全国中高生対決木星写真コンテスト(報告・その1) | [みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

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みさと天文台は和歌山にある紀美野町立の天文台です。友の会は星とみさと天文台を愛する人の集まりで、ボランティアで出張観望会を開催したり、天文台でのイベントを魅力あるものにする為に活動しています。 友の会に入会すると、みさと天文台の機関誌が毎月送られてきます。

2月の上旬から募集をしていた中高生対象の木星の写真コンテストが昨夜ありました。

http://ameblo.jp/misaten-tomokai/entry-12128071829.html

昨夜は橋本高校の生徒さんと先生が来られたので友の会を代表してアシスタントとして参加してきました。みさと天文台に到着したら既に学生さんたちは山内研究員からパソコンで色々説明を受けていました。

     その様子を撮る矢動丸台長↑
その後、実際に大型望遠鏡に移動して、みんなで協力して口径の絞りを装着・・・

 昨日は天気予報では曇りのち雨の下り坂と言われていましたが撮影開始頃は奇跡的に薄曇りで木星が良く観えました。

大型望遠鏡は口径が大きい分、大気の揺らぎで画像がモヤモヤになってしまいます。

そこで口径絞りを入れて光量を制限してシャープな画像を撮ろうというのが今回の狙いです。


意外な事かもしれませんが晴れて星が良く観える夜は大気の揺らぎが大きく、少し曇っているくらいの日の方が揺らぎが小さいのです。

昨夜はシーイングがかなり良かったのでこの後、絞りを外して全開で撮影に臨みました。

この後は暗くして木星の写真を500枚ほど撮影し、補正用のダーク画像などを撮って終了しました。

撮影終了後頃にはすっかり曇ってしまい、あと30分開始が遅かったらアウトでした。


後日、500枚の中からシャープな画像を選び出したり重ねたり、引き算したりの画像処理作業が待っています。もうひと仕事ありますね(笑) 関係者の皆さん、お疲れ様でした。

素敵な写真が出来ると良いですね!