6月16日皆既月食まであと1日 | [みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

[みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

みさと天文台は和歌山にある紀美野町立の天文台です。友の会は星とみさと天文台を愛する人の集まりで、ボランティアで出張観望会を開催したり、天文台でのイベントを魅力あるものにする為に活動しています。 友の会に入会すると、みさと天文台の機関誌が毎月送られてきます。

6月16日の早朝に皆既月食があります。

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この日の日の出が4:47、月の入りが4:49です。

観望会を開催する寺山スカイパークの高度が高いので0°以下の太陽が見える事と大気の浮き上がりがあるので月と太陽が同時に見えるはず・・・

今回は完全に欠けた状態で沈む「月入帯食(げつにゅうたいしょく)」になります。3:22に欠けてはじめ4:22頃に皆既になり、太陽が昇るとともに(厳密には太陽が出た後に)西の地平線に沈んでゆきます。

皆既月食が終わって月に太陽が当たり出した時に

「月と地球と太陽が一直線」

になっているから地球上で朝日をこんなふうにすると・・・
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月面にこんな影絵が映し出されるかもしれません・・・

但し、月面にこんなのを映そうとしたらこの手の大きさは数十kmの大きさになるだろうなぁ~と、みさと天文台の研究員の小澤さんに笑われました。

これが見える処でN■Kの大科学実験でやってくれないかなぁ~(笑)

(今回、和歌山では皆既月食の状態で沈むのこの実験はできません!)

因みに月面の物体(影絵)を地球上の望遠鏡から見た場合の見え方は次のようになっているそうです。

天体望遠鏡の口径等       分解能       最小可視物体

 口径6㎝               1.93秒角           4㎞
 口径50㎝              1.5秒角             3㎞
 口径1m                1秒角              2㎞
 口径105㎝(シュミット望遠鏡) 0.75秒角           1.4㎞
 口径8.2m(すばる望遠鏡) 0.2~0.3秒角     0.4㎞ (400m)

月面に400m以上の影絵を投影するのはN■Kの資本力をもってしても駄目か?


この日、3:22に偶然ですが近畿地方の上空をISS(国際宇宙ステーション)が通過します。

3:22に北西の空に現れ、3:25に最大高度77°、3:27に南東の空に消えていくそうです。

http://kibo.tksc.jaxa.jp/#visible

(表の上の日付を6/16 3:21を選択してください)


今回、みさと天文台友の会では寺山スカイスポーツ基地で皆既月食観望会を開きます。

http://ameblo.jp/misaten-tomokai/day-20110606.html

当日の集合時間は午前3時です。一緒に観望を希望される方は予め

みさと天文台友の会事務局 073-498-0305 までご連絡下さい。