和歌山も南海地震がいつ起きるか分からない状態です。
実は和歌山という場所は昔から津波には何度も襲われて甚大な被害が出ている場所です。
隣町の海南市の熊野古道の汐見峠(しおみとうげ)には「呼び上げ地蔵」というお地蔵様が祀られております。
http://www.asahi-net.or.jp/~pf8k-mtmt/kodoh/kainan/matusiro.htm
安政二年(1855年)の大地震は夜中に来たそうで海南の村も津波に襲われました。真っ暗な海を漂っていた村人にはどちらが陸なのか海なのか分からなかったそうです。そんな時、ある処から光が射して見たことのないお坊様が手招きをしていたそうです。その光の方向に泳いだ村人は汐見峠(陸地)に辿り着いて助かったそうです。
それまで粗末な祠(ほこら)だったお地蔵様はその後、立派な祠に建て替えられて現在に至っています。
(画像はネット上で紹介されているHPから拝借しました)