツ長い話。

初めてガゼットさんのライブを観にいった時の感想のメモを発掘した。

すっさまじいクドアツさにどんだけ楽しかったかがうかがえるんだが、今読み返すと中々に感慨深いので、
ライブ直後にどんな感想をそれぞれのメンバーに抱いたのかを中心に抜粋してブログにしてみる。
凄く偉そうで失礼なとこ、口が悪いところもままみられて、文章に愛情が足りないが、それがその当時のリアルのような気がするのでそのままにしておきます。
鍵括弧内斜体が当時のメモです。

私は再結成ラッシュの中「で、今を担うバンドは?」でガゼットさんを聴いているから、ファンとしての歴史はかなり短い部類である。
それでも、ガゼットさん、もっと、格段に、素敵になってるぜと、当時の自分に言いたい。
素晴らしい事だし、それがガゼットさんを追いかけていく楽しみの一つ。

ルキさん
やっぱり、地声に恋をして可愛さにぶっとんで帰っているのが、ルキさん。

「ルキさんの地の声が凄く好き。凄くいい声なさってるなぁ…とMC聴きながら思いました。
いつまでも聴いていたい声です。V系的な歌い方だけじゃなくて、この地声で聴いてみたいなぁ
…ほんっとるきさんの声が凄くよくて聞きほれてました。
MCの内容は面白いというかかわいい!!!!!!こんな可愛い方だったんだなぁ、ルキさん。」

麗さん
失礼ながら、やっぱりこの時代にもすぎちゃんみたいな上手ギターさんがいるんだなぁ、とか思ったのだが…それゆえに、その控えめさが、いい意味で、衝撃的だったのが、麗さん。

「麗さんの、上手ギタリストなのに(笑)前に前に出ようとなさらないところもちょっとびっくりしたけど好印象だった。
杉ちゃんみたいな感じなのかなと見た感じでは思ったけど、控えめな方なんだなぁ。寧ろ下手の葵さんより職人的な空気があった。
2.5次元みたいに綺麗な方だった。お名前、うるはさんって、読むのか。カッコイイ。」


葵さん
私時々言っていますが、本来、好みなのは葵さん、なのだよ。

「葵さんのあまーいアコギ、いいなぁ。色っぽい人だな。凄く好み。動きも色っぽくて、どこかシニカルでいい。何か自己主張の強い華やかさは寧ろ葵さんに感じたなぁ。面白い。凄く好みの人だから雑誌読んでみよう。」

また、ギター隊への…というか、楽器隊への感想に、こんなものがあった。特に葵さんの今回のツアーパンフに涙が出た理由の一つ。
素人が偉っそうに…!!!なんですが、えっと、ご笑覧下さい…

「ギター隊で気になったのは、兎に角、運指が汚くて危なっかしいこと。
この方々基礎にも立ち返ってみられたら凄くいいギタリストになるんじゃないのかなあ。
これだけの人を集められる今より尚伸びしろがあるのは素晴らしすぎる事だと思います。
未来だけでなく、一度足元も見つめていただきたいかも。一度足元を見つめていただきたい、は、ガゼットさんのメンバー全てに言えることだけど。」


数年前の自分に言いたい。今が、眩しいくらい、そのときだよ!!!!!

私は特にドーム後顕著な「基礎に還る」楽器隊の姿を、とても眩く素敵で、また、心強く嬉しいなぁ、と思っています。
ご本人達がまさにパンフとかインタビュー類でも仰っているけれども、前を向いてひた走る中で、恐らく、基礎がどこか置き去りになっている部分があるのだろうなぁ、なんて、思いました。
きっと色んな意味でそんな余裕はなかったのだろうし…それもまた眩いそのときならではの魅力が宿るし、私は音楽における演奏力はあくまで手段でしかないとも思うのだけれど、やっぱり厳然たる説得力が必要な時には、ある程度は必要な手段、でもあると思う。
ほんと昔の曲を、昔の姿の音源で聴くたびに改めて思うんだけど、ほんと、皆さん、うまくなられたなぁ。
幕張のDVDとライブ版CD楽しみ。CDなんて最高の再録だ。あのライブは昔の曲に変わらぬ芯と眩い進化を観たから素晴らしかった。
昔の音と演奏には、私には、だがァ!!それがいい!!!もあるんですけどね。
私には、未熟さが紡ぐぺらっと、或いはぐちゃっとした音のカオスとそこに宿るある種の異様さは、インディーズバンド独特のぎらぎらした若気の至り的眩さという、癖になる魅力なので。

…ついでに。ルキさんとりょうがさんの12/19ツイートの派生の仕方(笑)に思わずきゅんときて、勿論後追いですが、某リーダーの一個前のバンドさんのCDを聴いていました。
リーダーが「個性が無い」と仰っていたけれど…何と言うか、確かに2000年くらいってほんっとこんなバンドやったら一杯いたよなぁ…とも思うけど…私、こういうのすごく好きだったなァ…と、泣きたいくらいきゅんとしながら、たまに聴いている(笑)懐かしい、当時の箱の匂いがする。大好き。この音もまた、青春。何か2000年くらいのインディーズヴィジュアル系って、こう、グロいとか、やばいとか、頭おかしいとか(笑)、見た目ポップにキュートでもだがそれが禍々しいとか…色んな意味でとんでもなくて、だが、それが、よかったんだよなぁ。その、色んな意味でのとんでもなさが好きだった。
いいなぁ、この曲をこう叩いてる当時のリーダー、凄く、見てみたかったなぁー(笑)華奢にカワイー方が、一杯一杯になりながら叩いておられたのかな…と思うと…ふぉぉぉおおお!!!
えっと。

れいたさん
やっぱり、どうあっても布は気になっているんだが、この反応。

「ベースソロのある曲がいくつかあることに痺れた。かっこいいなぁ、れいたさん。
この人がベースを弾く立ち姿、凄く好き。華やかな方だな。あの布凄く似合っててかっこいい。鼻だけ隠すのってスタイリッシュでかっこいいもんなんだな」

「リズム隊おふたりのところ、すっごくかっこよかった…!いい声だしアツいなれいたさん!」


戒さん
素直になれよ、お前、とっくに恋に落ちてるぜ… なのが、リーダーへの感想。何だこの、最初っから戒さん戒さん煩いの。

「戒さんは若い方々の中ではかなりいいグルーブ感を出して叩いてる方じゃないかと素人耳には思いました。質感とか、間とかも、凄くいいなぁ。CDよりいいな、この人のドラム。もう少し重い方が好みではあるが、何か凄く好きだな。」

「戒さんのドラム、好きだなぁ。会場の一体感を生み出す力みたいなものも、この方がメンバーで一番じゃないかな。
どんな人なのか雑誌読んでみようと思う。どんなスタンスのドラマーさんなのか興味深い。


「戒さんのよく通る声には感動しました…すげぇ!!!」


「ドラムの戒さんが凄くいい男だった。あの人のよさそうな綺麗な笑顔、凄かったなぁ。あんな綺麗な笑顔する方、いるんだなぁ。
凄くいい人そうだなぁ。びっくりした、ガゼットさんにこんな人のよさそうな人いるんだな。

「何か、凄いヘドバンしてる客席から、ステージを観た時に、凄く、戒さんの場所に憧れたなぁ。ファンの熱と、凄く楽しそうな綺麗な笑顔でそれを操ってる戒さんにぐっときた。この凛々しい客席を操れる、ガゼットでドラム叩くのって、凄く幸せなんだろうなぁ。
いいなぁ。ドラム叩けるようになりたくなった。この人のキッズ多そうだなぁ。


「いやぁ、いい出会いだった。戒さん、覚えた。」

今やご覧の通りの有様。

えっと。
また、私はこのライブとガゼットさんというバンドに対して、こんな感想も、抱いていた。
それはもうクド熱くて鬱陶しかった(十分鬱陶しいが)ので、抜粋で。

「今のV系を背負い引っ張ってる方々らしい、アツさと盛り上がりが凄かった。
いいなぁ。このアツさと若さ。これが、まだまだ上を狙うバンドのパワーなんだな。
割と昔好きだった方々の今の音楽を聴きに行っていたのですが、ガゼットさんは確かに今の彼らに感じなかったものを持っている。
それはきっと、ただもっと上へ、ただひたすらに前を見据える若い凛々しさのようなもの。
会場一体を包むエネルギー。技術ではまだまだでも、それを凌ぐ、確かな上へ行くものの凛々しい眩しさ。
これが今のV系を背負いもっと上へ行くものたちのパワーだ。この時代でも尚伸び続けたこのバンドの眩いまそでの光がそこにある。
もっと伸びて欲しいし、過去の素晴らしきバンドたちを飲み込み乗り越えるエネルギーを、もっと観たい。
私、この人たちのドームを観たい。」


彼らがドームを志していた事を、勿論当時の私は知らなかった。
それでも、私は素直に、そして暑苦しくそう思った。それだけのエネルギーを、ガゼットさんというバンドに感じたから。