太陽系で一番内側の軌道を周っているのは水星です。
地球より内側の軌道を回っている惑星を内惑星、外側は外惑星と呼んでいます。
内惑星(水星、金星)は、太陽に近いので中々見るチャンスがありません。
実際には昼間の空で太陽の近くに浮かんでいるですが空が明る過ぎて見えません!
望遠鏡を使えば見る事が出来るのですが直ぐ側に太陽があるので危険です!間違って見てしまうと失明してしまいます。そういう訳で水星や金星の観察は日没ころから開始して下さい。(もしくは日の出まで)
上の図で分かるように太陽の周りを回る惑星には太陽が半面しか当たりません。それを地球からみるとお月様のように欠けて見えます。
肉眼では光る点にしか見えませんが望遠鏡を使えば欠けているのが分かります。
最近、水星が上図の「東方最大離角」に近づきつつあります。 太陽の近くなので夕方の低い空に見えます。正確には9月22日が「東方最大離角」になりますが今夜でも晴れれば見えるはずです。日没直後に西の空の低い処に水星を探してみて下さい!