毎週日曜日の14時くらいから、和歌山放送ラジオ ラジオカフェ( パーソナリティ:赤井ゆかりアナ)にみさと天文台の研究員が順番に生で出演し、10分程度ですが楽しい星のお話をしています。その日に見える星空・星座、これから起こる天文現象、天文台でのイベント予告など、内容は様々だそうです。ただし、特番などにより中止になることもあるそうです。
先日(11月22日)の放送内容は・・・
<みさと天文台・星空倶楽部通信>~ 南の一つ星を探そう ~
◆季節の話題
だいぶ秋が深まってきた。
天文台の庭の銀杏も黄色く色づき、はらはら散り始めている。
夜の星を見る会は寒いので、昼間に暖かくても防寒は怠らずに。
◆秋の唯一の1等星
前回ペガススをご紹介した際、秋は星空が少しさびしいとも。
夏には1等星が夏の大三角を含んで合計4つ、冬には7つ。
秋には1等星がたった一つ(フォーマルハウト)。
◆フォーマルハウトの探し方
ペガススの首と前足が伸びる場所の星を繋いで下(南)へ。
今晩夜8時には、ほぼ南の空、地上からの高さが25度。
◆みなみのうお座
フォーマルハウトは、みなみのうお座の1等星。うお座ではない。
みずがめ座から水が、みなみのうお座の口(フォーマルハウト)へ流れ込むような星座絵。
◆写真に撮られた系外惑星
地球から約25光年と比較的近くなので細かい観測が可能。
ハッブル宇宙望遠鏡の観測で、惑星の姿が史上初めて撮影された。
惑星は木星質量の3倍以下で、半径170億kmの軌道を870年で公転。
◆南の一つ星
フォーマルハウトは秋の一つ星や南の一つ星と呼ばれる。
秋の唯一1等星フォーマルハウトを探してみませんか?
「南の一つ星」が歌詞に出てくるのが今井美樹の「プライド」。
この曲をお送りしました。