みなさん、こんにちは。

 

家族4人でニュージーランドに移住して早7ヶ月。

暮らし方が変われば生き方も変わる。

 

今回から3回シリーズで

英語力ほぼ底辺の夫49歳、長女12歳、次女2歳の暮らしについて

レポートしたいと思います。

 

 

【夫49歳】

 

○語学力

 

中学生の時に英検3級を取得したという夫。

でも、彼の半世紀は英語と全く無縁の人生でした。

 

訳あって日本を離れる決意をし

ニュージーランドに来ましたが

言えるのは

ハロー、サンキュー、ソーリーのみ。

 

どれくらいの英語読解力があるか

簡単に言うと

英語の道路標識をかろうじて読むことができる程度。

 

食事の注文はおろか入国カードの記入も

何から何まで私任せで

そういったものには目も通しません。

 

英検3級は絵に描いた餅であります。


英語できなくても困ると感じることがないらしく

英語を勉強している姿は見受けられません。


 

◯仕事

 

そんな彼は

英語力がなくても

永住権保持者のパートナーワークビザ」を取得し

 

今は

モーテルマネージャー(私)の夫として

サブマネージャー的働きをしています。

 

客室清掃係が不足したときの

ピンチヒッターとして

すでにスタッフから

英語でオンサイトジョブトレーニングを受け

客室清掃もこなせるようになりました。

 

お客さんから英語で話かけられて

わからないとすぐに私を呼びますが

 

彼の素晴らしいところは

言葉ができないからといって

逃げも隠れもしないし

物怖じしないところです。

 

文章をどう組み立てようかと考えたりもしないので

間違いも気にしません。

 

23年半、営業マンとして勤め上げただけあって

度胸はあるし

人当たりはいいのです。

 

先月私が立ち上げたばかり会社は

代表者は永住権保持者でないといけないので

私が社長という肩書きですが

 

夫は株主(Shareholder)として

名を連ねています。

 

 

◯生活

 

英語ができなくても

ニュージーランドの運転免許証(普通自動車)を取得しました。

 

ニュージーランドの運転免許証はなんと

10年間有効

 

ニュージーランドの道路事情は

イギリス式で日本と同じ左側通行

距離もkm表示

 

同じ種類の運転免許を取得するにあたり

日本人は学科試験や技能試験は必要ありません。

 

日本の運転免許証の翻訳(私たちは日本総領事館に依頼)があれば、あっという間に受理され

一週間ほどで郵送されてきます。

 

 

また、働くにあたり

ニュージーランドでは

納税者番号(IRDナンバー)を取得しないといけないのですが

 

銀行口座を開設する際に

オンラインで取得。

 

日本を出る際に

転出届を出して

マイナンバーを返納してきたので

今は日本に納税義務はなく

ニュージーランドで納税していきます。

 

永住権保持者の家族として

永住権を申請しているので

無事に発給されたら

ニュージーランドの個人積立年金 Kiwi Saverも利用したいと考えています。

 

こういった申請はすべて

私が対応したのですが

離婚まで考えた相手なのに

私もつくづくお人好しだなと思います。

 

もう「家族」だからですかね。

 

 

◯趣味

 

マウンテンバイクが人気のニュージーランド。

 

自転車競技も盛んで

サイクリングコースもたくさん整備されています。

 

そのため、早くから目を付けたのが

マウンテンバイクという趣味。

 

リサイクルショップに何度か足を運び

60ドルで状態のいい中古のマウンテンバイクを購入しました。

 

それからというもの

バイク日和の休みの日には

一人で数時間

いい景色を探しに自転車で走りに行く趣味ができました。

 

 

日本では

スロパチとプロ野球(西武ライオンズ)中毒だった夫。

暇さえあれば食事中でもどこでも常に画面に釘付け。

(理解しがたく、受け入れがたく、残念すぎて何度も離婚を考えたのは言うまでもありません。結婚してから知りました...)

 

 

バイク天国のニュージーランドに来たのだから

これからも楽しんでほしいなと思います。

 

 

ちなみに

ニュージーランドに来ても

YouTubeはもちろん

VPNを繋げばTVerなどの日本のテレビ番組は

普通に見られるので


こちらに来てからも

日本の番組しか見ていません。


日本にいた時と同じように

新しいゲームが出れば

日本から持ってきたプレステ5とSwitchで

ゲームに興じています。



◯日課

 

私は仕事柄、なかなか外出できないため

 

・日本から連れてきた二代目愛犬るいの朝夕の散歩

・上の娘を車で学校に送り迎えすること

・下の娘を公園に遊びに連れていくこと+お昼寝のドライブ

 

以上が夫の日課となっています。

 

 

夫婦の立場が逆転したように

日本で私の役割だったことが

今では夫の役割です。

 

 

夫にしてみたら

外出したくなくてもそうせざるを得ないため

不満がチリツモ。

 

 

晴れた日のタウポ湖はそれはそれは美しいので

結果的にいい気分転換につながっていると私は信じたいのですが。

 

 

 

愛犬るいに関しては

NZに連れてくるのに100万円近くかかりました。

(昨今の燃油高騰と航空貨物の超過需要につき)

 

夫はそこにお金をかけるのか、と

ずっとブーブー言っていましたが

 

インド占星術で

夫には特に犬の存在が必要だと勉強したので

夫の反対を押し切って、あきらめずに連れてきました。

 

 

なぜ犬なのか…。

 

 

それは、「散歩」に秘訣があります。

そして、ご飯をあげてお世話をすること。

 

この二つが

夫の人生にプラスにつながるのです。

(いつかインド占星術で見るペットの犬の役割についてブログしますね)

 

 

夫は常々不満のようですが

人生が終わる頃に答え合わせができたらいいんじゃないかと思います。

 

 

性格の変化

 

アウェーのニュージーランドに来て

英語ができないがゆえに

仕事でも私生活でも裏方に徹してきた夫。

 

主役にはなれず

自分が思うような活躍ができないので

ストレスがたまり

また、気分にムラが多くなって

女々しくなってきたかんじがしています。

 

日本では営業職で

仕事柄、自己裁量で動くことができ

出張先で何日も一人の自由を謳歌できていたため

 

今は家にくくりつけられていることで

より鬱憤がたまっているようです。

 

人に指示されるのが嫌いらしいのですが

立場上、指示待ちせざるを得ないところもあり

ニュージーランドに来て

日本にいたとき以上に衝突することが多くなりました。

 

男性更年期もあるのかもしれないけど

50間近になって

大きく内面が鍛錬されているようです。

 

それはそれで

魂を成長させるいい機会だと私は思っているのですが

本人がそう捉えない限り

不満がたまっていくばかりでしょう。

 

 

◇◇◇◇

 

さて、いかがでしたでしょうか。

家族を連れて移住することは簡単ではありません。

 

いろいろなことがありますが、

ただ、プラスであると信じること。

それしかありません。

 

 

 

♪負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと。

ダメになりそうなとき、それが一番大事。

 

(「それが大事」 by 大事Manブラザーズバンド より)

 

 

それでは、また。