芥川竜之介紀行文集 (岩波書店)
『芥川竜之介紀行文集』 (岩波書店) の紹介です。
『芥川竜之介紀行文集』
岩波書店 ウェブサイトより
芥川竜之介紀行文集
岩波書店 ウェブサイトより、目次を紹介します。
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目次
Ⅰ
松江印象記 7 (7)
軍艦金剛航海記 14 (14) ←今ココ
京都日記 28 (8)
槍ケ岳紀行 36 (9)
長崎 45 (2)
長崎小品 47 (8)
長崎日録 54 (5)
軽井沢日記 59 (3)
軽井沢で 62 (7)
Ⅱ
上海游記 69 (70)
江南游記 139 (101)
長江游記 240 (15)
北京日記抄 255 (21)
雑信一束 271 (8)
注解(山田俊治) 279
中国関連地図 372
解説(山田俊治) 375
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「松江印象記」は、早速読みました。
芥川竜之介の紀行文集と言う事で、小説の方は新潮文庫で粗方読了しましたが、岩波文庫はまだ未読の書籍がありそうです。
本書は見かけていない感じ?と思い、ページをパラパラと捲りますと、どうやら読んだことがなさそうなので早速購入しました。
気が変わるといけないので、小林秀雄氏の『ドストエフスキイの生活』は、猛烈な睡魔に襲われつつも、どうにか読了させました。
「しました。」ではなくて、「させました。」だから、もう強制終了っぽいです。
最後は講演会速記録?のような内容だったため、どうにか読了しました。
本書についてですが、最初に目次を紹介しましたが、最初の4分の1くらいが国内紀行文。
あとの4分の3は、中国大陸紀行ですね。
先に「解説」から少し引用しますと、本書378頁には、以下の通り記載されています。
『一九一九(大正八)年三月に海軍機関学校を退職した芥川は、大阪毎日新聞社に入社して執筆活動に専念する。その二年後の一九二一(大正一〇)年三月、『大阪毎日新聞』の海外視察員として中国に特派されることになった。その紀行文が、後に『支那游記』(一九二五年一一月、改造社)としてまとめられる中国紀行である。』
とのことです。
小生は、中国の事についてはあまり知らない為、
明治から戦前の昭和にかけて活躍した小説家の中国紀行は大変興味があります。
日中戦争についても、学校教育ではうやむやにされて、あまり教えられていない為、余生をそのような歴史を学ぶのに費やすのも良い事かなと思っております。
谷崎潤一郎の『上海交遊記』(みすず書房)も、読んでみたいと考えております。
今回はここまでです。