情報誌の広告枠で、お客さまが来ない、その理由を書いてみます。
情報誌の広告枠で、お客さまが来ない、その理由を書いてみます。
小さなサロンの手書きチラシ集客の青木です。
まず情報誌の広告枠って、5センチ四方とか、7センチ四方とかですよね。
掲載したことがある人は、わかると思いますが、広告を出す場合には、この枠に書く内容を、広告担当者さんと決めるわけですよね。
さてそこには、どんな内容を書くんでしょうか?
まず、店名は必須ですね。次に電話番号、それと地図。これらの情報は、必ず書かないといけないですよね。
また、お店の外観と店内写真も、小さくても欲しい。
それに、大まかな、メニュー名と料金。
それと、キャッチコピーが入りますね。「ていねいな技術で定評のある、やすらぎの空間」とか、こんな感じの見出しです。
ここで考えてみてください、この時点でこの枠の4分の3くらい埋まってしまいますね。
残り、4分の1に何を書こうか?
目立つために、メニューの割引率を30%OFFか、思い切って50%OFFにしようかしら?(新規ご来店のお客様に限りにして・・)
この文字は、目立つように大きめに書こう。
で、この枠はいっぱいになって、出来上がり。
めでたしめでたし。
さてこの一連の作業を、この枠に掲載するライバルサロンも、全く同じ工程で行なっているわけです。
あなたの知らないところで。
今挙げた8割の内容は、どんなお店でも最低限掲載する内容ですね。
ということは、あなたが載せた内容の8割は、ライバルサロンも載せているんですね。
残りの、たった1割か2割の紙面で、差別化しなきゃならない。
ということは、残りのたった2センチ四方程度の紙面で、あなたのサロンの特徴を出さないといけなくなるんですね。
それって、無茶なことだと思いませんか?
さて、ここで質問です。
いったい、どうやってこの2センチの紙面で、あなたのサロンの良さを、アピールするんでしょうか?
あなたのサロンは、この内容で、この情報誌のページいっぱいに掲載されているライバルサロンの広告と、差別化できていると思いますか?
実は、このページを見た消費者は、哀しいかな、どのサロンもほぼ同じに見えるんですね。
どのサロンがいいのか?私に合っているのか?サッパリわからない。
ましてや、どんなスタッフがいるのか?
どんな思いで施術されているのか?
どんな熱い思いでこのサロンをオープンしたのか?
このサロンをオープンする前に、どんなお店で修行してきた経験があるのか?
現在どの年代のお客さまが多いサロンなのか?
20代が多いのか、30代?それとも40代いえいえ50代、60代から上の年代の多いサロンなのか?
それらの情報は、全くわからないんですね。
その、どのサロンも同じような情報が並んでいるページで、どのように違いを見つけたらいいんでしょうか?
ちっちゃなお店の外観写真?
それともメニューの値段?
割引率?
自宅に近い住所のサロン?
この程度の情報から選ばなくてはならない消費者。
結局、消費者の本音は、
「いつものことだけど、どのサロンもそれほど変わらないわね~」
「どのお店もきれいだし、オシャレだし、値段もほとんど同じだし」
「どこでも同じね」
「それなら、一番割引率の高いこのサロンに行ってみようかしら」
となって、安さ目当てのお客さまが集まってしまう。
このようなことを、毎回この枠では行われているわけです。
要は、小さな枠では、情報量が少なすぎて、他店と差別化できないってことなんですね。
ということは、反対に、あなたのサロンの良さ、ライバル店にないメリット、売り、を、全く消費者に伝えることができない媒体に3万円や5万円を払っているということです。
これはある意味、高い買い物ですね。3万円出しても新規客が一人も来ない広告って。。
ということで、答えは、他店と見分けがつかないから。
ってこと、なんですね。
それをやるなら、自分の思いを手書きで書いて、自ら近所にポスティングしたほうが、よっぽど良いかもしれませんね。
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