ストロベリームーンなのに赤くない? | [みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

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みさと天文台は和歌山にある紀美野町立の天文台です。友の会は星とみさと天文台を愛する人の集まりで、ボランティアで出張観望会を開催したり、天文台でのイベントを魅力あるものにする為に活動しています。 友の会に入会すると、みさと天文台の機関誌が毎月送られてきます。

昨日はストロベリームーンでした。

© ロケットニュース24 提供

ネット上で「赤いストロベリームーンを見逃すな!」

みたいな記事が独り歩きしています。

アメリカ圏の6月の満月の呼び方で、6月はイチゴの収穫時期であり、丁度その頃に月が紅くなることが多いことからそう呼ぶようになったようです。

友人からも「月が赤くないけどどうなっているの?」と問い合わせがありました。

 

太陽が沈むときに夕焼けになるように月も地平線付近では赤く見えます。

夕焼けも綺麗に赤くなる時とそうではない時がありますがこれは大気中のチリの量が関係しています。

つまり大気中のチリが多いと太陽光の中の短い波長が吸収されて長い波長(赤い)だけが透過して太陽が赤く見えます。

同様に月も地平線付近のチリの量が多いと赤く見えます。

最近、大陸から色んなものが飛んで来ているので夕日や月が色が付いて見える事が多いのですがこれって余り喜ばしい事ではありませんねぇ~