先日の蠍座満月。
月光浴で空を仰いでみたら、
頭の中に、平原綾香さんが歌う名曲 Jupiter が繰り返し流れ始めました。
Jupiter(ジュピター)とは木星のこと。
「夢を失うよりも悲しいことは、自分を信じてあげられないこと」
「望むように生きて、輝く未来を」
どの歌詞もダイレクトに心に響いてきます。
☆☆☆
このJupiterは、2004年にニュージーランドにいたとき、日本の友だちが私のために送ってくれたアルバムの中に入っていました。
このとき聴いた歌と、今あらためて聴き直すとでは、まったく歌詞の重みが違います。
「意味のないことなど、起こりはしない」
☆☆☆
これまでの私は、ことあるごとに自分に自信を失くしていました。
最初の挫折は、小1か小2のときの音楽です。
ピアノを習っていて音譜も読めたのに、一番いい評価ではなかったこと。
それしか取り柄がないと思っていたのに、それさえも評価してもらえず、
そこから、一気に自信をなくしていった気がします。
常に、自分の周りには私より「優れている」と思える人たちがたくさんいて、
たとえ私の読書感想文が、市の読書感想文に選ばれて冊子に載せられても、私からすると他の子の文章のほうがよいと思えて、自慢できるものではなかったし、
たとえ私の絵が、学校の写生大会で選ばれて廊下に張り出されても、隣に並ぶ絵のほうがはるかに上手で、「なんで先生こんな下手くそな私の絵を選んだの!?」と心底恥ずかしいだけでした。
家に帰れば、いつも一番に褒めてほしい存在の母や兄が私を認めず、褒めず、けなす毎日。何かがきっかけで、いつもお互いがきつい口調になり、私をこき下ろすばかりでした。
美術でエッチングを作ったときは、夜の街灯をイメージした作品に、「暗い」とか「もやしみたい」とか散々言われました。
(ちょうど昨日のブログで載せた、ムーミンのトレーのようなかんじでした)
中学で生徒会長になると、「名ばかりの生徒会長」と揶揄されるようになりました。
ニュージーランドの大学に合格したときに小論文で書いた「ジャーナリストになりたい」という夢は、「よく言うわ」「口八丁」などと笑われました。
私の「本気」は、いつも家族には軽く見られていました。
家族からすると、私は生まれながらに相当、生意気だったのですね(笑)。
兄妹だからという不平等も、男は家事を一切手伝わなくていい「男は免除」のルールも、おじいさんだから前の日に出たおかずを次の日には食べなくていいという「おじいさんは二日目のおかず免除」のルールも(子どもたちはイヤでも食べさせられるのに)、年齢や性別で差をつけられることに反抗する子どもでした。
親や兄は、「子どものくせに、えらそうな口をきくな」と、いつでも私をギャフンと言わせたかったのだと思います。
☆☆☆
数秘学のコンサルを藤城茉莉花さんから受けて知った自分の数秘。
私は、数秘「9」で生まれてきました。
9という数字の形は、杖をついている老人と言われているそうです。
たくさんの経験を積んで多くの智慧を持っていると。
だからこその、人道主義者で、博愛主義者で、平和主義者なのだと。
3月に入ってから私はふと、9について新たな発見をしました。
そういえば、お腹の赤ちゃんは、みんな9の形をしている!!と。
ということは、赤ちゃんは皆、胎内に智慧をもって宿るのではないかと。
それから間もなくして始まった朝ドラの第1週目に映った胎児の映像。
間違いないと言われている、と思いました。
年功序列が当たり前の家族間では、私のように「9」のまま生まれてきた人間は到底受け入れられなかったのではないかなと思います。
きっと、私は生まれてくる前にあらかじめ決めた人生設計のなかで、母や兄の「辛辣な」言葉や態度も、自信喪失も、「経験」として決めていたのだと思います。
私がそういう家族を選んで生まれてきただけのこと。
「意味のないことなど、起こりはしない」
親や兄が悪いのではないと、今となってそう強く思います。
☆☆☆
もし何かに自信をなくしていたり
自分には取り柄がないと思い込んでいる人がいたら
ぜひ立ち止まって考えてみてください。
自分が好きなこと、得意なこと。譲れないもの。譲りたくないもの。
そして、どんな自分でも、「良い面」を信じてあげてください。
自分を信じられないうちは、
誰もついてこないし、誰からも信じてもらえない。
心から「変わりたい」と願うなら、
まずはその気持ちを信じてもらえるように、行動から変えてみてください。
あなたの本気度が伝われば、たくさんの応援がやってきます。
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本日も長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
Jupiter
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