児童とわたしと憩いタイム。 | 関東からカリフォルニアへ。20年後にまた関東。

関東からカリフォルニアへ。20年後にまた関東。

リアル・スナフキンなライフスタイルがお届けする憩いのあれこれ。発信基地(アジール)はここ、憩いクリニック。

 

 

おはようございます。

 

静かな、グレーの冬の朝。

雨でしっとり風景も濡れている。

 

この静寂、大好きです。



カリフォルニア時代の冬の憩いちゃん宅。



 

 

わたしがどうして憩いちゃんなのか

憩いちゃんなワケ

 

アップ昨日の記事にも書いたけど

 

 

生活に憩いを。

 

誰のために

なんのために生きているの?

 

そこがわからなくなって

楽しくもないルーティン送る日々の連続は、

 

シュールなコミック雑誌みたいだ。

 

だから、

俺にはコミック雑誌なんかいらない。

俺の周りは漫画だから。

 

いつも笑いがたえないのは

そこに憩いがないからさ

頭脳警察 コミック雑誌なんかいらない参照

 

 

だったら、、、。

 

わたしは、憩いを提供するって決めた。

 

 

 そして、

皮肉じゃなくてさ、


楽しく大爆笑しようよ!!

 

 

現在のところ、

フリースクール系児童クラブに勤務しているが

3月いっぱいで辞める

 

 

児童たち、複数の小学校から

送迎バスでやってきて

わたしはいつも待機です。

 

 

最初に2人だけやってくる日があって、

わたしを入れて3人の時間が30分くらいある。

 

そこを、わたしは、

野の花タイム(仮名)と名付けてる。

野の花小学校(仮名)の児童しか居ない時間だから。

 

職員も誰もいないので

わたしが野の花の村長だ(笑)。



ども! 村長の憩いちゃんです


 

村長の憩いちゃんは、

 

基本的なルールを守ることは村民であるところの児童に課すが、その他はいたって自由である。

 

宿題を先にやること。

これは児童クラブのルールだけども、

 

学校がストレスだった日などは

5分タイマーかけて、

はじめに思いっきり外を走ったり踊ったりさけんだり

 

なんでも好きにしていいよ〜。タイムからスタート。

 

5分間の限りある時間、制限なくなんでもやってもらう。

5分好きにしていいよって外を走らせると

児童たちはその5分を、思いっきり充実させて

目がキラキラしてるんだよ〜。人生も一緒だね。

 

 

宿題をやってるときも、

上履きなど履かないでいいし

ランドセルも放ってていいし

どこに座ってもいいし、立ってやってもいい。

トイレいくのも

いちいちことわらんでいい。

 

宿題も

好きにやっていいよ〜。タイム。

 

そのかわり、集中すること!

必ず終わらせること!

わからないことはそのままにしないこと!

村長(わたし)が教える

 

そこは守ってもらう。

 

 

宿題が終わってもしばらく続く野の花タイム。

何をするでしょうか?

 

 

もちろん、

 

なんでも好きにやっていいよ〜。が続く。

 

ただし、人の迷惑になる行為はしないこと。

 

 

最近、

野の花タイムに慣れてきた児童たちは、

逆におとなしくなってしまい

 

今では、落ち着いて本読んだりレゴやったり

騒ぐことも反抗することも、ない。。

 

 

昨日ね、

 

二人ともさ〜

なんでもやっていいんだよ?

 

なんかやりなよ。

 

こんなに自由なのって

憩いちゃん(村長しつこい)の時だけだよ?

 

 

そういうと、

 

あやめくん(仮名)が、

机の上に乗ってガッツポーズした。

 

 

村長が言う

 

いいねえ。そう言うことだよ。

だけどさ、机の脚部分を見てごらん?

少しゆがんでいるでしょう?

机の上に体重かけてたら

壊れそうだけどな

 

壊れたらどうなると思う?

 

あやめくん、

わかんない〜。と即答。

 

 

わかんないのは危険だよ。

 

机の脚が歪む。机崩壊。

怪我する?痛い思いするの誰?

 

そっか。。

 

 

そしてもう一つ大切なことあるよ。

 

机壊れたらさ、

青木小学校(仮名)のみんなが帰ってきたら、

どこで勉強するの?

 

それって人に迷惑かけることになるね。

 

だから、なんでもやっていいけど、

机の上でガッツポーズはやめとけや。

 

わかった〜。

 

そういって、あやめくんは、

机の上に寝っ転がって回転し始めた!

謎の歌を歌い始め

 

すべての机の上に寝っ転がったあとは、

もう気が済んだのか

 

椅子に座って

静か〜に、工作。

 

もう一人は最初からずっとマイペースで

けん玉に夢中。



こんな村あったらいいな〜


 

 

外は小春日和。

優しい午後のひかりが窓から入る。

 

村長のわたしと

ふたりの小学生児童。

 

三者三様で過ごす午後のひととき

 

誰の口からも、

 

ダメだよ

いけないんだよ

怒られるよ

 

そんなワードは聞こえてきません。

 

お互いを尊重しつつ

自分の時間を過ごします。

 

 

ちなみに、あやめくんは

 

学校で問題行動を繰り返しているようです。

先生の合図があるまで、じっと椅子に座ってられないとか


そう言うの。。

 

野の花タイムでは

 

あやめくんに問題行動はみられません。

宿題も集中してきちんとこなすし

理解も早い。

 

口が達者で、小生意気だけど

そこが可愛いじゃないの。

 

ルールを守ること

人の迷惑になることはしないこと

自分が悪いときは謝ること

 

わたしは、

 

なんでも好きにしていいよ〜

 

っていつも言うけど、同時に、

 

厳しいです。

 

どんなに小さな子でも道理を話すし

理路騒然と説明する。


誤魔化さないし

間違ったら謝る🙇‍♀️

 

そして、自分の頭で考えさせる。

自分の感性を駆使して想像させる。

 

自由とか

好きにしていいとか

個性を伸ばすとか

 

言葉が一人歩きすることなく

わたしは体当たりで受け止め実践しているのだけど

 

それも憩いの姿のひとつ。

 

3月で辞めちゃうの

なんだかさみしい。

 

村長の活動、続けていきたいなぁ〜。

 

なんのかんので

子供達がいるから、わたしも居られる。

 

子供達のおかげで

わたしが憩いの表現活動させてもらえてる。

 

循環している。

 

 

大好き。ありがとう!


また明日。



 

数年前、『夢みる小学校』ドキュメンタリーを観にいきました。夢みたいだった。

こんな学校あるんだって感動した。いつか学校に直接行って、お礼を伝えたい。