レマルク、秦豊吉 訳 『西部戦線異状なし』
(新潮社) その3 となります。
前回のブログ記事は、以下の通りです。
レマルク、秦豊吉 訳 『西部戦線異状なし』
(新潮社) その2 アメーバブログ記事より
レマルク、秦豊吉 訳 『西部戦線異状なし』(新潮社) その2 アメーバブログ記事
目次です。
章の名称は、小生が勝手に付けたものです。
青色標記 は、今回新たに読み進めた章となります。
目次
一 . 戦場の食事,傷病兵の見舞い 5 (27)
二 . 戦友の長靴と別離,新兵教育 32 (22)
三 . 戦友の才能,班長への軍隊教育 54 (20)
四 . 砲弾,毒ガス弾砲撃を受ける 74 (33)
五 . 軽営倉,家鴨の蒸焼肉 107 (36)
六 . フランス軍との肉弾戦 143 (52)
七 . 195 (70) ☚今ココ
八 . 265 (15)
九 . 280 (45)
十 . 325 (55)
十一 . 380 (32)
あとがき 412 (8)
ここまで読み進めて思うのは、第一次世界大戦と言う時代背景もあるのでしょうが、戦いは接近戦となり、かなり生々しい表現、情景が描かれております。
太平洋戦争の戦記物の場合、かなり年数が経って、戦争の精神的外傷もだいぶ癒えてから書き綴ったものが多い事もあり、それほど生々しい記述はなされていないのです。
これは、日本人とドイツ人の違いもあるかも知れません。
また、第一次世界大戦である事、ヨーロッパの戦いと言う事も考慮に入れなくてはいけませんが、新兵教育が未熟なまま戦場に送られて、全く役に立たないという事例が語られています。
軍規も日本陸軍ほどではない…。
日露戦争当時と太平洋戦争当時の軍規、兵隊気質など。
もしくは、日本陸軍とドイツ陸軍の比較研究したものなどは、まだ読んだ事がありませんので、何とも言えないです…。
今までは、太平洋戦争(大東亜戦争)を主に戦記物を読んで来ましたが、ヨーロッパ戦線やその前の古い戦記物(小説も含めて)少しは読んでみようかと検討しております。
例えば、トルストイの『戦争と平和』とか、ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』とか名作がありますので、死ぬ前にとか…。
厳選して読んでみようかと思います。
今回はここまでです。