三郷市と鳰鳥〘におどり〙 におどり公園案内図
についてです。
① 三郷市と鳰鳥〘におどり〙
2023.12.21(木)撮影
こちらが、【三郷市と鳰鳥〘におどり〙】についての説明板です。
三郷市 におどり公園内にあります。
似たような構図でもう一枚撮影。
正面からの構図。
若干手前に接近して撮影。
更に接近して、分割撮影したものです。
こちらは、説明板の右側ですね。
左側となります。
更に接近して撮影。
『世の中の文字は小さ過ぎて読めないっ!!』
と、怒りの渡辺謙さんが現れないように、文字を読めるようにしました。
文字を中心に撮影。
三郷市と鳰鳥〘におどり〙
「におどり公園」の「鳰鳥」とは,「カイツブリ」の古名であるとされています.
「カイツブリ」は,昔から三郷市内の河川に多く生息している水鳥で,平成十七年に市の鳥として制定されました.
現在では,市のマスコットキャラクターとしても親しまれています.
また,万葉集 巻十四には,次の歌が収録されています.
爾保杼里能 可豆思加和世乎 爾倍須登毛
曽能可奈之伎乎 刀爾多弖米也母
(【読み下し】にほ鳥の 葛飾早稲を
にへすとも そのかなしきを 外に立てめやも)
この歌を現代語に直すと,「(にほ鳥の)註
葛飾早稲を 捧げて忌み籠る夜だけれども,
あの私の恋しい人を 外に待たせておけようか」となります.「葛飾早稲」とあるのは,三郷市域を含む葛飾には,古くから早稲の産地があったことからだと考えられ,歌の意味としては,収穫した早稲米を神に捧げて忌み籠る夜なので,自分一人家に残り,他の人を入れるわけにはいかないけれども,恋人が訪ねてきた.そのまま外に立たせておくことはできない,という恋の歌です.新穀を神に捧げる神事は,新嘗祭として古来より知られていますが,この歌からは,一般家庭においても,このような神祭りがあったことがうかがえます.
なお,三郷市早稲田にある丹後稲荷神社(早稲田八−十七−八)には,この歌の碑があり,「万葉遺跡 葛飾早稲産地」として,埼玉県の旧跡に指定されています.
註 「鳰鳥の」は,葛飾の枕詞(鳰鳥が水に潜〘かず〙き,長く潜ることから「葛飾(かづしか)」に掛かる)
(参考.『三郷市史』第一巻)
2023.12.21(木)撮影
丹後稲荷神社にある歌碑の説明箇所を撮影。
② におどり公園案内図
正面からの構図。
これ以上は分割拡大しても読みづらいので、ここまでとします。
以下、❝「におどり」ってどんな鳥 ❞
のみ書き写しました。
他の説明書は、
『文字が小さ過ぎて読めないっ!!』
と言われても、塩対応 となります。
におどり公園案内図
「におどり」ってどんな鳥
"におどりは,カイツブリの別名で,クチバシの付け根が黄色く, 夏羽は首すじが赤茶色になり,冬羽は首すじが茶褐色となるのが特徴.体長は25cm程度,潜水が得意で,主に水中で小魚などを食べ,水草や落葉などを積上げて浮巣をつくります.ヒナ鳥を背中に乗せているのも特徴の一つで,水面を泳いでいる姿はとても微笑ましいものです.
平成17年1月1日,「市の鳥」にカイツブリが制定されました."
三郷市 におどり公園にて
2023.12.21(木)撮影
今回はここまでです。