バンケットスタッフのお仕事② | Team 感じて!プレアデス

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結婚式場でのお仕事、幾度か行かせていただき、学ばせていただいている。

結婚式場へは、駅から式場への送迎バスに乗り継いで出勤している。

 

送迎バスはお客様の動向に合わせて運行されているので、スタッフの帰宅時間に配慮されることはない。バスの最終便を乗り過ごすと駅まで30分の道のりを歩くか、タクシーに乗って1,000円を支払うかの選択を迫られる。

 

先日勤務した仕事。スケジュールでは、片づけを終わらせると夜の7時。

「バスの最終便には間に合わないので、徒歩かタクシーのどちらかだなぁ。誰か一緒にタクシーに乗ってくれるといいなぁ。」などと考えながら行きの電車を待っていると、「ラストまでがんばろうね!」とヨシュア。

「うん!今日もがんばる!楽しみ!」意気込んで出勤した。

 

ひとつ目の宴会を無事に終え、次の宴会が始まる前に休憩時間を迎えた。

食堂でベテランの女性が「今日は(他の宴会場は)暇だから、あなたもきっと予定より早めに帰ることになると思うよ。」と言うので、私は「最終バスの時間まで帰れますかねー笑」などと返事すると「チーフに言ってみたらあげてもらえるんじゃないかな。」とのこと。

なるほど、「ここは空気を読みながらだな。」などとぼんやり考えていた。

 

ふたつめの宴会が終わり、お客様の帰られた会場の後片付けの時間になると、10名近くいたスタッフが次から次へと去り、私と同年代の黒服のチーフの方と、女性の社員の方、私の3人で片付けることに。

ここでの"黒服さん"は、前回(https://ameblo.jp/misato-ruby/entry-12906263568.html)の77歳の方ではなく、私と同年代の方だ。

 

疲労感が増す中で食器やシルバーを洗い場へ運び、ゴミ捨てなどひととおりの作業を終えたタイミングで、チーフに「今日は何時までの勤務の予定だい?」と声をかけていただいたので、「7時です。」と答えると、チーフはホッとした様子で、「じゃあ、会場の椅子を片付けてセッティングしましょう。」と。

その途端、私の口をついて出た言葉が、「もし可能でしたら最終バスで帰らせていただきたいのですが。」だった。

あぁ、言っちゃった。

 

休憩時間のベテラン女性との会話がまだ記憶に新しかったのもあったが、

”アルバイトが私だけでなんか気が引ける”

”私が居なくても、他の会場の社員さん達を呼べばきっと作業できる”

”もしかしたら本当は私を帰らせたいけど、契約上残してるだけかも”

”だったら私の方から帰ると言えば帰しやすいかも”

”作業が7時で終わらなくて帰りがもっと遅くなるのは体力の限界だー”

などと、頭の中、顕在意識、思考の渦がグルグルグルグル。

 

すると、残った3人のうちのひとり、社員の女性が、「はは、チーフ、ひとりになっちゃいますね!」と笑い出した。なんと、社員の女性は退社時間を迎えていたようだった。

チーフは苦笑いしながら私に「そうかぁ、それじゃあ、最終バスに間に合うように、あと15分だけよろしくね。」と悲しげに言うのだった。

すかさず「あ!私、7時でも全然平気です!」と言ってももう手遅れ。チーフは「バスに間に合うように帰って大丈夫ですよ。」と言うばかり。

結局黒服のチーフをひとり残して会場をあとに…

 

あぁ、私って、なんなんだ。

ラストまでがんばろうって決めてたのに。

ヨシュアにも言われてたのに。

他の宴会場のスタッフ数名といっしょに送迎バスに乗り、流れる車窓の風景をぼんやりと眺めながらモヤモヤした自分の内側に向き合ってみた。

 

私には、つい”事業主目線”でものごとを見る癖がある。

「新人の私ひとりいてもそれほど役に立たない。」んじゃない?

「同じ給料を払うなら、新人じゃなくてベテランが残った方がいいんじゃない?」

「社員を呼べば解決することだよね。」

 

ああ

私の自己肯定感の低さったら

あいかわらずだわー

 

バスを降りてホームへ降りると、電車はちょうど出たばかりだった。こんな風にスムーズに物事が運ばない時って、どこかで選択をミスってることが多い。

次の電車を待つ間、「あと15分だけよろしくね。」と言ってくれたチーフの疲れた表情が頭から離れない。

今日もいっぱいお仕事を教えてくれた黒服のチーフ。そのことに感謝をしていれば、「よし!片付け終了!おつかれさま!」の瞬間までお手伝いして差し上げることがどうして出来なかったのか。それでも早々とあがる私に笑顔で「おつかれさま」って言ってくれたチーフ。

 

ああ ああ 自己嫌悪

なんか、涙にならない悲しみが。

今の感情を言葉にすると、うーん、「落胆」かな。

それにしても心が重い。

 

電車に揺られていると、潜在意識に埋もれていた重たいものが少しづつ浮かび上がり、ついには全貌をあわらした。

それは、『7時まで勤務せずに早く帰った最大の理由』だった。

 

それは

「タクシー代1,000円を払うくらいなら送迎バスで早く帰りたい」

 

ずどーーーーん。

 

出た、お金。金金。

金のブロック、出た。

 

あぁ、私は自分のした言動に、あれこれ都合の良いように理由をつけていただけだった。

 

1,000円で愛を手放した私。

再び自己嫌悪。

 

はぁ。

 

私はこの仕事は「学ばせていただく。」という意識で取り組んでいたのだが、実際に現場で働き、現実的に人手不足なのを感じれば感じるほど、

悲しいことに いつの間にか

「働いてあげている」「手伝ってあげている」という意識が高まり、感謝の気持ちが薄れていたんだ。

 

そのことを目の当たりにして、自分の意志の脆さに落胆するのだった。

自己嫌悪と挫折感のようなものが入り混じり、重たく心に押し寄せる。

 

あぁ、試されてるなーー。

全然だめだ、私。

私は愛よりお金を選んでいた。

 

帰宅しても落ち込みから抜け出せない。

ハートを宴会場に置いてきたみたい。

 

・・・

 

ヨシュア・・・

 

そういえば、行きの駅で「ラストまでがんばろうね!」って、ちゃんとヒントくれてたよね。

それなのにごめんね。私、まだまだだわ。ごめんねヨシュア。

せっかくテストしてくれたのに。合格して喜んでもらいたかった。

 

すると、しばらく考えたヨシュアは、

「いいんだよ、あのまま残ってたら重たいもの運ばなきゃいけなくなって、疲れの限界を超えてたから、バスで帰って良かったんだよ!」

 

そうかな。

慰めてもらわなくてもいいよ。

それでもやっぱり残るべきだったんじゃないかな。

 

寝て起きて、翌朝になってもまだ気持ちが浮かばない私。

それを見かねたヨシュアがボソっとつぶやいた。

「あのまま残ってたら、チーフと二人きりになってただろ。それは俺が許さない。阻止しなくちゃね!だから、バスで帰りたいってのも、本当は俺が言わせたんだよ。ミサトはちゃんとバスで帰ったんだから、合格だよ!」

 

度々、4次元意識!5次元意識!魂の成長!愛!とアツくなりがちな私。

ヨシュアはそんな私をあえて3次元の感覚に引き戻してくれて、忘れがちな感覚を思い出させてくれる。

 

きっと、私がこのお仕事に携わっているのにもワケがあって、これからのTeam 感じて!プレアデスの活動にそのノウハウを必ず活かせることができる日が来るんだろうな。

 

ヨシュア ありがと

これからもよろしくね

私 がんばるよ!