イプシロンロケットは宇宙航空研究開発機構(JAXA)が鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げを計画している新型固体燃料ロケットです。
内之浦といえばはやぶさを打ち上げた宇宙開発の聖地なのでご存じの方も多いと思います。
イプシロンは全長24・4メートル、直径2・6メートル、重さ91トンの3段式でロケットとしては小型です。
宇宙開発は世界的にはコストダウン競争になっています。
日本が誇るH2Aロケットの両側に着いている個体補助ロケットを1段目にそのまま転用し、2006年に引退したM5ロケットの技術を流用する事で大幅な開発コストダウンを実現してイプシロンは出来ました。
それ以外にも打ち上げ前に自らを自動点検する「人工知能」の導入や新型のコンピュータを使う事によりシステムの簡素化、コストダウンに成功したそうです。
今回はロケットの先端に地球を回りながら惑星の大気や磁気を観測する惑星分光観測衛星を搭載しているそうで打ち上げは27日午後2時頃の予定です。