だいぶ前に読んだ文庫本です。
読んだ時に衝撃を受け感想にできませんでした。
「酔うと化け物になる父がつらい」というコミックエッセイの感想でも書いたのですが、家族というものは、必ずしも絵に描いたように幸せではないことがあります。
家族に普通というものも無いと思っています。
この件は、我が子が暴力的で本気で怖い存在であるという話です。
何パターンものそういう家族を追って解決をしようとしています。
私はこの本に出会うまでは、子どもというものは、手放しで可愛い存在だと思っていました。
でもここに出てくる家族は我が子でありながら本気で怖がり、別居をしたり入院をさせたり、家族と接触しないよう逃げ暮らし、でも家族である責任があるために壮絶な闘いを行なっています。
こういう家族もあるんだなと知りました。
育て方に問題があるなどと思う方もいるかも知れませんが、全ての親が神さまではありませんし、一生懸命育てても手が回らない問題もあると思います。とにかく暴力を振るう人が居るというのは大変だと思いました。
全ての家族が穏やかなものであって欲しい。ただいまとホッとできる空間であって欲しい。
家族は一番身近な人間関係ですね。
思いやりや感謝の気持ちを大事にしながら全員が暮らさないと成り立たないですね。
そして家族問題は世間体もあるし狭い世界になりがちですが、自分だけで抱え込まず、色々な相談機関に相談して視野を広げて問題解決して欲しいなと思います。
「子供を殺してください」という親たち
押川剛
新潮文庫

