なんでこーゆー日に限って目覚まし鳴らないの!!
目を覚ましたらもう家を出る10分前
ご飯なんか食べずに慌てて着替えて、髪だけとかして家を飛び出した。
ーーせっかく君と写真が撮れるチャンスなのに。
最悪な1日のスタートだ。
ーーおはよう。
ーーあ、おはよう!
いろんな子とすれ違う。
ああ周りのみんなはもちろんかわいい。
巻き髪に、ちょっぴりメイクもしてて、ネイルなんかもしてたり。。
いいなあ。私なんて、、。
せっかくの一年に一度の行事なのになんてもったいないことをしたんだろう。
ーー個人競技始まるよー観に行こうよ!
ーーあ、うん、!
まあいいや、かっこいい姿が見れれば、、
急いで友達がいる方へ駆け寄った。
屋上へ向かう。
無意識に君を探していた。
ーーあ。
見ーつけた。
真剣な眼差し、本気で投げる君の姿。
かっこいい、いや、かっこいいんじゃないなんかもっと違うなにか、、
わかんないや。そんなことを考えてる私はもう君に夢中でしかなかった。
写真撮ろうよ!!心の中でしか言えない。何回も言った、でも全部声にならない声で。
そんなのなんの意味もないのに。
午後は騎馬戦がある。
私は勝手に心弾ませている。
だって、君は大将でしょ?
3クラスの中から選ばれたたった1人の大将でしょ?
みんなが君を応援している。
ーーでも私。応援なら、誰にも負けない自信がある。
ちょうど私の前を君が通った。
今だ、チャンスは今しかない。
ーーーがんばってね!!
あ。違う、それもそうだけど言いたかったことは違うの、写真を撮りたかったの。
君との思い出を作りたかったの、、
ーーー絶対勝つから。
君は無邪気な笑顔でそう私に言った。
いつもそんなに笑うタイプじゃないのに。
大将戦が始まる。
私は声が出る限り一生懸命応援した。
戦いは接戦。
笛が鳴る。君の頭には帽子が残っていた。
たちまち起こる歓声。
嬉しくて見ていると急に君が振り向く。
ーーあ、目が合った。
ありがとう。
そう言ってた。確かにそう言っていた。
今のは私に言った?今すぐにでも君のところへ行って聞きたい。そして、おめでとうを伝えたかった。
結局、写真も撮れず、おめでとうも言えず交わした会話はあの騎馬戦前の一言だけ。
あーあ。朝早く起きてれば、、もう少し私が可愛かったら、もう少し君との距離が近ければ、、
後悔ばかり募っていく。
でもいいの。これはきっと神様が来年に楽しみを残しておくために仕組んだ罠だから。
来年までにもっと可愛くなって、君と仲良くなって、今度は言うんだ。
「写真撮ろう」じゃなくて
「好き」ってね。
ーー早く着替えて打ち上げ行こーよ!
友達に言われて我に帰った。
私は慌てて更衣室に向かう。
なんで私はいつも慌ててるんだろ。
まあそんなことどーでもいいや\(^o^)/
ひとりごと。